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「お客様の便は2時間前に出発しております」14時を信じた私が、翌朝また予約票を見て青ざめた理由

  • 2026.10.9

時間の管理は、私の担当だった

彼と出かけた南の島への旅行は、4日間の予定をすべて私が組みました。

行き先も食事の店も時刻つきで表にまとめ、帰りの便の予約も私が担当しました。

初日に彼が予定を確認しようとしたときも、私は自信満々でした。

「時間は私が見てるから大丈夫。任せて」

「頼もしいね」

彼は笑い、それからはほとんど私に任せてくれていました。

最終日の昼すぎ、おみやげを見ていると、彼が腕時計に目を落としました。

「そろそろ空港に向かわなくて大丈夫?」

「14時の便だから、まだ平気だよ」

そう答えた私は、食堂でも慌てることなくお茶をおかわりしました。

ところが、借りていた車を返す窓口が混んでいて、最後は2人で旅行かばんを引きながら空港を走ることに。

カウンターに着いたのは、14時少し前でした。

「まだ間に合いますか?」

係員は予約の紙と画面を確認すると、申し訳なさそうに言いました。

「お客様の便は、2時間前に出発しております」

「え…?」

慌てて予約票を見ると、出発は12時。私がずっと14時だと思っていたのは、到着時刻だったのです。

隣を見ると、彼も言葉を失っていました。

延ばした1泊、翌朝に彼が気づいたこと

その日の便は満席で、乗れるのは次の朝の便だけでした。

私たちは宿を取り直し、職場にも休みの連絡を入れました。

車はすでに返していたため、その日は宿のまわりを歩き、海ぞいの石垣でかき氷を食べて過ごしました。

夜、新しい予約票を確認した私は、今度こそ間違えないよう、時刻に赤い丸までつけました。

「明日は9時。今度はちゃんと確認したから」

「じゃあ、朝ごはんも食べられるね」

翌朝、宿の食堂で私がみそ汁をおかわりしていると、向かいに座っていた彼が予約票を手に取りました。

赤い丸のついた時刻を見たあと、別の欄へ視線を移し、しばらく黙っています。

「…ねえ。この9時って、また着く時間じゃない?」

「え?」

予約票をのぞき込むと、出発の欄には「7時」。壁の時計は、すでに6時を少し過ぎていました。

彼は何も言わずに立ち上がり、2人ぶんのかばんをつかみました。

私はおわんに残っていたみそ汁を飲みほし、その背中を慌てて追いかけました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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