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【漫画】「お菓子あるから2時間預かって」今月4回目、役員会だと息子を置いていくママ友。2時間後のお茶で笑顔が消えた

  • 2026.10.13
【漫画】「お菓子あるから2時間預かって」今月4回目、役員会だと息子を置いていくママ友。2時間後のお茶で笑顔が消えた

土曜の朝の玄関で

土曜の朝、ママ友が息子を連れて我が家の玄関に来ました

土曜の朝。娘は夫と一緒に義実家へ出かけ、私はひとりで家の片付けをするつもりでした。

玄関のチャイムに出ると、同じ幼稚園のママ友が立っていました。片手を息子くんの肩に置いています。

「お菓子あるから2時間預かって!」

息子くんは、もう靴を脱ぎかけていました。

「えっ、今日もですか?」

今月に入って、これで4回目です。

ママ友は、役員会で2時間抜けられないと言いました

ママ友は、困ったように首をかしげました。

「役員会で、2時間缶詰なの。」

「1分も抜けられないのよ。」

ママ友は今年、幼稚園の役員をしています。

役員の仕事が大変なことは、ほかのママたちからも聞いていました。

それでも、毎週のように頼まれるのは正直つらいのです。

グループで悪く言われるのが怖く、私は断れずに引き受けました

私が返事に迷っていると、ママ友はにっこり笑いました。

友達でしょ、助け合いよ、と言います。

「断ったら、みんなに言うね。」

冗談めかした口ぶりでも、断らせない声でした。

ママ友のグループで悪く言われたら、困るのは娘です。

息子くんはもう居間に上がり、ブロックを広げていました。

「…分かりました。」

ママ友は、お菓子の袋を上がり口に置くと、よろしくね、と足早に出ていきました。

2時間後のお茶

2時間後、ママ友は座りっぱなしで疲れたと言いました

お昼の少し前。きっかり2時間で、ママ友が戻ってきました。

ブロックを片付けるあいだ、居間に上がってもらいます。

ママ友は上着のポケットに両手を入れたまま、大きく息をつきました。

「会議が長くて、くたくた。」

「2時間ずっと座りっぱなしよ。」

私は台所でお茶を入れ、どうぞ座ってと、食卓のいすをすすめました。

朝は何も塗っていなかった爪が、ピンクに光っていました

いすに座ったママ友に、お疲れさま、と湯のみを差し出すと、ママ友はポケットから両手を出して受け取りました。

「あら、ありがとう。」

その指先を見て、私は湯のみから手を離せなくなりました。

朝、息子くんの肩に置かれていた手は、短く切った何も塗っていない爪でした。

それが今は、小さな石が並ぶ、つやつやのピンクのジェルネイルに変わっています。

「その爪、会議室でできたんですか?」

もう預かりません、みんなに話すなら役員会の件も、と告げました

ママ友の笑顔が消えました。湯のみを置き、両手を食卓の下へ隠します。

「休憩中に、ちょっとね…。」

「1分も抜けられないんですよね?」

結婚する前は、私もサロンに通っていました。

こういう爪は、仕上がるまで2時間近くかかります。

爪の日は、シッターさんに頼んでください。

うちはもう預かりません。私は立ったまま、静かにそう続けました。

「断られたとみんなに話すなら、今日の役員会のことも一緒にどうぞ。」

ママ友の目が、右へ左へと泳ぎました。

笑顔はもう戻りません。お茶に口もつけないまま何も言わずに帰っていきました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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