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「うちの主人もそこなの。課長なのよ」夫の勤務先で人を比べるママ友。だが、転園してきた母親の話に言葉を失ったワケ

  • 2026.10.8

会うたびに比べられた、習い事と夫の会社

下の子が幼稚園に通っていたころの話です。

同じクラスに、お迎えのあとの立ち話ではいつも輪の真ん中にいるママ友がいました。

ある日、私が下の子のスイミングについて「なかなか次の級に上がれなくて」とこぼしたことがあります。

すると彼女は、少し驚いたように私を見ました。

「えっ、まだそこなの?」

「うん。でも本人は楽しそうに通ってるから」

「そうなんだ。うちの子はもう先の級だけど、教え方とか違うのかしらね」

それ以来、顔を合わせると子どもの習い事だけでなく、夫の仕事や休日の過ごし方まで比べられることが増えました。

「うちは主人が大手の会社だから、そういうところは余裕があるのよ」

そんな言葉を聞くたび、私はなんとも返しづらくなります。

相手の夫の勤め先を聞いて、自分の家と比べるような話し方も何度か耳にしました。

ある日のお迎えでも、ほかの母親たちがいる前で彼女は言いました。

「主人の年収なら、習い事の3つや4つは余裕よ」

「へえ、そうなんだ」

私は曖昧に笑うしかありませんでした。周りの母親たちも返事に困っている様子で、その場には少し気まずい空気が流れていました。

転園してきた母親と、夫の会社の話になった

しばらくたったある日、お迎えのあとに園の近くの公園で、母親4人で立ち話をしていました。

私の隣には、少し前に転園してきたばかりの母親がいました。

落ち着いた話し方をする人で、その日も静かにみんなの話を聞いていました。

すると例のママ友が、いつものように尋ねました。

「ご主人って、どちらにお勤めなの?」

転園してきた母親が会社名を答えると、ママ友の表情がぱっと明るくなりました。

「えっ、うちの主人もそこなの。課長なのよ」

そこから少し話が続き、転園してきた母親の夫が、去年までママ友の夫の上司だったことが分かりました。

ママ友は一瞬、言葉に詰まったようでした。

すると転園してきた母親は、少し困ったように笑って言いました。

「そうだったんですね。でも、ご主人の会社や役職で比べるような話は、あまりしないほうがいいんじゃないですか」

責めるような言い方ではありませんでした。それだけに、ママ友もすぐには言い返せなかったようです。

「…そうね」

それまで夫の会社や収入の話になると止まらなかった彼女が、その日はそれ以上何も言いませんでした。

その後もお迎えで顔を合わせましたが、少なくとも私たちの前で、夫の会社を持ち出して誰かと比べるような話をすることはなくなりました。

あれほど何度も聞かされていた話がぴたりと出なくなり、私は少しだけほっとしたのを覚えています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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