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【漫画】「ゴミは1個も残さないっす」と持ち帰りを頼んだ私をおばさん扱いする花見の学生。帰り際の自慢が裏目に出て退散

  • 2026.10.15
【漫画】「ゴミは1個も残さないっす」と持ち帰りを頼んだ私をおばさん扱いする花見の学生。帰り際の自慢が裏目に出て退散

花見の隣に来た学生たち

桜並木の石段で、私は学生たちにゴミの持ち帰りを頼みました

夫と私は、毎年春になると、近所の川沿いの桜並木へお花見に出かけます。

ゴミ箱のない場所なので、ゴミは持ち帰るのが決まりです。

その日も石段に並んで座り、お弁当を食べ終えたころ、隣の石段に大学生のグループがやってきました。

ピザの箱を開け、黄緑色の紙コップにジュースを注いで、大声で騒ぎ始めます。

騒ぐのはかまいません。せめて帰りのことだけ、と私はリーダーらしい男の子にやんわりお願いしました。

「ここ、ゴミは持ち帰りなんです。」

リーダーは私をおばさん扱いして、仲間と一緒に笑いました

男の子は、黄緑のコップを胸の前で持ったまま笑いました。

「ゴミは1個も残さないっす!」

「おばさんこそ、持って帰ってね!」

仲間の女の子が笑います。顔が熱くなり、私は何も言えずにうつむきました。相手は大勢で、まだ何かを残していったわけでもありません。

夕方、学生たちはゴミを白い袋にまとめ始めました

学生たちに目を向けたまま、夫は「放っておこう」と言いました。

その後も私たちは花見を続け、やがて日が傾いてきました。

学生たちは片付けを始め、紙コップやピザの箱を白い袋に詰めて口を結ぶと、石段のわきに置きました。

リーダーはこちらを振り返り、にやりと笑いました。

「ちゃんと、まとめてますから!」

持って帰るのなら、それでいい。そう思いながらも、私は片付けの様子を目で追っていました。

帰り際のリーダー

リーダーは私の前で、何も残っていないと胸を張りました

しばらくして、帰り支度を終えたリーダーが、黄緑のコップを片手に、私の前へやってきました。

「ほら、何も残ってないっす。」

「来た時より、きれいでしょ?」

隣の石段には、紙くず1つ落ちていません。仲間の女の子は、もう石段を下りかけています。

私は植え込みから引き出した学生たちのゴミ袋を、リーダーの前に置きました

でも、私は見ていました。

石段のわきの白い袋が消え、リーダーは私たちのうしろのツツジの植え込みから、袋を持たずに戻ってきたのです。

その場で言っても、「あとで持って帰るところ」と言われるだけ。

だから私は、リーダーが「何も残ってない」と言い切るのを待ちました。

私は立ち上がり、うしろの植え込みの枝を両手でかき分けました。

奥に押し込まれた白い袋を引き出し、リーダーの前の石段に置きます。「忘れ物ですよ」と私が言うと、リーダーの声が小さくなりました。

「俺らのじゃないっすよ…。」

リーダーは、自分でまとめた袋を提げて帰っていきました

半透明の袋の中の紙コップは、リーダーが今も手に持っているのと同じ黄緑色です。

「ちゃんと、まとめた袋ですよね?」

リーダーは目を伏せたまま、言葉が出ません。仲間の女の子が、困った顔でリーダーを見ました。

袋を持ち帰るのが面倒で、私たちのうしろの植え込みに押し込んだのでしょう。「おばさんこそ、持って帰ってね」という言葉が、頭をよぎりました。

「持って帰るのは、あなたの番です。」

リーダーは重い袋を自分で提げると、目を伏せたまま、桜並木をそそくさと帰っていきました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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