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「サワー10杯なんて飲んでない、払わないぞ」相席居酒屋で会計を拒んだ男性客に、連れが告げた一言

  • 2026.10.13
「サワー10杯なんて飲んでない、払わないぞ」相席居酒屋で会計を拒んだ男性客に、連れが告げた一言

「全部こっちで」と答えた男性客

私は以前、相席居酒屋でホールのアルバイトをしていました。

初対面のお客さん同士が同じテーブルで飲むお店で、飲食代は注文ごとに加算される仕組みです。男性が女性の分まで支払うこともありました。

その夜、奥のテーブルには30歳前後の男性客が2人座っていました。

1人は「おしぼり、まだ?」と強い口調で催促する男性。もう1人は静かにメニューを見ていました。

20時40分ごろ、女性の2人組が相席になりました。

私は男性たちに確認しました。

「女性のお客さまの分も、まとめてのお会計でよろしいですか?」

すると、声の大きな男性がすぐに答えました。

「いいよ、全部こっちで。好きなの頼んでいいよ」

私は確認した内容を端末に記録しました。

21時50分ごろ、最初の女性たちと入れ替わり、別の女性2人が相席になりました。

改めてお会計を確認すると、男性は今回も「全部こっちで」と答えました。

2組目の女性たちはお酒をよく飲み、サワーを次々と注文していました。そのほとんどを私が席で受けていました。

2万円の伝票を見て怒り出した男性

やがて女性たちが帰り、席の利用時間も終わりました。

私が伝票を持っていくと、男性は金額を見て顔をしかめました。

「は?2万円?なんでこんなに高いんだよ」

そして、伝票を指さして声を荒らげました。

「サワー10杯なんて飲んでない、払わないぞ」

「そちらは相席された女性のお客さまのご注文です。お会計はまとめて、と確認したのですが……」

「だから、俺はそんなに飲んでないって!飲んだ分しか払わないからな」

男性は納得してくれません。

「いや、でも…」

私が説明しようとすると、男性はテーブルを手のひらでたたきました。

「訴えてもいいんだぞ。親が弁護士なんだ。2万円も払えるか」

「俺らは客だぞ」

大きな声に、周りのお客さんもこちらを見ています。

私はお盆を抱えたまま、言葉に詰まってしまいました。

連れの男性は、隣で腕を組んだまま黙っていました。

店長の記録と、連れが覚えていた一言

そこへ、注文履歴を印刷した店長がやってきました。

店長は紙を男性の前に置き、落ち着いた声で説明しました。

「ご注文の記録を確認しました。こちらをご覧ください」

店長は記録を指さしながら続けました。

「21時50分以降、こちらのテーブルでサワーが合計10杯注文されています」

「だから、それを俺が飲んだわけじゃないだろ!」

男性はまだ納得していない様子です。

店長は続けました。

「お会計についても、20時40分と21時50分の2回、こちらのスタッフが確認した記録があります」

「そんなの、覚えて…」

男性が言いかけた、そのときでした。

それまで黙っていた連れの男性が、口を開きました。

「いや、お前、2回とも『全部こっちで』って言っただろ。俺も聞いてたよ」

「……え?」

男性は驚いたように連れの顔を見ました。

連れの男性は、それ以上何も言いません。

男性も言葉が出ない様子で、しばらく黙っていました。

隣のテーブルから小さな笑い声が聞こえ、男性の顔は耳まで赤くなっていました。

やがて連れの男性が財布を出すと、男性も目をそらしながらお金を出しました。

結局、2人で伝票どおりの合計2万円を支払い、そのまま店を出ていきました。

店長は記録を片づけながら、私に声をかけてくれました。

「2回ともちゃんと確認してくれて、助かったよ」

私はようやくほっとしました。

最初は気前よく支払うと言っていた男性が、会計になると態度を変えたことには驚きました。

あのとき、確認した内容を記録しておいて本当によかったと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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