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「おい、割引シール貼ってないだろ!」30円引きの総菜をめぐって怒鳴る男性。駆けつけた責任者の冷静な対応で変わった空気

  • 2026.10.11
「おい、割引シール貼ってないだろ!」30円引きの総菜をめぐって怒鳴る男性。駆けつけた責任者の冷静な対応で変わった空気

30円引きの総菜をめぐって始まった騒ぎ

休日の夕方、地元のスーパーで買い物をしていたときのことです。

食品レジはどこも混雑していて、それぞれ5人ほどの列ができていました。私は買い物かごを持ち、前から3番目に並んでいました。

レジを担当していたのは、20代くらいの女性店員さんです。先頭にいた50代くらいの男性客の会計中、突然、大きな声が響きました。

「おい、割引シール貼ってないだろ!」

男性は総菜のパックを持ち上げ、レジ台にたたきつけました。

大きな音が響き、周りのお客さんも驚いて振り向きました。

私も先ほど総菜売り場を通ったとき、同じ種類のパックに30円引きのシールが貼られているのを見ていました。

ところが、男性が持ってきたパックにはシールがなく、通常の価格でレジに通されていたようです。

「申し訳ありません。売り場を確認してまいりますので、少々お待ちいただけますか?」

店員さんがレジから出ようとすると、男性はさらに声を荒らげました。

「遅いんだよ!客を置いてどこ行くんだ。責任者を呼べ!」

「す、すみません。すぐに呼びます…」

店員さんは慌ててレジに戻り、呼び出しボタンを押しました。

レジ台に置いた手が小さく震えています。

たしかにシールの貼り忘れなら困ります。でも、そこまで怒鳴らなくてもいいのに。

そう思いながらも、男性のあまりの剣幕に、私も何も言えませんでした。

責任者が男性に伝えた一言

しばらくして、40代くらいの男性の責任者が駆けつけました。

責任者は店員さんから事情を聞くと、男性に向かって頭を下げました。

「申し訳ありません。確認してまいりますので、少々お待ちください」

「だから、早くしてくれよ!」

責任者は総菜売り場へ向かい、しばらくして戻ってきました。

その間もレジは止まったままです。騒ぎが始まってから、もう10分近くがたとうとしていました。

私の後ろに並んでいた家族連れも、年配のお客さんも困った様子でした。

責任者は男性の前に戻ると、もう一度頭を下げました。

「お待たせしました。確認したところ、こちらも30円引きの対象でした。シールの貼り忘れです。申し訳ありません」

それを聞いた男性は、得意げな表情を浮かべました。

「ほら、やっぱりそうだろ。最初からちゃんと確認しとけよ。この店員にも教えとけ!」

責任者は軽く頭を下げました。しかし、そのまま話を終わらせることはありませんでした。

「こちらのミスですので、その点は申し訳ありません。ただ、店員を怒鳴るのはお控えください。ほかのお客様もお待ちですので」

落ち着いた声でしたが、はっきりとした言い方でした。

男性は一瞬、言葉に詰まったようでした。

「いや、でも、そっちが間違えたんだろ…」

「はい。こちらの確認不足です。今後、気をつけます」

責任者はもう一度頭を下げました。

男性が後ろを振り返ると、並んでいたお客さんたちと目が合いました。私の後ろにいた年配の女性も、小さくうなずいていました。

男性は気まずそうに視線をそらし、それ以上は何も言いませんでした。

30円引きで会計を済ませると、総菜のパックを抱え、足早に店を出ていきました。

責任者は女性店員さんに向き直り、小さな声で言いました。

「大丈夫?よく対応してくれたね」

店員さんは少しうつむきながら、うなずいていました。

そのあと責任者は、私たちの列に向かって「長くお待たせして申し訳ありませんでした」と頭を下げました。

ようやく私の番が来たとき、店員さんの目はまだ少し赤くなっていました。

「お待たせいたしました」

そう言って商品を手に取る店員さんの指先は、もう震えていませんでした。

店側にミスがあったとしても、それを理由に怒鳴っていいわけではありません。

責任者がミスを認めたうえで、店員さんを守る言葉をかけてくれたことに、私も少しほっとしました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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