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【漫画】「親父から1円ももらってない!」法事で遺産の前借りを迫った義兄。黙っていた義父が古いノートを開いた瞬間

  • 2026.10.12
【漫画】「親父から1円ももらってない!」法事で遺産の前借りを迫った義兄。黙っていた義父が古いノートを開いた瞬間

法事の席で腰を上げた義兄

三回忌の食事の席で、義母が義兄に飲みすぎないよう声をかけます

夫の祖父の三回忌の日、私たち夫婦は夫の実家に集まりました。

お坊さんが帰ったあと、和室の長い座卓にお膳が並び、親戚もそろって食事を始めました。

夫の兄である義兄は、お金にルーズだと親戚の間で噂されている人です。

この日も、席に着くなりビールを注いでいました。義母が、心配そうに声をかけました。

「飲みすぎないでね」

「わかってるって」

義父は、黙ってお茶を飲んでいました。

口数の少ない義父は、昔から何でもノートに書き留める人だと、夫に聞いたことがあります。

義兄がグラスを手に腰を上げ、遺産の前借りを言い出します

食事が落ち着いたころです。義兄がグラスを片手に腰を上げました。

「遺産、前借りさせてよ」

親父たちも年なんだし、今のうちにさ、と笑う義兄に、座敷が静まり返りました。

私の隣の夫が、慌てて止めました。

「兄さん、法事だよ」

義兄は座卓をたたき、親父から1円ももらっていないと言い張ります

義兄は、座卓をバンとたたきました。

「前借りさせろ、黙ってろ!」

長男の俺が多めにもらって当然だ、仕事で色々あるんだ、と義兄はまくし立て、親戚を見回しました。

「親父から1円ももらってない!」

誰も、何も言えませんでした。

静まり返った座敷

義母が胸を押さえてうずくまり、私はそばで背中に手を当てます

そのとき、義母が胸を押さえて、その場にうずくまりました。

顔色がありません。隣の私は、急いで義母の背中に手を当てました。

「お義母さん、大丈夫?」

それでも義兄は、母親を横目で見て言いました。

「大げさなんだよ」

嫁の私が口を出していい場面ではありません。

悔しくて、手が震えました。私は思わず、義母の向こうの義父を見ました。

義父に頼まれ、私は仏壇の引き出しから古いノートを取り出します

義父は義母の肩を両手で支えたまま、仏壇のほうへ目を向けました。

「引き出しのノートを頼む」

義兄は、鼻で笑ってみせました。

「は?ノートが何だよ」

私は席を立ち、仏壇の引き出しを開けました。

中には、表紙の色あせた一冊のノートがありました。

義父が渡したお金を読み上げ、義兄は母親の前で頭を下げます

私がノートを手渡すと、義父は義兄をまっすぐ見ました。

「前借りなら、もう済んだ」

義父はノートを開き、座敷中に聞こえる声で読み上げました。

店を出すときの300万円。車の150万円。借金の肩代わりの50万円。

すべて、日付と一緒に書いてありました。

「500万円は、渡してある」

もう、お前の取り分は残っていない、と義父は続けました。

座敷の皆の目が、いっせいに義兄に向きました。

親父から1円ももらっていないと言ったばかりの義兄は、口を開けたまま何も言い返せません。

「母さんに謝りなさい」

義兄は、母親の前で頭を下げ、小さな声で言いました。

「…すみませんでした」

義兄はそのまま、ひとりで帰っていきました。義母は私の手を握り、ありがとうね、と小さく言ってくれました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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