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「うちの旦那、年収1000万円だから」ランチのたびに自慢を繰り返すママ友。だが、正面のママが笑顔で返した一言

  • 2026.10.10
「うちの旦那、年収1000万円だから」ランチのたびに自慢を繰り返すママ友。だが、正面のママが笑顔で返した一言

月に1度のランチが憂鬱になった理由

娘が幼稚園に通っていたころ、同じクラスのママたちと月に1度、ランチに行っていました。

場所はいつも、窓から緑が見えるレストランです。

最初は楽しい集まりだったのですが、30代くらいのママ友が、毎回のように夫の収入を自慢するようになりました。

注文が済むと、決まって始まるのがお金の話。周りが笑顔で相づちを打つうちに、話はどんどん長くなっていきました。

そのうち、ほかの人の持ち物や子どもの習い事にまで口を出すようになったのです。

ある日のランチでは、私のバッグを見て言いました。

「あ、そのバッグかわいいね。私のはもうちょっと高かったけど」

「あはは、そうなんだ……」

褒められたのか、比べられたのか分かりません。私は曖昧に笑い、バッグを椅子の背もたれと背中の間に押し込みました。

また別の日には、息子がスイミングを始めたというママに、こんなことも言っていました。

「やっぱり習い事って、お金をかけないと伸びないよね。うちは月5万円かけてるの」

「へえ、すごいね……」

そう答えたママは、それきり黙ってお皿に目を落としてしまいました。

誰も言い返しませんが、楽しいはずのランチで、気を使う場面が増えていきます。

私もいつしか、ランチの日が近づくたびに気が重くなっていました。

年収自慢を止めた、向かいのママの一言

そんなある月のランチでのことです。

私たちはいつものレストランで、窓際の長いテーブルを囲んでいました。

例のママ友はテーブルの向こう側の真ん中に座り、その正面には、普段からはっきりものを言う30代後半くらいのママが座っていました。私は、その斜め向かいの端の席です。

サラダが運ばれてくると、ママ友がいつもの調子で話し始めました。

「うちの旦那、年収1000万円だから」

そして「今年の夏はね……」と続けようとした、そのときです。

正面に座っていたママが、にこっと笑って口を開きました。

「あ、それ先月も聞いたよ。先々月もだったかな。もう覚えちゃった」

「えっ……」

ママ友は驚いたように言葉を止めました。

隣にいたママが思わず小さく吹き出し、その向こうのママも口元を押さえて笑っています。

すると、正面のママは明るい声で続けました。

「ねえ、それより遠足のお弁当、みんなどうする? 何入れる?」

「うちはおにぎりかな。具を何にするかで毎晩もめてるの」

「わかる!うちなんて卵焼きの味で兄弟げんかになるよ」

それまでの空気が嘘のように、テーブルがにぎやかになりました。

一方、ママ友は言いかけた言葉を飲み込み、耳まで赤くなっています。

それからデザートが運ばれてくるまで、ママ友が自分の家の話をすることはありませんでした。

そんな中、正面のママが私にも声をかけてくれました。

「そっちは?お弁当、どうするの?」

「たこさんウインナーかな。今年こそ、きれいに切りたいんだよね」

そう答えると、私も自然に笑顔になっていました。

夫の収入や持ち物を比べるより、こんな何気ない話をしているほうがずっと楽しい。

久しぶりに、心からランチを楽しめた日でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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