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「ママ友なんだから、ご主人の年収くらい教えてよ」家の事情を聞き回るママ友。だが、公園で本人に聞かれていた瞬間

  • 2026.10.8

何度断っても続いた、家のことへの質問

娘が幼稚園に通っていたころ、同じクラスに気さくで話しやすいママ友がいました。ただ、何人かで集まると、ほかの家庭のことを細かく聞きたがるところが気になっていました。

ある日、お迎えのあとの立ち話で、そのママ友が私に聞いてきました。

「ご主人、何のお仕事してるの?」

「会社員だよ」

そう答えると、今度は少し身を乗り出します。

「ママ友なんだから、ご主人の年収くらい教えてよ」

「いや、それはちょっと…」

「えー、いいじゃん。だいたいでいいから」

何度断っても話題を変えてくれません。私は年収には答えず、夫の仕事の種類だけを話して、その場を切り上げました。

そのママ友は、年下の母親にも同じような調子で家賃を何度も聞いていました。

数日後、別のママから声をかけられました。

「この前、あなたのご主人の仕事の話、あの人がしてたよ。お給料のことまで話してた」

私は驚きました。

夫の年収なんて、ひと言も教えていません。

翌朝、本人に伝えました。

「うちのこと、ほかの人には話さないでほしいんだけど」

すると、ママ友はあまり気にしていない様子で答えました。

「そんな大した話じゃないでしょ」

その返事を聞いて、家庭のことをどこまで人に話していいのか、私とは感覚がかなり違うのだと感じました。

すぐ後ろのベンチに、本人がいた

しばらくたったある日、お迎えのあとに立ち寄った公園で、母親が5人ほど集まって話していました。

ママ友は輪の真ん中にいて、私は少し端にいました。

そのすぐ後ろのベンチでは、以前家賃を聞かれていた年下の母親が、子どもに水筒のお茶を飲ませていました。

ママ友は彼女がいることに気づいていないようでした。少し声を落として言います。

「ねえ、知ってる?あそこのご主人、転職したんだって。家賃の安いところに引っ越すらしいよ」

そのとき、後ろから声がしました。

「……その話、ほかの人にはしてないよ」

ママ友が驚いて振り返ります。

年下の母親は水筒のふたを閉めながら続けました。

「あなたに聞かれて答えただけなんだけど」

さっきまで話していた輪が、急に静かになりました。

すると、近くにいた別のママも口を開きました。

「…うちのことも、ほかで話してたよね」

私も黙っていられず、続けました。

「私のところも。年収なんて言ってないよ」

ママ友は顔を赤くして、何か言いかけましたが、そのまま黙ってしまいました。

そして砂場にいた自分の子どもを呼ぶと、その手を引いて早足で公園を出ていきました。

それ以来、私を含め、周囲の母親たちはそのママ友に家庭のことをほとんど話さなくなりました。

何げなく聞かれたことでも、一度口にすれば、自分の知らないところまで広がることがあります。あの日以来、私も家庭のことをどこまで話すか、以前より慎重に考えるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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