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「3年ぶりに会えたんだから!」夕食中に印鑑を探し始めた義母。ようやく見つけたものを掲げて叫んだ言葉に夫も唖然

  • 2026.10.13
「3年ぶりに会えたんだから!」夕食中に印鑑を探し始めた義母。ようやく見つけたものを掲げて叫んだ言葉に夫も唖然

結婚したばかりの夜、夫の実家の食卓で

結婚して間もないころ、夫の実家で夕食をごちそうになった日のことです。

食卓には夫と義父と私が座り、義母は台所と食卓を行き来しながら、煮物や焼き魚を運んでくれていました。

「遠慮しないで、たくさん食べてね」

義父の優しい言葉に、少し緊張していた私も、ようやく落ち着いて食事を楽しめるようになりました。

そんなとき、義母が突然、何かを思い出したように声を上げました。

「あっ、そうだ!回覧板、明日の朝には回さないと!」

どうやら、回覧板に押す印鑑を探さなければならないようです。

義母はエプロンで手を拭くと、台所の引き出しを次々に開け始めました。

「あれぇ?この辺に印鑑があったはずなんだけど……」

「お義母さん、私も探しましょうか?」

私が立ち上がろうとすると、隣にいた夫が笑いながら止めました。

「いいよ、座ってて。あの引き出し、何でも入ってるから、探すの大変なんだよ」

義父も慣れているのか、特に気にする様子もなく、みそ汁をすすっています。

台所からは、ガサゴソと物をかき分ける音が聞こえてきました。

輪ゴムや保冷剤、古い紙袋など、いろいろなものが入っているようです。

印鑑を探していた義母が、突然叫んだもの

しばらくすると、それまで続いていた物音がぴたりと止まりました。

何か見つかったのかと思い、台所のほうへ目を向けると、義母が引き出しの前で目を輝かせています。

そして次の瞬間、手に持ったものを頭の上に高々と掲げ、大きな声で叫びました。

「もんじゃべら、あったー!」

「……え?」

食卓にいた三人は、そろって動きを止めました。

義母が握りしめていたのは、手のひらほどの小さな金属製のへら。

そう、もんじゃ焼きを食べるときに使う、あのへらです。

夫が思わず聞き返しました。

「えっ、なんで、もんじゃべら?」

私も戸惑いながら声をかけました。

「あの……お義母さん。探してたのって、印鑑じゃなかったですか?」

すると義母は、へらを掲げたまま一瞬固まりました。

そして、はっとした顔で一言。

「あらっ!そうだった!」

その瞬間、食卓は大爆笑。

夫はテーブルに突っ伏して笑い、義父はお茶にむせてしまいました。

私もおかしくて、なかなか笑いが止まりません。

ところが、いちばん楽しそうに笑っていたのは義母本人でした。

「だって、これもずっと探してたのよ!3年ぶりに会えたんだから!」

そう言って、見つけたへらを大事そうになでています。

結局、肝心の印鑑は、そのあと隣の引き出しからあっさり見つかりました。

そして次の週末、夫の実家では、もんじゃ焼きの会が開かれました。

義母は新しく買い足したへらを、私たちに一つずつ配ってくれました。

もちろん、義母が使うのは、あの日見つけたへらです。

あんなにうれしそうな義母の顔を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになりました。

結婚したばかりでまだ少し遠慮していた私でしたが、この出来事で義母のことがますます好きになりました。

今でも夫の実家で誰かが探し物を始めると、決まってこんな声が上がります。

「今日は、何が出てくるの?」

あの日のもんじゃべらは、今でも家族の笑い話です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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