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冬に回数が伸びるのは油揚げ・がんもどき 豆腐は月平均並み

  • 2026.10.15

二人以上の世帯の家計調査で、冬の3か月(1・2・12月)に豆腐を買った回数は、2022〜2025年の各年とも月平均の0.98〜1.01倍でした。油揚げ・がんもどきは1.11〜1.12倍に増え、52市のうち51市で冬が月平均を上回ります。豆腐の購入量は冬が4年とも月平均を下回り、多いのは7〜9月です。

二人以上の世帯(単身世帯は含みません)の豆腐の購入回数は、冬の3か月(1・2・12月)の平均で、その年の月平均の0.98〜1.01倍でした(総務省の家計調査・2022〜2025年の各年)。冬だけ多く買われている、という数字にはなっていません。
同じ大豆の加工品でも、油揚げ・がんもどきは冬の3か月が月平均の1.11〜1.12倍になり、都道府県庁所在市と政令指定都市の52市(東京都区部を含む)のうち51市で冬が月平均を上回っています。
湯豆腐や鍋、汁物など、冬の普段の料理にも出てくる豆腐。1年の中での冬の買われ方を、油揚げ・がんもどき、納豆と並べました。

冬の3か月の購入回数 豆腐は月平均の0.98〜1.01倍 油揚げ・がんもどきは1.11〜1.12倍

二人以上の世帯の100世帯あたりの購入回数について、1・2・12月の3か月の平均を、同じ年の12か月の平均で割りました(編集部の計算)。
・豆腐:0.98〜1.01倍
・油揚げ・がんもどき:1.11〜1.12倍
・納豆:0.96〜0.98倍
豆腐は4年とも0.98〜1.01倍の幅に収まり、冬に回数が伸びる品目ではありませんでした。納豆も冬の3か月は月平均をわずかに下回ります。
2月は28日(2024年は29日)で、ほかの月より日数が少なくなります。各月の回数をその月の日数で割ってから同じ計算をしても、豆腐は0.99〜1.02倍、油揚げ・がんもどきは1.13〜1.14倍で、2品目の違いは変わりません。
油揚げ・がんもどきの回数が1年で最も少ないのは、4年とも7月か8月でした。最も多い月は年によって11月・12月・1月に分かれます。油揚げ・がんもどきへの支出が10〜12月に多いことは、総務省統計局が2006〜2008年の平均で紹介しています。

豆腐の購入量は冬の3か月が4年とも月平均の0.93〜0.97倍 多いのは7〜9月

二人以上の世帯の1世帯あたりの豆腐の購入量は、統計表では「丁」で数えます。1年の合計は81.5〜84.0丁でした(2022〜2025年)。
1・2・12月の平均を同じ年の月平均で割ると、0.94・0.93・0.96・0.97倍で、4年とも1を下回りました。日数で割ってから計算しても0.95〜0.98倍です。
1年で最も多い月は、2022年が7月、2023年が8月、2024年と2025年が9月でした。最も少ない月は2022〜2024年が2月、2025年が4月です。
一方で、その月に豆腐を1回でも買った世帯の割合は、48か月のどの月も88.3〜91.3%でした。1・2・12月も88.5〜91.3%で、冬に買う世帯が減っているわけではありません。
豆腐への支出が夏場に多いことは、総務省統計局が2004〜2006年の平均(8月が最多)で紹介しています。2022〜2025年の購入量でも、1年の山は7〜9月にありました。何の料理に使ったかまでは、家計調査からは分かりません。
統計表の購入量(丁)は、各世帯が書いた丁数をそのまま足したものではなく、金額と数量を両方調べている世帯から求めた1丁の平均価格で、支出金額を割って出しています。家計調査の「豆腐」には焼豆腐が入り、凍み豆腐、ごま豆腐・卵豆腐は別の項目です。「油揚げ・がんもどき」には薄揚げ・すし揚げ・生揚げ・厚揚げ・揚げ豆腐も入ります。

52市のうち51市 冬に油揚げ・がんもどきを買う回数が月平均を上回る

二人以上の世帯の油揚げ・がんもどきの購入回数は、52市のうち51市で、冬の3か月が月平均を上回りました(2022〜2025年の4年分を足して計算)。下回ったのは札幌市(0.96倍)だけで、最も大きいのは大津市の1.25倍です。1年ずつ数えても、上回った市は46〜50市でした。
豆腐は宇都宮市・福井市の0.92倍から大津市・高松市の1.07倍までで、月平均を上回ったのは22市です。日数で割ってから計算すると32市、1年ずつでは20〜26市になり、市によって冬が上にも下にも振れます。納豆は月平均を上回った市が4市(日数で割ると9市)でした。
10地方では、油揚げ・がんもどきは北海道地方が1.03倍で最も小さく、ほかの9地方は1.08〜1.20倍です。豆腐は10地方とも0.98〜1.06倍でした。
市ごとの豆腐の量(丁)は統計表に無いため、ここでは回数で比べています。少ない市では1か月の集計が66世帯の月もあり、市の倍率は年ごとに動くので、上の値で順位はつけていません。

よくある質問

冬は豆腐を買う家庭が減るのですか

二人以上の世帯で、その月に豆腐を買った世帯の割合は、1・2・12月が88.5〜91.3%、2022〜2025年の48か月全体でも88.3〜91.3%でした。冬に買う家庭が減っている数字ではありません。油揚げ・がんもどきを買った世帯の割合は、6〜8月の59.3〜65.2%に対して、1・2・12月は70.9〜74.6%です。

納豆の購入回数は、季節で変わりますか

二人以上の世帯で納豆を買う回数の季節の差は小さく、1年の最多の月は最少の月の1.09〜1.11倍でした(2022〜2025年の各年)。同じ計算で、豆腐は1.11〜1.15倍、油揚げ・がんもどきは1.47〜1.55倍です。納豆の最多の月は、2022年と2024年が3月、2023年が5月、2025年が10月で、決まった季節には寄っていません。

まとめ 豆腐は1年を通して買われ 冬に伸びるのは油揚げ・がんもどき

二人以上の世帯が豆腐を買う回数は、冬の3か月も月平均の0.98〜1.01倍で、毎月9割前後の世帯が買っています。購入量(丁)はむしろ7〜9月に多く、冬の3か月は4年とも月平均を下回りました。
冬に回数が伸びるのは油揚げ・がんもどきで、全国で1.11〜1.12倍、52市のうち51市で冬が月平均を上回っています。豆腐は市によって冬が上にも下にも振れ、納豆は1年を通して季節の差が小さい品目でした。
同じ大豆の加工品でも、冬の食卓に向けた買われ方はこれだけ違います。

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