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「布団の干し方と床の音、いい加減にしてください」階下から届いた手紙。悩み続けた母子が不動産屋で知った事実

  • 2026.10.15
「布団の干し方と床の音、いい加減にしてください」階下から届いた手紙。悩み続けた母子が不動産屋で知った事実

集合ポストに届いた3通の手紙

50代の私は、息子と2人でアパートの2階に引っ越してきました。

暮らしに慣れたころ、集合ポストに差出人の名前がない白い封筒が入っていました。

便せんの最後には「真下の部屋の者です」とだけ書かれています。その冒頭を読んで、私は思わず立ち止まりました。

「布団の干し方と床の音、いい加減にしてください」

布団はいつもどおり干していたつもりでした。それでも迷惑だったのかもしれないと思い、真下の部屋のポストにおわびの手紙を入れました。

ところが、しばらくして2通目が届きます。今度は振動が響くので床のマットを重ねてほしい、という内容でした。

私は防音マットを2枚重ね、息子にも家の中では走らないように言いました。

「お母さん、トイレに行くときも、そっと歩いたほうがいい?」

「うん……夜は特に気をつけようね」

息子にこんなことまで気にさせてしまうのかと思うと、つらくなりました。

そして3通目。前よりも大きな字で、こう書かれていました。

「何度言ったら分かるの。親の顔が見てみたい」

そこからは食器を置く音にまで気を配り、家の中なのに、どこか落ち着かない毎日でした。

不動産屋で分かった、夜中の騒音のこと

そんなあるころ、今度は夜中に下の階からドンドンと何かをたたくような音が聞こえるようになりました。

日付が変わるころに、毎晩のように響きます。

もう自分たちだけではどうにもできないと思い、私は3通の手紙を持って不動産屋に相談に行きました。

カウンターには、同じアパートに住む60代の女性と30代の男性も来ていました。

私が手紙を見せて事情を説明していると、女性が顔を上げました。

「夜中のドンドンという音、聞こえますよね。うちにも響くんです」

男性も続けます。

「僕も何度か電話したんです。夜中は困りますから」

担当の40代くらいの男性は、これまでに寄せられた相談の記録を確かめました。

「1階の方の騒音については、今月に入って何件もご連絡をいただいています。一方で、2階のお部屋の音について、ほかの方からの苦情はありません」

私は、少しだけ肩の力が抜けました。

担当者は手紙にも目を通し、その場で1階の住人に電話をかけました。受話器からは、相手の強い声が漏れました。

「上の階の音が気になるというお話は分かりました。ただ、夜中に大きな音を立てると、ほかのお部屋にも響いてしまいます」

相手の声が小さくなったところで、担当者は続けました。

「大家さんとも相談しています。これ以上続くようでしたら、次の契約更新についても対応を検討しなければなりません」

電話が終わると、隣の女性は小さくうなずき、男性は長く息を吐きました。

しばらくして、1階の住人は引っ越していきました。

後日、部屋の確認に来た担当者から、こんな話を聞きました。

「音を気にせず暮らせそうな一戸建てをご紹介したんです」

その夜、私は2枚重ねていた防音マットを1枚外しました。

息子がその上に大の字で寝転がるのを見て、やっと家でくつろげるようになったのだと感じました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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