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倍巻きのトイレットペーパー、どれがお得? 無印、セブン、エリエール…防災視点でもチェック!

  • 2026.10.9

トイレットペーパーは、毎日使う生活必需品のひとつ。なくなると困るものだからこそ、わが家では切らさないようにストックしています。

最近は、一般的なトイレットペーパーよりも1ロールあたりの長さが長い「倍巻き」「長巻き」タイプも増えてきました。交換の回数を減らせるうえ、収納スペースを節約できるのも魅力です。

では、長さが違うトイレットペーパーは、実際どれくらいお得なのでしょうか。今回は、無印良品、セブン‐イレブン、ドラッグストアで購入した3種類を用意。1mあたりの価格だけでなく、大きさや紙質、防災用のストックとして考えた場合の使いやすさも比べてみました。

今回比較するトイレットペーパーを紹介

一般的なトイレットペーパーは、シングルで1ロール約50mのものが多く、12ロール入りなら500円前後で購入できる商品もあります。今回用意したのは、そこから大きく長さが違う3商品です。

無印良品「再生紙トイレットペーパー5倍巻 シングル」

無印良品の「再生紙トイレットペーパー5倍巻 シングル」は、199円(税込)。幅107mm、長さ250mで、一般的な50mのトイレットペーパー約5ロール分の長さがあります。紙芯がないタイプで、再生紙を使用。1ロールの重さは約420gです。

セブン‐イレブン「超ロングトイレットペーパー約7.11倍巻シングル」

セブン‐イレブンで販売されている「超ロングトイレットペーパー約7.11倍巻シングル」は、1ロール327円(税込)。幅107mm、長さ356mです。一般的な50mのトイレットペーパー約7ロール分が、1ロールにまとまっています。パルプを原料とした商品で、製造しているのは、さまざまな長巻きトイレットペーパーを手がける丸富製紙株式会社。1ロールで356mという、かなりの長さです。

エリエール「i:na(イーナ)」

ドラッグストアで購入したのが、エリエール「i:na(イーナ)」。822円(税込)で12ロール入り、1ロールあたりの長さは100mです。一般的な50mの約2倍巻きで、ピュアパルプ100%。華やぐフローラルの香りが特徴です。

1mあたりのコストを比較すると?

まずは、単純に「1mあたりいくらなのか」を計算してみました。無印良品は199円で250mなので、1mあたり約0.8円。セブン‐イレブンは327円で356mなので、1mあたり約0.92円です。エリエールは822円で12ロール入り。1ロール100mなので、全体で1200m。1mあたり約0.69円となりました。

今回の比較では、エリエール、無印良品、セブン‐イレブンの順に1mあたりの価格が安い結果になりました。意外だったのが、長さだけを見ると最も長いセブン‐イレブンの商品が、1mあたりでは最も安いわけではなかったこと。

ただし、トイレットペーパーは価格だけで選ぶと「思っていたのと違った」となりやすいもの。次は、実際に使うときの大きさや紙質も見てみます。

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大きさはどれくらい違う? 実際に測ってみた

長巻きタイプで気になるのが、「1ロールが大きすぎて、トイレットペーパーホルダーに入らないのでは?」ということ。そこで、3商品それぞれの直径を測ってみました。

セブン‐イレブンの商品が1cmほど大きいものの、実際にわが家のトイレットペーパーホルダーに取り付けてみたところ、3商品とも問題なく使えました。長さが5倍、7倍になっているからといって、ロールそのものが何倍にも巨大になるわけではありません。家庭の収納スペースを考えるうえでも、このくらいのサイズ差なら取り入れやすそうです。

ただし、ホルダーの形状によっては取り付けにくい可能性もあるので、まとめ買いする前に1ロール試してみると安心です。

紙質は三者三様。好みによって分かれる

毎日使うものだからこそ、「何m入っているか」だけでなく、実際に触ったときの感覚も選ぶ基準にしたいところ。そこで、実際に触って紙質を比べてみました。

無印良品は再生紙を使っていることもあり、ややグレーがかった色味。表面はざらざらとしていて、藁半紙のような印象です。3商品のなかでは少しかためで、ミシン目もありません。

一方、セブン‐イレブンの商品は、表面がツルツルとしていて光沢があります。コンビニのトイレなどで見かけるトイレットペーパーに近い印象を受けました。

エリエールは、3商品のなかで最もふんわりした肌触り。エンボス加工がされていて、紙の中に空気がたっぷり含まれているような柔らかさがあります。ざらつきもほとんどなく、肌触りのよさは際立っていました。

防災用のストックなら、何を重視する?

トイレットペーパーは、災害時にも欠かせない生活用品です。物流が止まったり、買い物に出られなくなったりすることを考えると、普段から少し余裕を持って備えておきたいもの。今回の3商品を防災用ストックという視点で比べてみると、それぞれに違ったメリットがありました。

私が注目したのは、セブン‐イレブンの長巻きタイプです。356mという圧倒的な長さなので、1ロールでかなりの期間使えそう。しかもプラスチック包装なので、保管中にほこりが付くのを防ぎやすいのもメリットだと感じました。一方で、注意したいのが入手性です。私自身、購入するために5店舗回って、ようやく見つけることができました。いざというときの備蓄品として考えるなら、「必要なときに買える商品か」も重要なポイントです。

無印良品の商品は紙の包装なので、長期間保管する場合は、置き場所によっては少し気になるかもしれません。無印良品のネットストアでは「再生紙トイレットペーパー5倍巻 シングル」4ロール入り699円(税込)も販売されています。まずは1ロールを試して、紙質や使い心地が気に入ったら、4ロール入りを備蓄用にするという方法もよさそうです。また、芯がないため、使い終わったあとに紙芯のゴミが出ないのもポイント。避難所など、自宅以外の場所に持ち出して使うことを考えても、ゴミを少なくできるのは助かります。

エリエールは、3商品のなかでは圧倒的に肌触りがよく、普段使いに向いていると感じました。ただし、1ロール100mなので、無印良品やセブン‐イレブンの商品と比べると、同じ長さを備蓄しようとするとロール数が必要になります。1ロールの直径は無印良品と同じ約11.5cmでしたが、長さが短い分、備蓄量を増やすとその分かさばります。肌が弱い子どもや高齢者がいる家庭など、「備蓄量よりも肌へのやさしさを優先したい」という場合には、こうしたタイプを選ぶのも一つの方法です。

「長ければお得」とは限らない。使う人と保管場所で選ぼう

今回、3種類を比べてみて分かったのは、単純に「一番長いものを選べばいい」というわけではないことでした。1mあたりの価格だけならエリエールが最も安い結果でしたが、長巻きタイプなら交換回数を減らせたり、備蓄スペースを有効に使えたりするメリットがあります。

防災用として考えるなら、長さに加えて、包装の状態、保管しやすさ、入手しやすさも重要です。トイレットペーパーは、災害が起きてから慌てて買うのではなく、普段使っているものを少し多めに持つ「ローリングストック」に向いているアイテム。価格だけでなく、「わが家ならどれくらい保管できるか」「家族が気持ちよく使えるか」まで考えて選んでおくと、いざというときにも安心です。

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<執筆者プロフィル>

海老原葉月

ライター、整理収納アドバイザー1級

カインズ公認の「日本一のカインズマニア」、スリコマニアとしても知られる。

14歳、11歳、2歳の三兄弟を子育て中。東日本大震災、令和元年房総半島台風にて被災した経験から、防災に関する情報を発信。

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