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「仕事の付き合いだから必要経費」飲み代5000円を家計扱いした夫。翌週、妻が用意した書類に唖然

  • 2026.10.8

家計簿を前に、言い切った夜

今は40代の私が、結婚して間もないころの話です。

当時の私はレシートを取っておく習慣がなく、月末になると、何に使ったのか分からないお金が少しずつ出ていました。

ある夜、夕飯のあとの食卓で、妻が家計簿を開いていました。

しばらく数字を確認していた妻の手が、あるところで止まります。

「この5000円、何に使ったの?」

聞かれて、すぐに思い出しました。取引先の担当者と軽く飲んだときに使ったお金です。

私は悪びれることもなく答えました。

「飲み代の5000円だよ。仕事の付き合いだから必要経費」

仕事のための付き合いなのだから、家計から出しても問題ない。私は本気でそう考えていました。

妻は少し間を置いてから聞きました。

「必要経費ってことは、家計から出すの?」

「うん。仕事の付き合いなんだから、それでいいだろ」

すると妻は、「分かった」とだけ言って家計簿を閉じました。

言い分が通ったのだと思い、私はそれ以上深く考えませんでした。

翌週、食卓に置かれた一枚

それから一週間ほどたった夜。夕飯の片づけが終わると、妻が私の前に一枚の紙を置きました。

見ると、会社で使う経費の精算書によく似た手作りの書類です。

日付、相手、目的、金額を書く欄があり、領収書を貼る場所まで用意されていました。

私が紙を見つめていると、妻が言いました。

「経費なら、来月10日までにこれを出してください」

「…これ、毎回書くの?」

「うん。それから、領収書がないものは家計の経費にはできません」

そこで私は、先週の飲み代の領収書を残していなかったことに気づきました。

慌てて財布を開き、お札の間やカードの後ろまで探しました。さらにかばんのポケットも確認しましたが、出てきたのは、くしゃくしゃになったガムの包み紙だけでした。

妻がそれを見て、少し笑いました。

「それは何の経費?」

「……これは違います」

私は包み紙をそっと食卓の端へ寄せました。

「じゃあ、今月の飲み代はおこづかいからね」

そう言われると、何も言い返せませんでした。

そのあと二人で話し合い、家の支出と、それぞれが自分で負担する支出を分けることにしました。

それ以来、私は飲み会のたびに領収書をもらうようになりました。そして毎月10日になると、妻が作った精算書を食卓に出しています。

先月も妻は一枚ずつ確認すると、最後に真面目な顔で言いました。

「はい、承認します」

あの5000円を「必要経費」と言い切った手前、今では私も黙って書類を提出しています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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