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【漫画】「30分前から待ってたのよ!」人気店で私の順番を横取りする夫婦。だが、奥様の手元を指さすと慌てて退散

  • 2026.10.11
【漫画】「30分前から待ってたのよ!」人気店で私の順番を横取りする夫婦。だが、奥様の手元を指さすと慌てて退散

鳴ったベル

ベルが鳴って店へ戻ると、知らない女性が割り込みました

休日、ひとりでショッピングモールへ出かけました。目当ては最上階、駐車場との連絡口の前にあるパンケーキの人気店です。

案内板には『ただいま30分待ち』。受付で呼び出しのベルを受け取り、下の階で買い物をしながら待ちました。

25分後、手の中でベルが鳴りました。急いで戻ると、新人の名札を付けた店員さんが笑顔で迎えてくれます。

そこへ、横から女性が割り込んできました。後ろには、ご主人らしい男性が立っています。

「待って、うちが先よ!」

「鳴ったのは、私のベルです…」

女性は、新人の店員さんに『ベルを渡し忘れた』と詰め寄りました

女性は私を押しのけるようにして、店員さんに詰め寄りました。

「30分前から待ってたのよ!」

受付の人がベルを渡し忘れたせいで、ずっと店の前に立たされていた。

そう言って、握りこぶしで受付台をたたきます。店員さんは、10分前に受付を代わったばかりでした。

「受付は、先輩が…」

その先輩は休憩に入っていて、今はいません。

ベルを持って下の階にいた私には、言い返す言葉がありません

女性は、今度は私に向き直りました。

「あなた、ここにいなかったでしょ?」

たしかに私は、ベルを持って下の階にいました。

この夫婦がいつから店の前にいたのか、私には分かりません。

「…それは、そうですけど」

通りがかりの人たちが、ちらちらとこちらを見ていきます。

下がった一歩

新人の店員さんを困らせたくなくて、私は一歩下がりました

女性は腕を組み、大きなため息をつきました。

「譲るのが、大人でしょ?」

店員さんは泣きそうな顔で、私と女性を見比べています。

私が粘れば、新人の彼女がもっと責められる。楽しみにしていたパンケーキが、遠のいていきました。

「…わかり、ました」

私は、黙って一歩下がりました。

置かれた駐車券は12分前の入庫。30分も待てたはずがありません

店員さんがメニューを差し出すと、女性は手の中の細長い紙を受付台に置き、両手で受け取りました。

「最初から、そうすればいいのよ」

台の上の紙は、このモールの駐車券でした。

印字された入庫の時刻が、私の目の前にあります。

スマホの時刻と見比べて、私は駐車券を指さしました。

「入庫、12時38分ですよね」

「今、12時50分です」

30分前から待っていたはずの人が、12分前に車で着いたことになります。

女性の手が止まり、ご主人が目をそらしました。

夫婦は食事もせず、着いたばかりの駐車場へ戻っていきました

女性は駐車券をさっと取り、メニューの陰に隠しました。

「ちゅ、駐車場で待ってたのよ…」

「それは、駐車場の列です」

2人は案内板の30分待ちを見て、ちょうどベルを鳴らして戻った私に目をつけたのでしょう。

見ていた人たちから、小さな笑い声がもれました。ご主人が女性の肩に手を置き、2人は何も食べずに、駐車場へ戻っていきました。店員さんは私に深く頭を下げ、窓際の席へ案内してくれました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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