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【岡山県備前市】「備前市美術館」現代陶芸の創造性と共鳴する特別展「セラミック・レゾナンス」開催

  • 2026.10.10

岡山県備前市の「備前市美術館」は、現代陶芸の特別展「セラミック・レゾナンス」を10月10日(土)〜12月20日(日)の期間に開催する。

現代陶芸や幅広い美術表現を発信する拠点

「備前市美術館」は、長年親しまれてきた「備前市立備前焼ミュージアム」が生まれ変わり、2025年7月に開館した。備前焼の歴史と伝統を継承しつつ、現代陶芸や幅広い美術表現を発信する拠点として活動している。

今回の特別展「セラミック・レゾナンス」では、食卓を彩るうつわや大型オブジェ、伝統を基盤としながら独自の創造性を加えた作品など、多岐にわたるやきものの表現を紹介する。タイトルにある「レゾナンス」とは、「共鳴」や「共振」を意味する。活動拠点や世代、領域も異なる15名の作家による約100点の共演を通じて、現代陶芸の豊かな創造性と陶芸表現の“共鳴”を楽しむことができる。

現代陶芸の豊かな創造性を紐解く

会場では、現代陶芸の豊かな創造性を全三章で紐解いていく。全一章は「自然と生きる、暮らしに寄り添う」。「やきもの」の作り手がインスピレーションの源のひとつとして挙げる「自然」から着想を得た、オブジェやうつわ、実用陶磁器と作家たちを紹介する。

全二章は「静かなる衝動」。陶芸の分野では、「土」という素材の制約の中で、作家たちは多彩ま独自の表現に挑んでいる。素材と向き合いながら自らの表現を追い求める作家たちの個性が光る。

全三章は「備前のいま、5人の表現」。備前焼の約800年にわたる伝統を受け継ぎながら、時代とともに新たな可能性を切り拓いてきた5人を紹介。多様な表現や価値観が交錯する「備前陶芸のいま」を観ることができる。

出品作家は、備前の安藤騎虎氏、茅野ありさ氏、竹中健次氏、乗松美歩氏、比江島舞氏、藤田祥氏、森本仁氏のほか、神奈川の中里浩子氏、栃木の竹下鹿丸氏、茨城の平出玲於奈氏、宮本果林氏、岐阜の佐藤朱理氏、兵庫の山田由起子氏、香川の田淵太郎氏、佐賀の中尾純氏。計約100点を展示する予定だ。

出品作家によるトークイベントを開催

会期中各日14時~、出品作家によるギャラリートークを開催。10月11日(日)は比江島氏×宮本氏、11月21日(土)は安藤氏×佐藤氏、12月12日(土)は中尾氏×藤田氏が登場。作品制作の背景や想いなどに触れながら、異なる地域を拠点とする作家同士の「レゾナンス」を体感しよう。

また、11月7日(土)14:00~15:30は、出品作家によるトークセッション「薪窯焼成について」を開催。パネリストは竹下氏、田淵氏、森本氏、聞き手は備前市美術館館長・金子賢治氏、学芸員・田邊桃子氏。定員は60名、先着順・事前申込が必要。いずれのトークイベントも参加は無料、当日の観覧券が必要となる。

ワークショップやコンサート、お茶席なども開催

11月29日(日)14:00~/15:45~には、ワークショップ「湯呑みの絵付けに挑戦しよう!」を開催。出品作家・中里浩子氏が講師。定員は各回10名、先着順・事前申込が必要。参加費3,000円、当日観覧券必要。

期間中の11月3日(火)・12月20日(日)10:00~16:10には、備前焼の茶器を用いたお茶席「月釜」を3階茶室「壺々庵」にて開催。1回40分程度。参加費はお菓子付1,500円。事前申込が必要。

このほか、10月12日(月)・12月5日(土)には展覧会の感想をお茶しながら語り合う対話型鑑賞プログラム「おしゃべりびより」、11月22日(日)にはアカペラボーカルグループによるコンサート「Voice Resonance ~響きあう声と鼓動~」が開催される。

各イベントとも、申込開始日など詳細については公式サイトにて確認を。

「備前焼まつり」も開催

さらに、会期中の10月17日(土)9:00~17:00・18日(日)9:00~16:00には、JR赤穂線・伊部駅周辺(備前市美術館前)にて「備前焼まつり」も開催される。毎年約10万人が集い賑わうイベントで、作家との出会いやうつわ探し、グルメや体験を楽しもう。

備前市美術館の特別展「セラミック・レゾナンス」に出かけて、多岐にわたるやきものの表現を体感してみては。

■特別展「セラミック・レゾナンス」開催概要 会期:10月10日(土)〜12月20日(日) 会場:備前市美術館 住所:岡山県備前市伊部1659-6 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで) 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館) 観覧料:一般1,000円、65歳以上(在住地により)750円/900円、学生800円、中学生以下無料 公式サイト:https://bizen-moa.jp/exhibition/exhibition-55179 ※予定を変更または中止する可能性がある

備前焼まつり公式サイト:https://bizenyakimatsuri.studio.site/2026

(山本えり)

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