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「何してるんですか」雨もないのに週2、3回濡れる駐車場。早く帰宅した日に、うちの水栓の前で見た隣人の行動とは

  • 2026.10.9
「何してるんですか」雨もないのに週2、3回濡れる駐車場。早く帰宅した日に、うちの水栓の前で見た隣人の行動とは

雨も降っていないのに濡れている駐車場

家の駐車場のすみに、洗車や庭仕事に使う外の水栓があります。

道との境に門はなく、入ろうと思えば入れるつくりです。

ある晩、会社から帰ると、水栓のまわりだけが濡れていました。

水もれかと思い、蛇口や根元を確認しましたが、壊れている様子はありません。

ところが、その後も雨が降っていない日に同じ場所が濡れていることがありました。

週に2、3回ほど気づくようになり、私は念のため、濡れていた日を携帯電話のメモに残すことにしました。

「いったい、何なんだろう」

理由が分からないまま日付だけが増えていき、少し気味が悪くなっていました。

帰宅すると、隣の奥さんが水栓の前にいた

ある日、仕事が早く終わり、昼すぎに家へ戻ったときのことです。

駐車場に入ると、とめてある車の向こうから水の音が聞こえました。

見ると、隣の家の60代くらいの奥さんが、うちの水栓の前にかがみ、青いバケツに水をためていたのです。

普段は会えば挨拶をかわす、穏やかな印象の人でした。

私は驚いて声をかけました。

「あの…何してるんですか」

奥さんは振り向くと、蛇口に手をかけたまま答えました。

「あら、ごめんなさい。バケツ1杯だけよ。今日だけちょっと借りたの」

「今日だけ、ですか?」

思わず聞き返すと、奥さんは少し慌てたように続けました。

「そうよ。ほんの少しだけだから」

「今日だけ」という言葉に、私はメモを見せた

私は携帯電話を取り出し、これまで残していたメモを開きました。

先週の月曜と木曜、今週の火曜。どれも雨が降っていないのに、水栓のまわりが濡れていた日です。

「実は、前にも何度かここが濡れていたんです。今日だけと言われても、ちょっと気になってしまって」

奥さんは画面の日付を見ました。

「…雨の日と勘違いしてるんじゃない?」

「いえ、雨の降っていない日だけメモしています」

しばらく黙っていた奥さんは、バケツの持ち手をつかんで立ち上がりました。

そして少し強い口調で言いました。

「でも、誰もいない家なんだから、困る人はいないでしょう。お水のお代なら払うわよ」

私はその言葉を聞いて、声を荒らげずに返しました。

「お金の話ではないんです。留守の家の敷地に入って、黙って水道を使われるのが嫌なんです」

奥さんは何も言い返しませんでした。

やがて蛇口を閉めると、バケツの水を水栓の水受けにあけ、空になったバケツを持って自分の家へ戻っていきました。

それ以来、晴れた日に駐車場のすみが濡れていることはありません。

携帯電話のメモにも、あの日を最後に新しい日付は増えていません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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