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【漫画】「嫁は下座でしょ、どいて」と上座で胸を張り私を追い払う義母。言われた席へ行った私の一言で態度が一変

  • 2026.10.13
【漫画】「嫁は下座でしょ、どいて」と上座で胸を張り私を追い払う義母。言われた席へ行った私の一言で態度が一変

夏の帰省の座敷で

結婚して初めての夏、夫の実家で私は夕食の配膳をしていました

夫と結婚して初めての夏。お正月に続いて2度目の、夫の実家への帰省です。

夕食は、床の間のある座敷で、長い座卓を囲みます。

床の間の前には、もう義母が座っていました。

無口な義父は、端の席で黙ってビールを飲んでいます。夫は台所でスイカを切っていました。

私が大皿を抱えて台所と座敷を往復していると、義母が座ったまま言いました。

「まだ全部運んでないの?」

「これで最後です。」

最後の皿を置き、私は座卓の奥の、真ん中の座布団にひざをつきました。

真ん中の席に座ろうとすると、義母が下座へどくよう命じました

腰を下ろそうとした、その時です。

「嫁は下座でしょ、どいて!」

義母の声が、座敷に響きました。

「下座、ですか?」

聞き返した私に、義母は大きくため息をつきました。嫁は出入り口のそばに座るものよ、そんなことも知らないの、と言います。

義母は、下座は一番下の者の席だと言い切りました

「下座は、一番下の者の席なの。」

「席は好き嫌いじゃないのよ。」

座る場所で、その家での立場が決まる。義母はそう言い切りました。

嫁いで日が浅い私です。作法を知らないのは私のほうかもしれない。

そう思うと、言い返す言葉が見つかりません。夫は台所から戻らず、義父は黙ってコップを傾けているだけでした。

主の席と一番下の席

上座は主の席だと胸を張る義母に、私は頭を下げました

義母は床の間の前で背筋を伸ばし、続けました。

「上座は、この家の主の席よ。」

私がここに座るのは当然でしょ、と胸を張ります。

「…すみません。」

私は小さく頭を下げ、真ん中の座布団から立ち上がりました。

義母の理屈なら一番下は義父だと、私は返しました

言われたとおり、出入り口に近い左端の座布団へ向かいました。

そのすぐ隣、ふすまの真ん前の席には、いつものように義父が座っています。

お正月も、昨日の晩も、見てきた姿です。

私は座布団の横で足を止め、義母のほうへ向き直りました。

出入り口のそばは一番下の者の席で、座る場所で立場が決まる。

お義母さんは、そうおっしゃいましたね。

「下座に毎晩座るのはお義父さんです。」

お義母さんの理屈なら、この家の主はお義母さんで、一番下はお義父さん、ということになりますね。

私は静かにそう続けました。

義父がコップを座卓に置き、ゆっくり義母を見ました。

「わしは、この家で一番下か。」

言い返せない義母は、そのまま上座を立って台所へ向かいました

義母の顔が、みるみる赤くなりました。

「お父さんは好きでそこにいるのよ…。」

「席は好き嫌いじゃないんですよね?」

義母は口を開きかけ、そのまま閉じました。義父は何も言わず、義母を見ています。

義母は床の間の前の座布団から立ち上がり、好きな所に座りなさい、と小さな声で言いました。

そしてビールのおかわりを取りに、台所へ向かいました。私は真ん中の座布団に、静かに座り直しました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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