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「大人のための絵本」モデル・アンヌさんの名作選スポーツの秋!50代の体づくりを応援する絵本2選~『できるかな?あたまからつまさきまで』『スウィング!』

  • 2026.10.13

秋は運動、そしてワイン!

こんにちは。アンヌです。
「食欲の秋」を楽しみにしている私にとって、ワインは欠かせない存在。ワインエキスパートの資格を取得して以来、料理とのマリアージュを楽しんできました。ところが今年は、食欲より「体」のことを考えなくてはならない出来事が起きました。久しぶりに、あの「痛み」がぶり返したのです。
私はもともと、医者嫌い。薬もほとんど飲まない主義。風邪ぐらいは濃いめのホットワインを飲めば治ると豪語していたくらい。幸い、発熱も腹痛も数えるほど。体は丈夫なほうでした。

押し寄せる更年期の不調、そして「謎の痛み」

ところが40代後半、まるで堰を切ったように体の不調が次々と押し寄せてきたのです。めまい、倦怠感、眠気、動悸、涙目、不安、下半身のむくみ、足の付け根の痛み……。とうとう私は、耳鼻科、内科、眼科、循環器内科、整形外科、婦人科、心療内科、と渡り歩くことに。さらに悩まされたのは、時々襲う、腰から太ももにかけての「謎の痛み」。鍼灸やカイロプラクティックまでにも通うことに。まさにドクターショッピングです。検査をしても原因は見つからず、謎の痛みはひどくなる一方でした。
ただ、唯一はっきりしていたのは、その痛みはワインをたくさん飲んだ翌朝に出るということです。肝機能は正常で、アルコールのアレルギーもない。けれども、ひとまず飲む量に気をつけることにしました。

整形外科医が明かした痛みの「意外すぎる原因」

さて、それから数年。「謎の痛み」をすっかり忘れていた、つい先日のこと、突如再発したのです。ふと思い返すと、前の晩は長時間ワインを飲んでいました。
仕方がないので、整形外科へ。威勢のよすぎる先生は少し苦手ですが、好き嫌いを言ってはいられません。診察室で症状をひと通り説明し、こう付け加えました。
「関係ないかもしれませんが、私、ワインが大好きで。しかも"ザル"なんです。昨日はだいぶ飲んで……」
先生は豪快に笑いました。そして一言。
「どんくらい?」
私は当然、量を聞かれたと思い、
「えーっと、1本はゆうに飲んでいると思います」
すると先生は、
「いや、そうじゃなくて。何時間飲んでいたの?」
「あ、えーっと、5時間くらい……」
先生はさらに豪快に笑いました。
「そうだろうね。はい、じゃあレントゲン撮ってきて」
診察室へ戻ると、先生は間髪入れずに「年齢相応!」と。どういう意味かと思い、詳しく説明を聞いてみると、どうやらワインの飲み方に関係があるようでした。
飲んでいると、おしゃべりが楽しくて時間を忘れる。いくら「ザル」でも酔いは回る。姿勢は崩れ、そのまま座りっぱなし。若いうちは、背骨の骨と骨の間に十分な余裕があるが、年齢とともに、狭くなる。そこへ長時間同じ体勢でいることが重なると、椎間板(ついかんばん)が神経を圧迫し、痛みが出ることがあると。
つまり私の痛みの正体は、腰痛でも筋肉痛でもなく、さらにはアルコール量そのものでもなく、「坐骨神経痛」とのことだったのです。そして先生の言う「年齢相応」とは、問題がない、あるいは何か悪い病気がある、ということではなく、50代になれば骨もそれなりに変化が現れる、という意味でした。
なるほど。体はいつまでも20代、30代ではないと、すとんと腑に落ちました。
そして診察室を出ようとした、その時。

「飲むなら、スタンディングバーにしとけ」と先生。

「いやぁ、うちの奥さんもこの前、2時に帰ってきたよ。最後は友だちの家に上がり込んで飲んでたって。楽しいのはいいけどね!」
ワッハッハッ! 

腹筋とストレッチ後の格別な一杯

私はすっかり、この先生が好きになりました。
「飲むな」ではなく、「同じ姿勢を続けるな」というアドバイス。そして骨盤を柔らかくし、腹筋を鍛えることも勧められました。
そうね、楽しみを減らす必要はないけれど、少しは変わりゆく体も気にしてあげよう。そんな気づきがあって以降、毎晩、腹筋とストレッチを丁寧にするようになりました。そして格別なのは、その後のワイン1杯。いや、2杯かな。
体を労わりながら、好きなことを楽しむことを意識するようになった今年の秋。柔軟体操や筋肉作りも続けたい。
そこで、「スポーツの秋」にちなんで、50代の体づくりをサポートしてくれる、無理なく体を動かしたくなる絵本を2冊選びました。さあ、楽しんで!

『できるかな?あたまからつまさきまで』

作/エリック・カール
訳/工藤直子
(1,320円 偕成社)

登場するのは、ペンギンにキリン、バッファローなど、個性豊かな動物たち。頭をくるんと回せるかな? 首をぐいーんと曲げられる? 肩を上げ下げしたり、ヨガでおなじみの「猫のポーズ」に挑戦したり。足の指先までしっかり動かします。動物たちの動きを真似しながら、体を動かす楽しさを味わえる一冊。
ちびっ子向けとあなどるなかれ! 50代の体にも、こうした日々のちょっとした動きが大切です。無理なく、楽しくをモットーに。毎日のエクササイズのお供におすすめです。大人だって動物たちと一緒に、ぜひ。

『スウィング!』

作/ルーファス・バトラー セダー
訳/たに ゆき
(2,200円 大日本絵画)

ページを開けば、まるで映像のようにアスリートたちが動き出します。バットを豪快に振る野球選手、リフティングをするサッカー選手、自転車を漕ぐ選手……。それぞれのスポーツならではの体の動きが、生き生きと再現されます。あなたのお気に入りはどれ? 実際にそのスポーツをしていなくても大丈夫。選手たちの動きに合わせて、自分の体を動かしてみましょう。固まっていた体のあちこちが、いつの間にかほぐれていきますよ。
仕掛けの技術はシンプルながら、大人も見入ってしまうほど。思わず「すごい!」と唸りたくなる、目で楽しんで、体も動かせる、一石二鳥の愉快な一冊です。


*画像・文章の転載はご遠慮ください


【information】
さまざまな人が1週間の日記をつづるドキュメント番組『旅する日記』(BS朝日)。
アンヌさんが出演した模様はYouTubeにて公開中。
YouTube『旅する日記』
https://www.youtube.com/channel/UCQ7n0a3oNWimyA0bJhitX8w

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