1. トップ
  2. エピソード
  3. 「素敵な一年になりますように!」親友から届いた誕生日メッセージ。僕が素直に喜べなかった理由とは

「素敵な一年になりますように!」親友から届いた誕生日メッセージ。僕が素直に喜べなかった理由とは

  • 2026.10.14
「素敵な一年になりますように!」親友から届いた誕生日メッセージ。僕が素直に喜べなかった理由とは

親友からの通知と、深夜の冷たい一言

僕の誕生日、スマホの画面が何度も明るく点灯していました。

「お誕生日おめでとう!」

「今度お祝いしよう」

高校時代からのグループチャットに、たくさんの「おめでとう!」やスタンプが届いています。

「みんな、本当にありがとう!」

胸を温かくしながら丁寧にお礼を言った、深夜1時過ぎのことです。

画面の上に、ピコンと親友からの通知ポップアップが表示されました。

『今日〇〇の誕生日か。だるいけど一応おめでとう送っとこ』

画面に浮かんだその文字を目にした瞬間、僕の思考は完全にフリーズしました。

間違いなく、誰かに向けた誤送信です。

気づかないフリで見せた、僕なりの決意

チャット画面を見つめていると、数秒後すぐにメッセージが取り消されました。

直後、何事もなかったかのように新しいメッセージが。

『誕生日おめでとう!素敵な一年になりますように!』

さっきの冷酷な本音が嘘だったかのような文面です。

『ありがとう!』

僕は指先を震わせながらも、何も気づいていないフリをして返信を打ちました。

『またみんなで集まろう!』

すぐに親友から返ってきた楽しげな言葉を見つめながら、僕はそっとスマホの画面を伏せました。

取り消された言葉は、僕の心からは消えません。

問い詰めて惨めになるのはやめて、静かに親友との距離を置くこと。

それが、僕が自分に贈った一番の誕生日プレゼントでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ