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「今度こそお箸を忘れない」春の遠足で失敗した私。だが、次の遠足で張り切りすぎた結果

  • 2026.10.9

遠足から帰った息子のひと言

30代の私には、小学1年生の息子がいます。

春の遠足の日、私は朝からお弁当づくりと自分の身じたくで大忙しでした。

台所と洗面所を行ったり来たりしながら卵焼きを詰め、最後に包みを結んでリュックへ。

なんとか出発には間に合い、ほっとして息子を送り出しました。

ところが夕方、帰ってきた息子は、玄関でお弁当の包みを私に差し出すなり言いました。

「ママ、今日、お箸入ってなかったよ」

「えっ…うそ。じゃあ、どうやって食べたの?」

慌てて包みを確認すると、たしかに箸箱がありません。朝、流しの横に置いたまま、入れ忘れてしまったようです。

「となりの子が、予備のお箸貸してくれた」

そのお友だちは、いつもリュックに予備のお箸を1膳入れているそうです。

息子が困っているのを見て、貸してくれたと聞きました。

「そっか…よかった。本当にごめんね」

すると息子は、靴を脱ぎながら笑いました。

「次は忘れないでね」

怒らずに笑ってくれたことにほっとする一方で、お友だちにも息子にも申し訳なくて、私は心の中で決めました。

次の遠足では、絶対にお箸を忘れない。

忘れないように準備した結果

そして秋の遠足の前夜。

前回の失敗を繰り返すまいと、私は真っ先に箸箱をお弁当の包みに入れました。

「これで大丈夫……いや、念のためもう1膳」

さらに、今度は息子のお友だちが忘れたときに貸せるようにと、もう1膳追加。

気づけばお箸は全部で3膳になっていました。

そこへ、お箸では食べにくいものがあったら困ると思ってスプーンを1本。さらにフォークも1本入れました。

少し多い気もしましたが、前回のことを思えば足りないよりはいい。私はすっかり安心していました。

翌朝も、出発前に包みを確かめます。

「今日はお箸、ちゃんと入ってるからね」

「うん。行ってきます」

今度こそ完璧。そう思って息子を送り出しました。

テーブルに並んだ5つの道具

夕方、帰ってきた息子は、そのまま台所へやってきました。

そしてお弁当の包みをほどくと、中からお箸を3膳、スプーンを1本、フォークを1本取り出して、テーブルに並べます。

「ママ、これ多すぎ」

「え、やっぱり?」

息子はくすくす笑いながら続けました。

「みんなに『お店屋さんみたい』って言われたよ」

結局、使ったのはお箸1膳だけ。お弁当箱はきれいに空っぽでした。

忘れないようにしたつもりが、今度は準備しすぎてしまった私。テーブルいっぱいに並んだ食事道具を見て、私も笑うしかありませんでした。

それ以来、お箸を1膳入れたら、もう一度だけ確認する。それ以上は増やさないようにしています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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