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「ちゃんと確認しなきゃダメでしょ」50%引きのシールを誤って貼った店で、女性客が店長の言葉に顔を赤くした理由

  • 2026.10.10

会計のあとで見つけた、間違った割引シール

去年、洋服店で働いていたときの話です。

夕方、レジを担当していたのは私1人。30代後半の店長は、売り場の奥で服を棚に並べていました。

そこへ、30代くらいの女性客がブラウスを1枚持ってきました。

そのブラウスは30%引きの商品で、私は通常どおり割引を適用して会計を済ませました。

ところが、商品を袋に入れようとしたときです。タグに「50%引き」のシールが貼られていることに気づきました。

本来は30%引きなのに、店側が誤って50%引きのシールを貼ってしまっていたのです。

私は慌てて女性客に声をかけました。

「申し訳ございません。こちら、割引シールが間違っていました」

「え?どういうこと?」

「本来は30%引きの商品なのですが、50%引きのシールが貼られていました。今回は表示に合わせて、差額をお返しいたします」

すると女性客は、タグを見ながら顔をしかめました。

「50%のシールが貼ってあるのに、30%で会計したの?マジで最悪」

「こちらの確認不足です。本当に申し訳ございません」

私が頭を下げると、女性客は大きくため息をつきました。

「ちゃんと確認しなきゃダメでしょ。そういうの、店員の仕事じゃないの?」

「はい。申し訳ありません。すぐに返金いたします」

返金伝票を書き始めると、女性客はカウンターに身を乗り出してきました。

「で、お詫びに何かつけてくれるんだよね?」

「申し訳ありませんが、差額のご返金で対応させていただきます」

そう答えると、女性客は小さく舌打ちをしました。

それからも、私が伝票を書こうとするたびに声をかけてきます。

「ちょっと、レシート見せて」

「今、何書いたの?ちゃんと説明してよ」

伝票を指で押さえられるたび、私はペンを止め、内容を説明し直しました。

もちろん、返金内容を確認していただくのは当然です。ただ、何度も同じことを聞かれ、なかなか手続きを進められません。

気づけば、伝票を持つ私の手は小さく震えていました。

「30分も待った」と怒る女性客に、店長が伝えたこと

そのうち、後ろには会計待ちのお客様が2人並んでいました。

女性客はレジ台を指でコツコツとたたき、いら立った声を上げました。

「ねえ、早くしてよ。もう30分は待たされてるんだけど!」

実際には、会計からまだ10分もたっていません。

それでも言い返すことはできず、私は何度も謝るばかりでした。

すると、売り場の奥から店長が早足でやってきました。

「どうしたの?何かあった?」

私は割引シールの貼り間違いがあったこと、差額を返金しようとしているものの、確認のたびに手続きが止まっていたことを説明しました。

女性客から「30分待った」と言われたことも伝えました。

店長は話を聞くと、まず女性客に頭を下げました。

「シールを間違えて貼ってしまったのは、こちらのミスです。大変申し訳ありません」

それから私の返金伝票とレシートを確認しました。

「返金額は合っていますね。お客様、まずは手続きを終わらせていただいてもよろしいでしょうか」

しかし、女性客は納得できない様子でした。

「だから、こんなに待たされてるんですよ?もう30分ですよ!」

すると店長は、レシートに印字された会計時刻とレジの時計を見比べました。

「お待たせして申し訳ありません。ただ、お会計からは、まだ10分もたっていないんです」

女性客は一瞬、言葉に詰まりました。

「え……でも、ずいぶん待ったんですけど」

「そうですよね。ただ、ご質問のたびに説明をしていたので、手続きが途中で止まっていたようです。最後まで進めさせていただけませんか」

店長が落ち着いた声で伝えると、女性客は口を結びました。

後ろに並んでいたお客様の1人が小さくうなずき、もう1人も「まだ10分なんですね」とつぶやきました。

女性客の顔が赤くなります。

何か言いかけましたが、結局、何も言わずに黙ってしまいました。

私は残りの手続きを終え、差額を差し出しました。

「お待たせいたしました。こちらが差額のご返金です」

女性客は目を合わせずにお金を受け取ると、袋をつかんで早足で店を出ていきました。

お客様が帰ったあと、店長は私のほうを向きました。

「大丈夫? 最初に自分で気づいて、すぐ謝れたのはよかったよ」

その言葉を聞いて、ようやく肩の力が抜けました。

シールを間違えていたのは、間違いなく店側のミスです。お客様が不満に思うのも無理はありません。

それでも、何度も責められて落ち込んでいた私にとって、状況を確認し、落ち着いて対応してくれた店長の存在は本当に心強いものでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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