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「今、うちの子の出番なの。邪魔しないで」運動会の撮影席で注意を無視する夫婦。直後に現れた役員が取った行動

  • 2026.10.15
「今、うちの子の出番なの。邪魔しないで」運動会の撮影席で注意を無視する夫婦。直後に現れた役員が取った行動

最前列で立ち続けるご夫婦

よく晴れた日、私は子どもの運動会に出かけました。

撮影席は、子どもの出番ごとに保護者が入れ替わる決まりです。わが子の出番が近づき、私は運よく最前列に入ることができました。

後ろには、同じように子どもを撮影したい保護者が何人も並んでいます。

私はその場に腰を下ろし、カメラの準備をしていました。

やがて、わが子の組が出てきました。

さっそくカメラを向けたのですが、隣にいたご夫婦の様子が気になりました。

二人とも最前列にいるのに、立ったまま撮影していたのです。

旦那さんはカメラを顔の高さに構え、奥さんも腕を高く伸ばしていました。

その真後ろにいる保護者からは、子どもたちがほとんど見えない状態です。

すると、後ろから遠慮がちな声がしました。

「すみません。前の方、ちょっといいですか?」

しかし、ご夫婦は撮影に夢中なのか、反応しません。

もう一度、少し大きな声がかかりました。

「すみません、座ってもらえませんか?」

すると旦那さんが、カメラを構えたまま答えました。

「一瞬だから」

それだけ言って、撮影を続けてしまったのです。

奥さんも気にする様子はありません。

後ろの保護者は困ったように黙ってしまいました。

しかも、旦那さんの肘が私のカメラの画面にまで入り込んできます。

さすがに困って、私も声をかけました。

「あの、すみません。後ろの方も見えないみたいなので…」

すると奥さんが、不機嫌そうに返してきました。

「今、うちの子の出番なの。邪魔しないで」

その言い方に驚いて、私は言葉に詰まりました。

子どもを撮りたいのは私だって同じです。

けれど、ここで言い合っている間にも競技は進んでしまいます。

私は仕方なく、旦那さんの肘が映り込まないようにカメラの向きを調整していました。

夫婦の横で止まったプラカード

そのとき、撮影席の前を見回っていた女性が、私たちの近くで足を止めました。

腕章をつけたPTAの役員です。

女性はプラカードを持っていて、そこには最前列では座って撮影するよう、大きく注意書きがされていました。

役員は立っているご夫婦に気づくと、その横で立ち止まりました。

そして、何も言わずにプラカードを二人のほうへ向けたのです。

旦那さんはようやくカメラから目を離しました。

目の前の注意書きを見て、一瞬、動きが止まります。

奥さんもそちらを見て、伸ばしていた腕をゆっくり下ろしました。

すると後ろから、先ほど注意していた保護者の声が聞こえました。

「一瞬でも、立たれると見えないんですよ…」

旦那さんは何か言いたそうにしていましたが、奥さんが小さく袖を引きました。

二人は顔を見合わせると、何も言わずにその場へ腰を下ろしました。

役員はそれを確認して小さくうなずき、撮影席の先へ歩いていきました。

「ああ、やっと見えた…」

後ろから、ほっとした声が聞こえました。

私のカメラにも、もう隣の旦那さんの肘は映り込んでいません。

画面の真ん中に、わが子の姿がはっきりと見えました。

隣のご夫婦も、その後は座ったまま撮影を続けていました。

子どもの大切な姿を撮りたい気持ちは、みんな同じです。

だからこそ、自分たちだけでなく、後ろにいる人のことも考えてほしかったと思います。

私は残りの競技を、落ち着いてカメラに収めることができました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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