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80年代を席巻したエステティック・ホラーが4Kレストアで甦る『フェイスレス4K』12月公開決定!不穏すぎるポスタービジュアル&予告編

  • 2026.10.8

ジェス・フランコが手がけた『フェイスレス』(88)を鮮烈な4Kレストアで蘇らせた『フェイスレス4K』が12月18日(金)に公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編が到着した。

【写真を見る】猟奇性&エロティシズムにあふれた場面写真も一挙解禁!

【写真を見る】猟奇性&エロティシズムにあふれた場面写真も一挙解禁! [c] 1988 René Chateau Productions. All Rights Reserved.
【写真を見る】猟奇性&エロティシズムにあふれた場面写真も一挙解禁! [c] 1988 René Chateau Productions. All Rights Reserved.

多種多様なアングラ映画200本以上を世に送りだし、オーソン・ウェルズやフリッツ・ラングからペドロ・アルモドバル、ギレルモ・デル・トロ、クエンティン・タランティーノ、ギャスパー・ノエといった後世の映画作家までを魅了した“ユーロトラッシュ”の帝王であり、スペイン映画界最高権威であるゴヤ賞功労賞を受賞したヨーロッパ最大の異端児、フランコ。『フェイスレス』は、彼が自身の作品『美女の皮をはぐ男』(63)を、スプラッター映画の絶頂期である80年代に豪華キャストでセルフリメイクしたエステティック・ホラーだ。

主演は『地獄に堕ちた勇者ども』(69)、『ルートヴィヒ』(72)などを手がけたルキノ・ヴィスコンティのミューズとして知られ、「世界で最も美しい男」といわれたヘルムート・バーガー。共演には『007/私を愛したスパイ』(77)のキャロライン・マンロー、『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』(72)、『バベットの晩餐会』(87)などの名女優ステファーヌ・オードラン、テレビドラマ「刑事コジャック」のテリー・サヴァラス。そして名優たちと共にジェス・フランコ作品の常連であり、かつてのX指定フランス映画の女王ブリジット・ラーエのほか、ジャン=ピエール・メルヴィル、ジャン=リュック・ゴダール作品や『美女の皮をはぐ男』の主演で知られる怪優ハワード・ヴェルノン、フランコ監督のパートナーであるリナ・ロメイらが出演。プロデューサーのルネ・シャトーが巨額の製作予算を投入した結果、信じがたい豪華キャストが集結した。脚本にはフランス推理小説大賞を受賞しているミシェル・ルブランとジャン・マザランが参加。「哀しみのアダージョ」などのヒットメーカー、ロマーノ・ムスマッラの音楽がパリを彩る。国際的なスター俳優陣が若い女性をさらって監禁、顔の皮を剥ぎ移植手術を行う本作は、その歪な構造からしてこの世に類をみない個性を纏い、いまでは80年代ユーロホラーの最高峰の立ち位置を得ている。

局所麻酔のみで皮を剥ぐ! [c] 1988 René Chateau Productions. All Rights Reserved.
局所麻酔のみで皮を剥ぐ! [c] 1988 René Chateau Productions. All Rights Reserved.

整形外科医の権威、フラマンド博士(バーガー)は妹のイングリット(クリスチャン・ジーン)、医院長のナタリー(ブリジット・ラーエ)とクリスマスのイルミネーションが輝くパリの夜を謳歌している。博士はイングリットに妹以上の危うい感情を抱きつつ、ナタリーとも親密だったが、イングリットとナタリーも深い仲で3人は異様な関係を楽しんでいた。しかし、突然現れた、博士のいいかげんな治療に恨みを持つ元患者が硫酸をまき散らし、身代わりとなったイングリットはその美しい顔面を失ってしまう。

博士とナタリーは失意のイングリットのため、綿密な計画を練り実行に移すことに。若い女性をさらって病院の地下室に監禁し、健康な顔の皮を剥ぎ、移植する手術を行うのだ。だが移植はなかなか成功しない。顔面を失う手術失敗の犠牲者たち。次々と女たちをさらう二人。そのなかにはニューヨークの大富豪テリー(サヴァラス)の娘バーバラ(マンロー)が含まれていた。探偵モーガン(クリス・ミッチャム)に調査を依頼して行方不明になった娘を探すテリー。モーガンはわずかな手がかりを積み重ね、やっとフラマンド博士のミモザ整形クリニックにたどり着く。

一方、移植手術がうまくいかないフラマンドとナタリーは、皮膚移植手術の権威、オルロフ教授(ヴェルノン)に助けを求め、究極の回答を得る。それは生体から顔面移植手術をこの世で唯一成功させた実践の権威、元ナチスの外科医モーザー(アントン・ディフリング)だった。藁にもすがる思いの二人の熱意に、ついにモーザーが動きだし、危険で恐ろしい最終手段を選択する。

10月8日は日本整形外科学会が定めた“骨と関節の日”。このたび解禁されたポスタービジュアル、予告編、場面写真にはフランコ独自の猟奇性&エロティシズムが横溢している。

日本での初公開以来VHSでしか観ることのできなかった本作。鮮烈な映像で蘇った恐怖を体感してほしい。

文/サンクレイオ翼

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