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【漫画】「あんな汚い部屋、3万円でも安い」清掃費を上乗せする不動産屋。だが、4年前の写真を見せると余裕が消えた

  • 2026.10.8
【漫画】「あんな汚い部屋、3万円でも安い」清掃費を上乗せする不動産屋。だが、4年前の写真を見せると余裕が消えた

見慣れない精算書

退去の精算書に、見慣れない3万円の項目が載っていました

4年住んだアパートを出て、同じ町の部屋へ越しました。

退去の立会いの日は仕事を抜けられず、不動産屋の担当者に任せて、鍵は郵便で返しました。

ひと月後に届いた精算書には、特約のクリーニング代とは別に、見慣れない項目が載っていました。

週末、精算書を持って店を訪ねると、担当者は慣れた口調で言いました。

「特別清掃費、3万円になります」

「クリーニング代とは別ですか?」

担当の高橋さんは、台所の汚れがひどかったと言いました

普通の掃除では落ちない汚れがあり、専門の業者を呼んだのだと担当者は言います。

「ガス台が油で真っ黒でしたよ」

4年分の料理の跡と言われると、自信がありません。

引っ越し前は荷造りに追われ、台所はさっと拭いただけでした。

「そんなに、汚れてましたか…」

高橋さんに笑われ、私は言い返せないまま店を出ました

経年劣化は借主の負担ではないはず。そう言いかけると、担当者は鼻で笑いました。

「あんな汚い部屋、3万円でも安い」

立ち会わなかったのはそちらでしょう、写真なんか撮るまでもない汚さでしたよ、払わないなら保証人のお父様にご連絡しますよ、と続けます。

退去の日の写真は1枚もありません。空になった部屋を見ていない私には、汚れていなかったと言い切れないのです。

「…少し、考えさせてください」

お客さんの視線を背中に感じながら、店を出ました。

2度目のカウンター

翌日、私はもう一度、不動産屋のカウンターに座りました

その夜、新しい部屋の台所で夕飯の支度を始めた私は、ふと手を止めました。

翌日の夕方、私はまたカウンターに座りました。奥の机には店長がいます。担当者は面倒そうに笑いました。

「払う気に、なりました?」

「汚れの場所を、教えてください」

業者を呼ぶほどなら、どこがどう汚れていたのか、聞いておきたい。私はそれだけ言いました。

汚れを並べる担当者に、私はスマホの写真を向けました

担当者はため息をつき、身を乗り出しました。

「五徳まで、焦げて真っ黒です!」

私はスマホを出し、4年前の入居の日に撮った台所の写真を向けました。平らなガラスの天板に、丸い印が2つ並んでいます。

「あの部屋、IHでしたよね」

IHに五徳はありません。ゆうべ新しい部屋のガスコンロの前で、おかしいと気づいたのです。

「五徳、どこにあったんですか?」

担当者の口が、半分開いたまま止まりました。

請求書は出ず、店長の前で3万円の項目は消されました

奥の机で、店長が立ち上がりました。担当者の声が急に小さくなります。

「へ、部屋を取り違えて…」

「では、業者の請求書を」

担当者は引き出しに手をかけたまま、動きませんでした。

業者の請求書は、どこにもありませんでした。

3万円の項目は、その場で消されました。

店長は私に深く頭を下げ、担当者に、担当した精算書をすべて出すよう告げました。

帰り際、店長への『…はい』という担当者の小さな声だけが聞こえました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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