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「すぐお部屋に伺いますね!」外線電話をナースコールと勘違いした看護師。相手の返事に顔が真っ赤になった瞬間

  • 2026.10.13

ナースコールが鳴りやまない昼

私は50代の看護師で、病院の病棟に勤務しています。

病室からナースコールが鳴ると、ナースステーションで受け、患者さんの用件を確認するのが日常です。

「はい、どうされましたか?」

点滴が終わりそうだったり、体の向きを変えてほしかったり。用件を聞いて、病室へ向かう必要があれば「今からお部屋に伺いますね」と伝えます。

何年も続けている仕事なので、こうした言葉はすっかり体にしみついていました。

そんなある日のことです。

その日は朝から入院患者さんの受け入れが重なり、病棟は大忙しでした。

昼になってもナースコールは鳴りやまず、病室へ行ってはナースステーションに戻る、という繰り返しです。

「次のコール、私が行きます!」

「ありがとう、お願い!」

看護師同士の会話も、必要なことを伝えるだけ。いつもなら聞こえる雑談もなく、みんな目の前の仕事に追われていました。

ようやくナースステーションに戻り、カルテを記入しようとしたときです。

今度は電話が鳴りました。

隣で別の対応をしていた後輩が、私に声をかけます。

「すみません、電話3番、出てもらえる?」

「あ、うん! 出るね!」

私は急いで受話器を取りました。

「えっ、病室ですか?」電話の相手が困惑

本来なら、病棟の名前と自分の名前を名乗るところです。

ところが、その日の私はナースコールへの対応が続き、頭の中がすっかりその仕事でいっぱいになっていました。

そして、受話器を耳に当てた瞬間、思わずこう言ってしまったのです。

「はい、どうされましたか?すぐお部屋に伺いますね!」

電話の向こうが、一瞬静かになりました。

そして、男性の戸惑った声が返ってきたのです。

「えっ…病室ですか? あの、私、事務の者なんですけど…」

その言葉を聞いた瞬間、ようやく自分の間違いに気づきました。

しまった!これ、ナースコールじゃなくて外線だった!

「あっ!すみません!ナースコールと間違えました!」

電話の相手は、出先から病棟に確認の電話をかけてきた、病院の事務の男性でした。

顔が一気に熱くなります。

ふと横を見ると、後輩が口元を押さえて肩を震わせていました。

どうやら、私の「すぐお部屋に伺いますね!」という声が、近くにいた看護師たちにも聞こえていたようです。

「ちょっと、もう! 笑わないでよ…!」

そう言うと、後輩はとうとう吹き出してしまいました。

周囲の看護師たちからも、思わず笑い声が漏れます。

すると、受話器の向こうからも男性の笑い声が聞こえてきました。

「ははは!大丈夫ですよ。どこも具合は悪くないですから!」

「もう、本当にすみません…!」

恥ずかしくて、穴があったら入りたい気分でした。

それでも、さっきまで張りつめていたナースステーションの空気が、少しだけ和らいだように感じました。

もちろん、その後はすぐに仕事へ戻りましたが、私はしばらく顔の熱さが引きませんでした。

ところが、この話には続きがあります。

それ以来、その事務の男性が病棟に電話をかけてくると、決まって最初にこう言うようになったのです。

「事務です。どこも悪くありません」

「もう、その話は忘れてくださいよ!」

そう返しながらも、つい笑ってしまいます。

長年の仕事で身についた口癖が、まさかこんな恥ずかしい失敗につながるとは思いませんでした。

忙しい病棟で起きた、今ではすっかり笑い話になっている出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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