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「ねえ、連絡先教えてよ」カラオケ店の受付で怒鳴る男性客に震えた私。だが、先輩が助けてくれた瞬間

  • 2026.10.12

会計を終えても帰らない男性客

大学生のころ、私は夜のカラオケ店で受付のアルバイトをしていました。

その夜、店にいた店員は私と、20代後半くらいの男性の先輩の2人だけ。

先輩は空いた部屋の片付けに行っていて、私は一人で受付を担当していました。

待合のいすには、一人で来た男性と、大学生くらいの女性2人組が座って順番を待っていました。

そんなとき、会計を終えた30代くらいの男性客が、帰らずにカウンターの前に残りました。

その男性は、この1か月で3回目の来店でした。

来るたびに私に長々と話しかけてくる人で、少し対応に困っていました。

「ねえ、連絡先教えてよ」

「すみません。お客様に個人の連絡先はお教えできないんです」

そう答えると、男性の表情が変わりました。

「は?なんでだよ。連絡先くらい教えろよ、3回も来てる客だぞ」

急に声が大きくなり、私は思わず身を縮めました。

「申し訳ありません。でも、決まりですので…」

すると男性は、カウンターを手のひらでバンッとたたいたのです。

「何様のつもりだ。別に大したもんじゃないだろ!」

大きな音に、待合で順番を待っていた2組もこちらを振り返りました。

店長はその日休みでした。先輩も受付にはおらず、私はどう対応すればいいのか分かりません。

怖くて、私は何度も謝ることしかできませんでした。

片付けから戻った先輩の一言

そのとき、廊下の奥から先輩が戻ってきました。

先輩は受付の様子を見ると、すぐにカウンターの内側へ入り、私の隣に立ちました。

「どうされましたか? 店長は今日いないので、私がお話を聞きます」

男性は先輩の顔を見ると、少し声を落としました。

「いや、別に…」

先輩が私のほうを見たので、私はようやく事情を説明しました。

「連絡先を教えてほしいと言われて、お断りしたんです。そしたら…」

先輩はうなずくと、男性に向き直りました。

「そういうことでしたか。申し訳ありませんが、スタッフ個人の連絡先はお教えできません」

男性は何か言いかけましたが、先輩は落ち着いた声で続けました。

「何度も来ていただいているのはありがたいです。でも、断ったスタッフに怒鳴るのはやめてください」

そして、はっきりと伝えました。

「また同じことがあれば、今後のご利用をお断りすることもあります」

待合の男性客が、腕を組んだまま大きくうなずきました。

女性2人組も、顔を寄せて小声で話しています。

「さっきまで、あんなに怒鳴ってたのにね」

その声が聞こえたのか、男性客の顔は首まで赤くなっていました。

何か言おうとして口を開きかけたものの、結局何も言わず、早足で自動ドアから出ていきました。

男性の姿が見えなくなると、先輩は私に声をかけてくれました。

「大丈夫?怖かったよね。よく頑張ったね」

私はほっとして、小さくうなずきました。

「次からは、一人で何とかしようとしなくていいから。片付け中でも呼んでね」

その言葉が、本当にありがたかったです。

それから、少なくとも私が受付に立っているときに、あの男性を見かけることはありませんでした。

先輩が隣に立ってくれたときの安心感は、今でもよく覚えています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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