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「送金が止まってるけど、どうしたの?」亡き父から借りた100万円を返さない叔父。だが、母の記録を見て口にした言葉

  • 2026.10.10

借用書なしで貸した父と、6回で止まった返済

15年前、父は弟である叔父に頼まれ、100万円を貸しました。

うちの家計にも余裕があったわけではありません。

それでも父は、「余裕ができたときに少しずつ返してくれればいい」と言い、借用書も作りませんでした。

父が亡くなったあと、私がそのお金について叔父にたずねると、「少しずつ返すつもりだった」と言いました。

それから月に1万円ずつ送金されるようになったのですが、6回でぱったり止まってしまったのです。

しばらく待ってから、私は叔父に電話をしました。

「送金が止まってるけど、どうしたの?」

「今は余裕がないんだよ。そもそも100万なんて、すぐ返せるわけないだろ」

そう言うと、叔父は私の返事も聞かずに電話を切りました。

父の葬儀では「世話になった」と涙ぐんでいた叔父です。

その姿を覚えていただけに、私は言葉が出ませんでした。

それから半年たっても送金はありません。

もう一度電話をすると、今度はさらに強い口調で言われました。

「少しずつでいいの。父との約束でしょう」

「じゃあ、証文でもあるのか。もう電話してくるな」

怒鳴る声に怖くなり、私は電話を切りました。

父が信じて貸したお金なのに、このままなかったことになってしまうのか。悔しさだけが残りました。

法事の席で母が開いた古いノート

その後、父の法事で親族が実家に集まりました。

食事の席で、80代の母が静かに叔父へ声をかけました。

「この子から何度か連絡したでしょう。今日、少し話せないかしら」

叔父は顔をしかめました。

「こんな席で金の話か。ないものは、ないんだ」

大きな声に、周囲の会話が止まりました。

母は言い返さず、持っていた古いノートを座卓の上に開きました。

そこには、父の字で叔父に100万円を貸した日と金額が残されていました。

その横には、「うちも余裕はない。それでも弟のためだ」という短いメモがあります。

さらに母が書き足した、1万円の送金があった6回分の日付も並んでいました。

母はそのページを見ながら言いました。

「お父さんだって、余裕があって貸したわけじゃありません。それでも、あなたが困っていたから貸したんです」

向かいにいた父の姉もノートをのぞき込み、叔父に声をかけました。

「無理に一度で返せって話じゃないんでしょう。前みたいに少しずつ返したらいいじゃない」

叔父はしばらく黙っていました。やがて視線を落としたまま、小さな声で答えました。

「…わかった。来月から、また1万円ずつ送る」

母はその場でノートに日付と約束を書き足しました。

父が残していたのは正式な借用書ではありません。それでも、貸した日の記録と、その後に実際に返済された6回分の記録を目の前にすると、叔父もそれ以上は何も言いませんでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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