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【漫画】「ランチバッグなんて話にならない」私の企画を自分の名で出す課長が、私のランチバッグを見て白旗を上げた

  • 2026.10.8
【漫画】「ランチバッグなんて話にならない」私の企画を自分の名で出す課長が、私のランチバッグを見て白旗を上げた

突き返された企画書

1年前、課長は私の企画書を最後まで読まずに突き返しました

雑貨メーカーの商品開発部で働いて5年目になります。

1年前、私は薄く畳めて保冷もできるランチバッグの企画書を、課長に出しました。

ところが課長は、表紙と1ページ目を見ただけでため息をつきました。

「ランチバッグなんて話にならない」

「せめて、最後まで読んでいただけませんか?」

そう頼みましたが、課長は企画書を机の端へ押しやったまま。

それ以上、話を聞いてもらえませんでした。

結局、その企画が部長の目に触れることはありませんでした。

1年後の会議で、課長は私の企画を自分の案として発表しました

それから1年後。取引先の量販店からお弁当まわりの新商品を求められ、部長が会議を開きました。

その日は、お弁当持参と言われていました。

会議が始まると、課長が立ち上がり、資料をスクリーンに映しました。

「1年温めた自信作です!」

画面を見た瞬間、私は言葉を失いました。

表紙の文言も、ページの構成も、1年前に私が作った企画書と同じです。違っていたのは、表紙の右下に書かれた名前だけでした。

思わず声が出ました。

「それ、私が出した企画です!」

証拠はあるのかと言われ、私は言い返せずに黙りました

会議室が静まり返りました。

課長は私を見ると、低い声で言いました。

「言いがかりだ。証拠はあるのか?」

そう聞かれると、私はすぐに出せるものを思いつきませんでした。

部長からも、いったん発表を続けるように言われます。

「……失礼しました」

私はそれ以上言えず、膝の上で両手を握りました。

最後のページに映ったもの

部長に試作品のことを聞かれ、課長は自分で縫ったと答えました

発表が進み、最後のページが映し出されました。

そこには、ランチバッグの試作品の写真が載っています。

部長が身を乗り出しました。

「この試作品は、誰が作ったんですか?」

課長は迷わず答えました。

「試作品も、私が縫いました!」

現物を見せてほしいと言われると、「今日は家にあるので、明日持ってきます」と続けます。

私は思わず聞き返しました。

「……ご自分でですか?」

「そうだよ」

課長は、はっきりと言い切りました。

発表の写真の試作品にも、同じ赤いボタンが付いていました

そこで私は、膝の上に置いていたランチバッグを机に載せました。

1年前、企画書に載せるために自分で縫った試作品です。企画が通らなかったあとも捨てられず、私は毎日のお弁当入れとして使っていました。

それを見た課長の表情が固まりました。

「どこにでもある袋だろう」

「でも、ここを見てください」

「真ん中のボタンだけ赤いんです」

私はふたの前面を指しました。

大きなボタンが3つ並んでいますが、真ん中だけ赤色です。

縫ったときに紺色のボタンが1つ足りず、裁縫箱にあった赤いものを付けていました。

スクリーンに映っている試作品の写真にも、同じ位置に赤いボタンがあります。

部長も、画面と私のバッグを見比べました。

ボタンの色を聞かれた課長は答えられず、企画は私に戻りました

課長はすぐに言い返しました。

「君が同じものを作っただけだろう」

私は持ち手を見せました。

「このバッグは、1年前からずっと使っています。持ち手も、もうこんなに擦れています」

新品とはとても言えない状態でした。

それでも課長は、「明日、家から持ってきます」と繰り返します。

部長の視線が、もう一度スクリーンの写真へ向きました。

「では、ご自宅の試作品にも赤いボタンが?」

課長は口を開きましたが、すぐには答えませんでした。

先ほどまでの勢いはなく、そのまま黙り込んでしまいました。

結局、企画書の名前は私に戻されました。部長からは、実際に試作品を作った私に提案を任せたいと言われ、課長はこの件から外れることになりました。

1年前には最後まで読んでもらえなかった企画です。

机の上の使い古したランチバッグを見ながら、残しておいてよかったと心から思いました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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