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「私のほうが先に頼んだんですけど!」隣の料理が先に届き、店員に怒った女性客。店長が伝票を見せると一変した表情

  • 2026.10.13

先に注文したはずなのに、料理が来ない

平日の昼、私は友人と混み合うレストランに入りました。

隣のテーブルでは、40代くらいの女性客が1人で注文をしていました。若い女性の店員が話を聞きながら、伝票に何かを書き足しています。

女性客の向かいの席は空いていましたが、水のグラスが2つ置かれていました。

誰かと待ち合わせをしているようでした。

私たちもパスタを注文し、友人と話しながら待っていると、先にこちらの料理が運ばれてきました。

そのときです。

隣の女性客が、突然テーブルを指でたたき始めました。

「ちょっと。私のほうが先に注文しましたよね?」

店員が振り向くと、女性客は私たちのテーブルを指さしました。

「どうして後から来た人の料理が先なの?もうずいぶん待ってるんですけど」

「申し訳ありません。確認してまいります」

店員は頭を下げ、厨房へ向かいました。

ところが、女性客の不満は収まりません。

「普通、先に注文した人から出すものでしょ。どうなってるの、ここ」

私たちにも聞こえる声だったので、何とも気まずくなってしまいました。

店長が伝票を見せると、女性客の表情が一変

しばらくすると、40代くらいの男性店長が伝票を持ってやってきました。

その後ろには、先ほどの若い店員が立っています。

「お待たせして申し訳ありません。ご注文の件で、ひとつ確認させてください」

店長がそう切り出すと、女性客は不満そうに答えました。

「何ですか?私のほうが先に頼んだんですよ」

「はい。ただ、ご注文の際に、お連れ様がいらしてから一緒に出してほしいと伺っているんですが…」

店長は伝票に書かれたメモを指さしました。

「こちらに、そう記録が残っています。お間違いないでしょうか?」

すると、女性客は一瞬きょとんとした顔になりました。

「えっ……あっ!」

そして、向かいの空席を見たあと、気まずそうに笑いました。

「そうだった…。私、そうお願いしたんでしたね」

「はい。ですので、お連れ様をお待ちしていました」

「すみません。すっかり忘れてました…」

女性客は顔を赤くして、うつむいてしまいました。

どうやら、自分で料理を後から出すよう頼んだことを忘れ、私たちの料理が先に運ばれたのを見て、腹を立ててしまったようです。

店長は穏やかに答えました。

「いえ、お気になさらないでください。お料理は、お連れ様をお待ちしてからでよろしいですか?」

女性客は小さくうなずきました。

先ほどまで怒っていた女性客が急に静かになり、若い店員もほっとしたような表情を浮かべていました。

私と友人は思わず顔を見合わせました。

自分でお願いしたことを、うっかり忘れてしまうことは誰にでもあるかもしれません。

ただ、事情を確認する前に店員を責めてしまうのは、やはり気をつけたいところです。

その後、友人が小声で言いました。

「……デザート、頼もうか」

私もようやく食事に気持ちを戻せました。

結局、女性客のお連れの方は、私たちが店を出るまで現れませんでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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