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【漫画】「奢りは部長の前だけな」部長には太っ腹を気取り、新人の私に弁当代3千円を払わせる先輩。私の返事で立ち尽くした

  • 2026.10.16
【漫画】「奢りは部長の前だけな」部長には太っ腹を気取り、新人の私に弁当代3千円を払わせる先輩。私の返事で立ち尽くした

部長の前だけの奢り

打ち上げのお昼、先輩は部長の前で全部自分の奢りだと言いました

部長と、教育係の先輩と私。3人で進めてきた大きな案件が、金曜の昼にようやく終わりました。

この春に入った私には、初めての大仕事です。

打ち上げに、会議室でお弁当を囲むことになりました。

黒い箱のお弁当がそろうと、先輩は部長の方を向いて胸を張りました。

「今日は全部、俺の奢りです!」

「お前も遠慮すんなよ!」

部長は「さすがだな。来期のリーダーは決まりかな」と笑いました。先輩が前からその席を狙っていることは、私も知っていました。

部長が出ていくと、先輩は私に弁当代3千円を払えと言いました

部長は手早く食べ終えると、会議があるからと先に部屋を出ていきました。

扉が閉まったとたん、先輩の笑顔が消えます。

体ごと私の方を向き、テーブルに片手をついて身を乗り出しました。

「奢りは部長の前だけな。」

私が食べたお弁当の代金は3千円。

月曜の朝、封筒に入れて俺に直接渡せ。

机に置いて人に見られるなよ、と言うのです。

「部長には言うなよ。」

先輩は私の教育係で、仕事の進め方はすべてこの人に教わっています。

部長はもう部屋にいません。私は小さくうなずき、そのまま下を向くしかありませんでした。

月曜の朝、先輩は後輩に払わせたりしないと部長に笑って言いました

月曜の朝。先輩が始業ぎりぎりに席に着くと、すぐに部長がやって来ました。

先輩の机の横に立ち、「金曜はごちそうさま」と言ってから、こう続けます。

「新人の分まで、気前がいいな。」

先輩は立ち上がり、頭をかいて笑いました。

「後輩に払わせるなんてしませんよ。」

部長の問いかけ

部長に、君もごちそうになったなと声をかけられました

部長は、隣の席の私にも目を向けました。

「君も、ごちそうになったな。」

先輩が、笑顔のまま私をじっと見ています。

私は部長の前で、弁当代の封筒を先輩の机に置きました

私は封筒を手に、先輩の机の前へ回りました。金曜の夜に用意した、白い封筒です。

今朝、直接渡すつもりでしたが、先輩が席に着くのと同時に部長が来てしまったのです。

部長に「はい」とうそをつくことだけは、できませんでした。

私は部長の前で、封筒を先輩の机の上に置きました。

「金曜のお弁当代、3千円です。」

「月曜の朝に、と伺ったので。」

部長が、口を閉じて封筒に目を落としました。

先輩は言い訳が続かず、机を前に立ち尽くしました

封筒を置いた私が自分の席へ戻ると、先輩の声が裏返りました。

「あれは冗談だって!」

「口止めつきの冗談、初めて聞きました。」

先輩の上げかけた両手が、胸の前で止まりました。

部長は腕を組み、黙って先輩を見ています。先輩は封筒ののった自分の机を前に、ただ立ち尽くしていました。

しばらくして、先輩は机の上の封筒を手に取り、気まずそうに私へ返しました。

その日の午後、部長は私の教育係を別の先輩に替えると言いました。少なくとも私の前では、それ以降、来期のリーダーの話が出ることはありませんでした。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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