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「同棲するなら家事は全部お前」と送ってきた彼に、私が返した契約書の画像

  • 2026.10.11
ハウコレ

丸1日かけて私の家事を終えた彼は、最後の容器にふたをすると床に座り込みました。そこで私が差し出したのは、最初に渡したメモでした。

きっかけは、同棲に向けて送った家計の表への返信でした。家賃も生活費も、彼が多めに持つ前提で2人で作った表です。その下に並んだメッセージを、スマホを持ったまま、ソファで3度読み返しました。

表の下に届いたメッセージ

「同棲するなら家事は全部お前」

付き合って2年になる彼とは、年明けから一緒に暮らす話を進めていました。彼のほうが収入は多く、誕生日には私が贈ったキーケースの何倍もする腕時計をくれる人です。家賃や生活費を多めに出すと言ってくれたのも彼でした。そこには感謝しています。

でも、私も彼と同じようにフルタイムで働いています。帰りの電車で立ったまま目を閉じる日があるのは、彼と変わらないはずでした。

便箋に書いた2つの条文

彼は前から、子どもが欲しいと言っています。家事が全部私で、いつか育児まで重なったら。そう考えると、このメッセージを流す気にはなれませんでした。

便箋に「同棲契約書」と書き、条文を2つ並べました。

第1条:家事は全部私が担当する。

第2条:そのかわり、家賃・光熱費、生活費は全額あなたが払う。

署名欄を付けて撮影し、画像で送りました。

「じゃあこれにサインして」

返信は数分で届きました。

「俺が家賃も光熱費も生活費も払うのかよ。じゃあ何なら払うんだよ」

言い返したい文章を3つ打っては消しました。彼の中で、家事は払うものに数えられていないのだと思いました。

「次の休み、1日だけ私の代わりに家事をやってみて。私は横で見てるだけ」

「いいよ。やってやる」

横で見ているだけの1日

次の休日、彼が私の部屋に来ました。渡したのは、私が普段こなしている家事を書き出したメモです。洗濯を2回、浴室とトイレの掃除、掃除機、買い出し、夕食、食器洗い、作り置き。

一番下の作り置きまで終えたとき、窓の外はもう暗くなっていました。

彼は最後の容器にふたをすると、そのまま床に座り込みました。

「家事ってこんなに終わらないんだな」

「正直、仕事よりきつかった」

テーブルの向かいに座り、最初に渡したメモを彼の前に置きました。

「家賃・光熱費、生活費を払う価値あるでしょ?」

そして...

彼はメモを見下ろしたまま、しばらく黙っていました。

「ある。俺、多めに払ってるんだから、家事くらい全部やってくれるだろって本気で思ってた」

「家事は半分やる。契約書、書き直させて」

その場で便箋を出し、2人で書き直しました。第1条は「家事は半分ずつ担当する」。第2条は、家賃・光熱費、生活費をこれまでどおり彼が多めに払う形に戻しています。

名前が2つ並んだ便箋は、今も私の手帳に挟んであります。帰り際、彼は私のメモをスマホで撮っていきました。何に使うのかは、聞かずにおきました。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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