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「うそ、どうしよう」自転車にスカートが絡まった私。真夏の道ばたで男性に助けられた私が、直後に後悔した理由

  • 2026.10.16
「うそ、どうしよう」自転車にスカートが絡まった私。真夏の道ばたで男性に助けられた私が、直後に後悔した理由

真夏の道ばたで、突然止まった自転車

日ざしが肌に痛いほどの、真夏の昼のことです。

当時20代だった私は、ひざ下まであるスカートをはいて、自転車をこいでいました。

ところが突然、後ろの車輪がガクンと止まったのです。

「えっ、何?」

慌てて足をつき、後ろを確認すると、スカートのすそが車輪とチェーンのあたりに、ぐるぐると巻き込まれていました。

自転車を動かそうとしても、びくともしません。

しかも、スカートが引っぱられているせいで、自転車から降りることさえできないのです。

「うそ…どうしよう」

すそを引っぱってみましたが、布はますます奥に食い込んでしまいます。

額から汗が流れ落ち、暑さで頭もぼんやりしてきました。

そんなとき、通りかかった40代くらいの男性が足を止めました。

「大丈夫ですか?自転車、動かないんですか?」

「はい…スカートが絡まっちゃって。降りられなくて…」

男性は車輪の横にかがみ、絡まった部分を確認してくれました。

「ちょっと外せるか、やってみますね」

男性は布を少しずつ緩めようとしてくれましたが、奥まで入り込んだ部分がどうしても取れません。

「うーん、これは難しいな…。無理に引っぱると、破れちゃいそうですね」

しばらく考えたあと、男性が言いました。

「少し切っても大丈夫ですか?それなら外せるかもしれません」

お気に入りのスカートでしたが、このまま動けないのも困ります。

「はい。もう、切ってもらって大丈夫です」

すると男性は、すぐそばにある小さなお店へ行き、はさみを借りて戻ってきてくれました。

「じゃあ、切りますね。動かないでくださいね」

男性が絡まった部分を少し切ると、ようやくスカートに余裕ができました。

まだ布は車輪に残っていましたが、何とか自転車から降りられるようになったのです。

「もう大丈夫です!」と見送った直後

男性は、まだ車輪に残っている布を気にしていました。

「まだ絡まってますけど、大丈夫ですか?」

本当は、完全には外れていません。

けれど、こんな炎天下で、知らない人にこれ以上迷惑をかけるのが申し訳なくなってしまいました。

自転車から降りられたのだから、あとは押して帰ればいい。

そう思った私は、とびきりの笑顔で答えました。

「はい!もう大丈夫です。本当にありがとうございました!」

「そうですか?じゃあ、気をつけてくださいね」

男性は少し心配そうな顔をしながらも、その場を離れていきました。

私は男性の背中を見送り、ハンドルを握りました。

「よし、帰ろう」

ところが、一歩踏み出した瞬間です。

グイッ!

スカートが引っぱられ、体が後ろへ戻されました。

「……あれ?」

もう一度動こうとしても、結果は同じです。

スカートはまだ車輪につながったまま。自転車も私も、まったく前に進めません。

「全然、大丈夫じゃないじゃん…」

ついさっきまで、あんなに自信満々に「大丈夫です!」と言っていたのに。

自分の情けなさに、思わず笑いそうになりました。

しばらくひとりで格闘していると、すぐそばのお店から50代くらいの女性が出てきました。

「あら、まだ取れてないの?さっきから見てたのよ」

どうやら、男性がはさみを借りに来たときから、私のことを気にかけてくれていたようです。

「そんなところにいたら暑いでしょう。とりあえず日陰にいらっしゃい」

女性は30代くらいの男性店員を呼んでくれました。

2人はスカートが引っぱられないように気をつけながら、自転車を少しずつ持ち上げ、軒下の日陰まで運んでくれました。

私はスカートが車輪につながったままなので、自転車の横を小さな歩幅でついていくしかありません。

日陰に着くと、2人は車輪を少しずつ動かしながら、残った布を丁寧に外してくれました。

そして、ようやくスカートが完全にほどけたのです。

「ああ、よかった!本当にありがとうございます!」

私が何度も頭を下げると、女性は笑いながら言いました。

「さっき、大丈夫って言ってたでしょう?でも、まだ絡まってたから心配だったのよ」

「すみません…。自分で何とかなると思っちゃって」

恥ずかしさで顔が熱くなりましたが、女性の優しさにほっとしました。

後日、お礼の菓子折りを持って、そのお店を訪ねました。

女性は私の顔を見るなり、スカートのすそに目をやりました。

「あら!今日は、本当に大丈夫?」

「はい!今日はちゃんと大丈夫です!」

私は思わず足もとを確認してから、大きくうなずきました。

最初に助けてくれた男性には、改めてお礼を伝えることができませんでした。

それでも、あの暑い日に見ず知らずの私を助けてくれた人たちの親切は、今でも忘れられません。

そして、それ以来「大丈夫です」と言う前には、本当に大丈夫なのか、一度確かめるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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