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生しいたけ 年明けも買う世帯は12月の8割超

  • 2026.10.16

二人以上の世帯の家計調査で、生しいたけを買った世帯の割合は、年明けの1・2月も12月の0.83〜0.87倍で、3〜11月の平均を4回の冬とも上回りました(2022〜25年の12月と翌1・2月)。干ししいたけは12月の0.31〜0.35倍に下がり、ほかの月並みに戻ります。52市の回数では、1・2月が12月を上回った市はなく、熊本市0.67倍から奈良市0.95倍まで分かれました。

総務省の家計調査で二人以上の世帯(単身の世帯は入っていません)を見ると、その月に生しいたけを買った家庭は12月に52.4〜54.8%、年が明けた1・2月は平均44.7〜45.6%でした(2022〜2025年の12月と、それぞれ翌年の1・2月)。1・2月は12月の0.83〜0.87倍で、3〜11月の平均より多いままです。
同じしいたけでも、干ししいたけは12月に10.0〜10.8%まで増えたあと、1・2月は3.3〜3.7%と、12月以外の月と同じくらいに戻りました。
鍋や汁物に使うきのこが、12月の山のあと年明けの冬にどう買われているか。しめじ・えのきたけとも並べて、全国と52市の数字で見ていきます。

1・2月に生しいたけを買う世帯 12月の0.83〜0.87倍で3〜11月より多い

二人以上の世帯のうち、その月に生しいたけを1回でも買った世帯の割合を、12月と、年が明けた1・2月の平均で比べました(編集部の計算)。
・2022年12月 52.4% → 2023年1・2月 45.4%(0.87倍)
・2023年12月 53.1% → 2024年1・2月 44.7%(0.84倍)
・2024年12月 54.8% → 2025年1・2月 45.5%(0.83倍)
・2025年12月 54.6% → 2026年1・2月 45.6%(0.84倍)
1・2月の割合は、同じ年の3〜11月の平均と比べると1.09〜1.16倍で、4回の冬とも上回りました。
月ごとに見ると、10月・11月・1月・2月の16か月はどの月も44.4〜48.6%、12月は4回とも5割台です。1年で割合が最も低い7月は31.8〜34.2%でした(2022〜2025年)。12月が山になったあとも、2月までは10・11月に近い水準が続いています。
12月に生しいたけの支出が1年で特に多くなる点は、統計局の家計ミニトピックスでも取り上げられています(2015〜2017年の平均)。この記事では、その山が年明けにどこまで残るかを見ています。

干ししいたけを買う世帯は12月に約1割 1・2月は12月の0.31〜0.35倍

二人以上の世帯で干ししいたけを買った世帯の割合は、12月が10.0〜10.8%です。2022〜2025年の12月以外の44か月は2.3〜4.6%で、1年のうち、12月だけが飛び抜けて高い月です。
・2022年12月 10.0% → 2023年1・2月 3.4%(0.34倍)
・2023年12月 10.6% → 2024年1・2月 3.3%(0.31倍)
・2024年12月 10.7% → 2025年1・2月 3.7%(0.35倍)
・2025年12月 10.8% → 2026年1・2月 3.5%(0.32倍)
1・2月の割合を同じ年の3〜11月の平均と比べると0.94〜1.15倍で、上回る冬も下回る冬もありました。12月の0.31〜0.35倍まで下がり、ほかの月と同じくらいに戻る形です。生しいたけの0.83〜0.87倍とは、年明けの残り方が大きく違います。
家計調査では、干ししいたけは「生しいたけを乾燥させたもの。きざみも含む。」として、生しいたけとは別の項目で集計されています。

しめじは1・2月も12月並み 生のきのこで差が大きいのは生しいたけ

二人以上の世帯で、ほかのきのこを買った世帯の割合も同じ方法で計算しました。1・2月の平均÷12月(4回の冬)は次のとおりです。
・しめじ:0.98〜1.01倍
・他のきのこ:0.96〜1.02倍
・えのきたけ:0.91〜0.98倍
・生しいたけ:0.83〜0.87倍
・干ししいたけ:0.31〜0.35倍
4回の冬を合計して割ると、しめじ1.00倍、他のきのこ0.99倍、えのきたけ0.94倍、生しいたけ0.84倍、干ししいたけ0.33倍です。
しめじと他のきのこ(生しいたけ・しめじ・えのきたけのどれにも入らないきのこ類)は、1・2月も12月とほぼ同じ割合で買われています。えのきたけは12月が3〜11月の平均の1.28〜1.40倍と、生しいたけ(1.26〜1.40倍)と同じくらい伸びますが、1・2月は12月の0.91〜0.98倍でした。
生のきのこの中で、12月と1・2月の差が最も大きいのが生しいたけです。それでも干ししいたけのように、ほかの月並みまでは下がりません。

52市とも1・2月の回数は12月未満 熊本市0.67倍・奈良市0.95倍

二人以上の世帯の生しいたけの購入回数を、都道府県庁所在市と政令指定都市の52市(東京都区部を含む)で、4回の冬の合計にして比べました。1・2月の平均÷12月は、熊本市の0.67倍から奈良市の0.95倍まで。52市とも1を下回り、1・2月が12月を超えた市はありませんでした。
一方で、1・2月の平均は51市で3〜11月の平均を上回りました。下回ったのは金沢市(0.99倍)だけです。
同じ計算で、1・2月が12月と同じかそれ以上になった市は、えのきたけで8市、しめじで24市ありました。生しいたけは、どの市でも1・2月が12月を下回る一方、ほとんどの市で3〜11月より多い回数が続いている形です。
市の比較は、1か月の家計簿が少ない市(66世帯)でも年ごとのぶれが小さくなるよう、4回の冬の回数を足してから割りました。

よくある質問

生しいたけは、秋の10・11月と年明けの1・2月のどちらが多く買われていますか

二人以上の世帯の100世帯あたりの購入回数で比べると、10・11月の平均が89.5〜93.5回、翌年1・2月の平均が85.0〜87.5回で、4回とも10・11月のほうがわずかに多くなりました(2022〜2025年の10・11月と、それぞれ翌年の1・2月)。買った世帯の割合はどちらも4割台です。

生しいたけの100gあたりの値段は、12月より1・2月のほうが安いですか

二人以上の世帯の平均価格で比べると、12月は143.03〜156.73円、翌年1・2月の平均は136.79〜149.12円で、4回の冬とも1・2月のほうが低い値でした(2022〜2025年の12月と、それぞれ翌年の1・2月)。

まとめ 年明けの冬も多い生しいたけ 12月で終わる干ししいたけ

二人以上の世帯で生しいたけを買った世帯の割合は、12月に5割台まで上がり、1・2月もその0.83〜0.87倍と、3〜11月より多いまま冬が続きます。52市でも、1・2月の回数が12月を上回った市はありませんでした。
干ししいたけは12月に約1割まで増えたあと、1・2月は12月の0.31〜0.35倍と、ほかの月並みに戻ります。しめじは1・2月も12月とほぼ同じ割合で買われていました。
同じしいたけでも、生と干しでは年明けの買われ方がこれだけ違います。

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