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「星のや奈良監獄」で、再生の軌跡を紐解く館内ツアー「刻のプロムナード」がスタート

  • 2026.10.10

重要文化財に刻まれた、過去と現在を知る

国の重要文化財「旧奈良監獄」を保存・再生し、2026年6月に開業した「星のや奈良監獄」。歴史ある建築の機能美と、ラグジュアリーホテルへと生まれ変わるまでの物語を紹介する、宿泊者限定の館内ツアー「刻(とき)のプロムナード」がスタートした。

星のや奈良監獄 表門
星のや奈良監獄 表門

1908年に誕生した旧奈良監獄は、赤レンガ造りの建築や、中央看守所から複数の舎房が放射状に延びる「ハヴィランド・システム」など、当時の姿を今に伝える貴重な建造物だ。

ツアーでは館内を巡りながら、明治時代の建築技術や監獄ならではの構造、そして歴史的建造物を未来へつなぐために施されたデザインを体感。歴史をありのままに受け継いだ場所から、大胆な再生を試みた空間までを辿っていく。

全てを見渡す看守台も残す「中央看守所」
全てを見渡す看守台も残す「中央看守所」

なかでも見どころのひとつが、近代監獄を象徴する放射状の構造「ハヴィランド・システム」を見渡せる、かつての「中央看守所」。歴史的価値を守りながら、塗装やライティングによって建築そのものが持つ機能美を際立たせた空間を、スタッフの解説とともに鑑賞できる。

西洋のインテリアをふんだんに配置した「メインラウンジ」
西洋のインテリアをふんだんに配置した「メインラウンジ」
かつての倉庫に大きな窓を設けた「ダイニングラウンジ」西洋のインテリアをふんだんに配置した「メインラウンジ」
かつての倉庫に大きな窓を設けた「ダイニングラウンジ」

このほかにも、天井を取り払うことで高さ9mの大空間へと生まれ変わった「メインラウンジ」や、かつての倉庫を再生した「ダイニングラウンジ」など、歴史の面影を残しながら大胆に手を加えた空間にも注目したい。

漆喰を剥がし、レンガのテクスチャーを活かした客室
漆喰を剥がし、レンガのテクスチャーを活かした客室

何を遺し、何を変えるのか──。文化財の新たな可能性を切り拓いた「星のや奈良監獄」の知られざるストーリーに触れるガイドツアー。保存と活用の狭間で重ねられた試行錯誤や再生の物語を知ることで、この場所での滞在がより充実したものとなるはずだ。

 

◆星のや奈良監獄「刻のプロムナード」
【時間】毎日8:00~ ※所要時間約45分
【料金】無料
【対象】星のや奈良監獄 宿泊者
【定員】10名
【予約】公式サイトにて前日21:00までに要予約

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