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「先輩、本当に帰る気あります?」3回も着替え直した保育士。だが、駅で園児に指摘された姿とは

  • 2026.10.7

着替えたはずなのに、また仕事着

40代の私は、保育園で保育士のパートをしています。

家では自分の子どもたちも待っているため、勤務は夕方5時までです。

その日も、自分の勤務中に最後に対応した園児をお迎えのお母さんに引き渡すと、私は職員のロッカー室へ急ぎました。

ジャージとエプロンを脱ぎ、朝着てきた服に着替えます。

ロッカーを閉めながら、私は小さくつぶやきました。

「よし、今日は5時まで。帰ろう」

そこへ、同じクラスを受け持つ同僚が入ってきました。

明日の遠足の持ち物について話していると、同僚がふいに私の胸もとを指さします。

「先輩、それ…また着てますよ」

「え?」

見ると、さっき脱いだはずのエプロンを、なぜかもう一度身につけていました。

「うそ。いつ着たんだろ」

笑いながらエプロンを外し、また話の続きを始めます。

ところが少したつと、今度は脱いだはずのジャージの上着に腕を通していました。

「先輩、本当に帰る気あります?」

「あるって。今度こそ帰るから」

仕事着を脱いだのに、話しているうちにまた身につけてしまう。

そんなことを繰り返し、着替え直すのはこれで3回目です。

私はジャージをロッカーへ入れて鍵をかけ、家で洗うエプロンもまとめました。自分の上着を羽織り、胸もとまで確認します。

「よし。今度こそ大丈夫」

駅のホームで指さされた胸もと

駅のホームで電車を待っていると、聞き覚えのある声がしました。

「あ、先生だ!」

振り向くと、受け持ちの4歳の男の子と、そのお母さんが立っています。

「こんばんは。先生はもう今日のお仕事、終わったの」

私は笑いながら、自分の服を見せるように上着の前を少し広げました。

「ほら、もう先生の服じゃないでしょう?」

ところが男の子は私の胸もとをじっと見つめています。そして、ぱっと指をさしました。

「先生、エプロン着てるよ!」

「えっ?」

慌てて下を見ると、上着の下から、うさぎの絵がついたピンクのエプロンがのぞいていました。

家で洗うためにまとめたはずなのに、いつの間にかまた着ていたのです。ロッカー室から数えれば、まさかの4回目でした。

男の子のお母さんは口もとを押さえながら笑っています。

「先生、明日もすぐお仕事できますね」

「ほんとですね……準備だけは完璧です」

私はホームの柱のそばで、今度こそエプロンを外しました。

男の子はそれがおかしかったのか、電車が来るまでずっと笑っています。

窓に映った自分を見ながら、私も思わず笑ってしまいました。

「私、どれだけ仕事モードが抜けないんだろう」


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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