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「うちは狭いから、置き場がないのよ」共用廊下に段ボールや棚を置き続けた住人。だが、注意を拒んだ女性が写真を見て黙った瞬間

  • 2026.10.12
「うちは狭いから、置き場がないのよ」共用廊下に段ボールや棚を置き続けた住人。だが、注意を拒んだ女性が写真を見て黙った瞬間

廊下の半分をふさいだ荷物

私が住むマンションで、2つ隣の部屋の前に段ボールが1箱置かれたのは、3か月ほど前のことでした。

最初は一時的なものだと思っていました。しかし、古い棚や自転車の部品まで増えていき、いつの間にか共用廊下の半分ほどが荷物でふさがれてしまったのです。

その部屋に住んでいるのは、50代くらいの女性です。

「うちは狭いから、置き場がないのよ」が口ぐせでした。

特に困っていたのは、廊下の奥に住む若いお母さんです。

ベビーカーを斜めにしながら、荷物の脇を通り抜ける姿を何度も見かけました。

ある朝、女性がまたドアの前で段ボールを積んでいました。

私は思い切って声をかけました。

「あの、すみません。ここ、だいぶ通りにくくなっていて…。少し片付けてもらえませんか?」

すると女性は、むっとした顔で振り向きました。

「何よ。うちは置く場所がないの。まだ仮に置いているだけなんだから、ぐちぐち言わないで」

「でも、もう3か月くらいになりますよね。奥の方も、ベビーカーで通るのが大変そうですし…」

ちょうどそのとき、奥から例のお母さんがやってきました。荷物の手前でベビーカーを止め、通れる場所を探しています。

ところが女性は、その様子を見ても態度を変えません。

「だからって、人の荷物を捨てろってこと?そこまで言わなくてもいいでしょ!」

私は言葉に詰まりました。

お母さんも気まずそうに目を伏せ、そのまま部屋へ戻っていきました。

困っていることを伝えただけなのに、まるで私が悪いことを言ったような気分でした。

しかも翌日、段ボールはさらに1箱増えていたのです。

もう直接話しても難しいと感じた私は、荷物の写真を撮り、日付を添えて管理会社に相談しました。

管理会社が見せた3か月分の写真

相談から1週間後の土曜日、管理会社の40代くらいの男性担当者がやってきました。

担当者は荷物の前の壁に、「共用廊下に置かれた私物は、10日以内に片付けてください」という通知を貼りました。

私は自分の部屋の前から、その様子を見ていました。

すると女性がドアを開け、険しい顔で出てきたのです。

「ちょっと!勝手にうちのものを片付けるつもり?仮置きだって言ってるでしょ!」

担当者は落ち着いた声で答えました。

「勝手に処分するという話ではありません。まずは、ご自身で片付けていただきたいんです」

そして、持っていたファイルを開き、数枚の写真を女性に見せました。

「こちらをご覧ください。3か月前から荷物が置かれていて、だんだん増えていますよね」

そこには、段ボールが1箱だけだったころから、廊下の半分が荷物でふさがれるまでの様子が、月ごとの日付とともに残されていました。

女性は写真を見つめ、少し間を置いてから言いました。

「…でも、うちは狭いのよ。自分の部屋の前に置くくらい、いいじゃない」

「お気持ちは分かります。ただ、ここは皆さんが通る廊下です。これだけ荷物があると、通るのも大変ですよね。片付けをお願いします」

そのとき、廊下の奥のドアが開きました。

出てきたのは、ベビーカーを使っているお母さんと、その夫でした。

お母さんは少しためらいながらも、女性に向かって口を開きました。

「あの……うちも、ずっと困っていたんです。ベビーカーを斜めにしないと通れなくて……」

隣にいた夫も、大きくうなずきました。

女性は何か言いかけましたが、担当者の持つ写真と夫婦の顔を見比べると、口を閉じました。

しばらく黙ったあと、何も言わずに自分の部屋へ戻っていったのです。

そして翌朝、廊下に出てみると、あれほど積まれていた荷物がひとつ残らずなくなっていました。

ちょうど通りかかったお母さんが、私に小さく会釈をしてくれました。

ベビーカーはもう斜めにする必要もなく、まっすぐ廊下を進んでいきます。

女性の部屋のドアは閉まったままでした。

当たり前に通れるはずの廊下が、ようやく元に戻ったのです。広くなった通路を見ながら、私もほっとしました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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