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「待たせてごめんね」出前のうどんを2時間待った2歳の息子。ラップに開いた小さな穴を見て、夫婦で笑った理由

  • 2026.10.14

「出前は2時間ほどかかります」

息子がまだ2歳くらいだったころの話です。

ある休日、家族で遠くの公園まで出かけ、家に帰ってきたのは夕方でした。

冷蔵庫を開けてみると、夕飯になりそうなものがほとんどありません。

「今日はもう、出前にしようか」

夫の一言で、近所のそば屋さんに電話をかけることにしました。

注文を伝えると、店の人がいったん確認してから答えました。

「すみません。今日は混み合っていて、出前は2時間ほどかかります」

「2時間ですか…。わかりました。お願いします」

電話を切った私は、夫に待ち時間を伝えました。

「2時間って言われたけど、もう少し早く来るんじゃないかな」

「そうだな。1時間くらいで来るかもしれないな」

そんなふうに話していた私たち。

今思えば、何の根拠もありません。ただ、まさか本当に2時間かかるとは思っていなかったのです。

息子はおもちゃの車で遊びながら、ときどき玄関のほうを気にしていました。

2時間待って届いた、ざるうどん

電話から1時間ほどたったころ、私はそろそろ届くだろうと思い、取り皿と箸をローテーブルに並べました。

しかし、いくら待ってもチャイムは鳴りません。

おなかを空かせた息子も、テーブルの前に座って空のお皿を見つめています。

「もうすぐ来ると思うからね。あとちょっと待ってね」

息子に声をかけながら、私もだんだん落ち着かなくなってきました。

1時間半が過ぎても、出前は届きません。

夫も何度も時計を見ています。

「…ほんとに2時間かかるんだな」

「そうみたい。早く来ると思ってたのにね」

そして、電話をかけてからちょうど2時間がたったころ。

ようやく玄関のチャイムが鳴りました。

「あっ、来た!」

夫が出前を受け取り、ローテーブルにざるうどんを並べました。

私はお茶を用意しようと台所へ向かいます。

すると、息子の後ろに座っていた夫が、突然こちらを振り向きました。

口元を手で押さえ、肩を震わせています。

「ちょっと、こっち見てみな」

「えっ、どうしたの?」

不思議に思って居間をのぞいた私は、思わず笑ってしまいました。

なんと息子が、ざるうどんにかけられたラップに小さな指で穴を開けていたのです。

そして、その穴からうどんを1本ずつ引っ張り出して、ちゅるちゅるとすすっていました。

1本食べ終わると、また次の1本へ。

あまりにも真剣な顔で食べているので、夫も私も笑いが止まりません。

「もう!そんなところから食べてたの?」

私は笑いながらラップを外しました。

「待たせてごめんね。もう全部食べていいよ」

息子はうれしそうにうどんをすすり始めました。

出前を甘く見ていた私たちでしたが、息子の思いがけない行動のおかげで、最後は家族みんなで笑いながらの夕飯になりました。

大きくなった今、息子にこの話をすると、本人は覚えているかのように、照れ笑いしながらこう言います。

「だって、2時間も待ったんだから」

その言葉を聞くたびに、あの小さな穴から一生懸命うどんをすすっていた姿を思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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