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【漫画】「海外研修中に電話してくるな!」と私を責める婚約者。だが、再会の夜に私が見せた1枚の写真を前に沈黙

  • 2026.10.7
【漫画】「海外研修中に電話してくるな!」と私を責める婚約者。だが、再会の夜に私が見せた1枚の写真を前に沈黙

1週間ぶりのレストラン

1週間ぶりに会った婚約者は、席に着くなり私の電話を責めました

来月に式を控えた婚約者と、1週間ぶりに会ったのは、彼がプロポーズしてくれたレストランでした。

海外研修から、昼に戻ったばかりでした。

席に着くなり、彼は眉を寄せました。水曜の夜に、私が1度だけかけた電話のことです。

「海外研修中に電話してくるな!」

課長になれるかが決まる研修だから連絡は控えて、と出発前から言われていました。

招待状も、もう両家の親戚に届いています。

人目のある店で言い返せば、式の話までこじれそうでした。

「…ごめんなさい」

私は小さく頭を下げました。

出発の朝、研修用にと選んだ紺のジャケットを駅で渡したときも、彼は紙袋ごと受け取っただけでした。

今夜は、ひとつだけ聞きたいことがありました。

彼が研修の話を始めたので、私は水曜日のことを聞きました

機嫌を直した彼は、グラスを片手に研修の話を始めました。

「向こうの研修、きつくてさ」

現地の上司は時間に厳しいとか、ホテルの朝食が口に合わなかったとか。

話は細かく、とても楽しそうでした。

「水曜日は、何をしてたの?」

できるだけ何気ない声で聞きました。

電話をかけた日のことです。

1日中工場にいたと笑う彼に、私はスマホの画面を向けました

彼はグラスを置き、迷わず答えました。

「水曜は1日中、工場で研修さ」

外の景色もろくに見ていない、と笑います。

私はバッグからスマホを出し、画面を彼に向けました。

「本当に、1日中?」

彼は笑ったまま、画面をのぞきこみました。

水曜日の答え

彼に向けた画面には、水曜に友人が撮った写真がありました

画面の中では、紺のジャケットの彼が、からし色のニットの女性と、ひとつのタルトをつついて笑っていました。

「水曜の3時、駅前のカフェよ」

水曜の午後3時すぎに、友人が離れた席から撮って送ってくれた写真です。

先に彼自身の口で水曜日の予定を言わせたかったのです。

出発前の写真だと言う彼に、私はジャケットのことを告げました

彼は画面を見つめたまま、しばらく動きませんでした。

それから急に早口になりました。

「しゅ、出発前の写真だろ!」

誰かが古い写真を今ごろ送ってきただけだ、と言うのです。

「出発の朝に渡したジャケットよ」

写真の彼が着ているのは、今夜も着ている、出発の朝に私が駅で渡したおろしたての1着です。

それより前の写真に写るはずがありません。彼は目を泳がせたまま、黙り込みました。

指輪を外して置くと、彼は自分から白状してしまいました

私は左手の薬指から婚約指輪を外し、テーブルに置きました。

このレストランで、彼がはめてくれた指輪です。

「あ、あの子とはもう会わないから!」

あわてた彼の口から出たのは、言い訳ではなく白状でした。

「研修先は、駅前のカフェね」

私は自分の分を払って、店を出ました。翌週、謝りに来た彼のご両親から、あの1週間は研修ではなく有給休暇だったと聞きました。

式場のキャンセル料は、すべて彼が払うそうです。

帰り道の夜風は、驚くほど軽く感じました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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