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【佐賀県伊万里市】伊万里鍋島焼の伝統と魅力に触れる「鍋島藩窯 秋祭り」今年は11月下旬に開催

  • 2026.10.11

伊万里鍋島焼協同組合は、11月20日(金)〜24日(火)の期間、佐賀県伊万里市大川内山(おおかわちやま)にて「鍋島藩窯 秋祭り」を開催する。

鍋島焼とは

伊万里鍋島焼とは、佐賀県伊万里市大川内山の地で350年にわたって作り続けられている磁器のこと。

17世紀初頭に肥前の窯業が陶器から磁器へと転換したのを機に、本格的な磁器生産の体制が整えられていくなか、1675年に鍋島藩が藩の窯を大川内山へと移転。将軍家や公家、諸大名への献上品として高品質な磁器を安定供給するため、独自の技法や職人が流出しないように厳しく管理した。

鍋島藩窯では陶工たちが緻密な分業制のもと、色鍋島、藍鍋島、鍋島青磁という3つの技法・様式を確立。精緻な絵付けと格調高い意匠により、鍋島焼の作品は高く評価されたという。

その後、1871年の廃藩置県に伴い、鍋島藩窯は解体を余儀なくされる。しかし職人の高度な技術とものづくりの精神は民間の窯元に受け継がれ、近代、そして現代へと伝統をつないできた。

1975年には、鍋島焼が国の伝統的工芸品に指定。現在の大川内山にはかつての藩窯の歴史を感じさせる窯元が数多く営まれており、新しい時代の磁器を生み出している。

鍋島焼の窯元で楽しむ秋

「鍋島藩窯 秋祭り」は、山あいに窯元が軒を連ねる大川内山で秋の景色とあわせて伊万里鍋島焼の器と技を体験できるイベント。今年は例年11月上旬に行ってきた会期を変更し、下旬の11月20日(金)〜24日(火)に開催する。

期間中は大川内山に受け継がれてきた行事を執り行うとともに、窯元をめぐるスタンプラリーや観光ガイド、キッチンカーの出店、新鮮な地元農産物の物販などを用意。なお入場は無料だが、駐車場を利用する場合は1台あたり1,000円が必要となる。

鍋島藩窯 秋祭りの内容

大川内山で毎年秋の窯元祭りの期間中に行われる「筆供養」。役目を終えた絵付け用の筆に感謝するとともに、毛を提供してくれた動物達の供養と上達を願い、浄火の中に筆を投じる行事だ。今年は、11月24日(火)の10:00より陶工無縁塔で執り行われる。

また「町歩きツアー」では、「秘窯の里」として知られる大川内山の3つの窯元を産地職員の案内で巡る。訪問先は伊万里・有田焼産業会館、巒山(らんざん)窯、陶房大林、鍋島虎仙窯、青木陶房。

それぞれの窯元で伊万里鍋島焼の伝統技法である色鍋島、藍鍋島、鍋島青磁の制作工程を見学しながら、話を聞くことができる。日時は11月22日(日)・23日(月・祝)の13:30~15:30で、価格は7,800円(税込)。

さらに、開催期間中の5日間、全窯元の中から5軒で購入した人が抽選に参加できるスタンプラリーを開催。粗品や珈琲チケット・大川内山窯元の陶板、焼物などがもらえる。伊万里鍋島焼会館が抽選会場となっており、スタンプラリーの用紙は駐車場、伊万里鍋島焼会館、各窯元で配布するとのこと。

同じく開催期間中の5日間、佐賀県内の人気飲食店や金物屋などが窯元市に出店する。地元農産物の販売は11月22日(日)・23日(月・祝)の2日間。秋の大川内山を感じながら、鍋島焼はもちろん佐賀の味覚や買い物まで楽しめる。

350年という長い歴史を守り継いできた鍋島焼や、大川内山という地域の魅力を体感できる秋祭りに訪れてみては。

■鍋島藩窯 秋祭り 開催日時:11月20日(金)〜24日(火)9:00〜17:00 開催場所:佐賀県伊万里市大川内山 町歩きツアー申込方法:https://unalabs.jp/tourism/gsim01 伊万里鍋島焼協同組合 公式HP:https://imari-ookawachiyama.com

(紫原もこ)

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