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「俺から頼んだって言わないで」息子の頼みで息子の妻をごはんに誘ってきた私が、4回目に返したメッセージ

  • 2026.10.7
ハウコレ

真由さんを食卓に呼ぶたび、喧嘩の話は一度もせずに見送ってきました。それでも、3回目のあとに届いた息子の短いメッセージが、ずっと気になっていたのです。

台所の電気を消そうとしたところで、息子からのメッセージに気づきました。書き出しは、もう見慣れた言葉です。この2か月で4回目になる頼みごとに、すぐには返事を打ちませんでした。

始まりは、息子からの頼みごと

2か月前、息子から初めてこんなメッセージが届きました。

「真由と喧嘩した。俺が言い過ぎた」

「あいつ、喧嘩した次の日はごはん食べないんだよ」

「母さんから、ごはん誘ってくれない?」

「俺から頼んだって言わないで」

自分で謝ればいいのに、と思いました。それでも、真由さんが何も食べずにいると聞くと放っておけません。翌日、真由さんに「ごはん食べにおいで」とだけ送りました。

喧嘩の話はしないと決めていました。私がどちらかの味方につけば、ふたりで話す機会を取り上げてしまう気がしたからです。食卓では、ご近所からもらった大根の話ばかりしていました。

玄関で真由さんを見送るたびに

2回目も3回目も同じでした。息子の頼みが届き、翌日に真由さんを呼んで、ふたりで食卓を囲む。玄関で見送ると、真由さんは駅のほうへ歩いていきました。

ただ、3回目のあとに息子から届いたのは「助かった。また頼む」だけ。

画面を見ながら、ようやく気づきました。息子は一度も、自分から真由さんに謝ったと書いてこない。私の食卓が、謝る代わりになっているのではないか。

小さいころから、叱られると押し入れにこもる子でした。ごめんと言って、受け取ってもらえなかったらと考えてしまうのでしょう。その弱さに、私が手を貸していたのです。

4回目に返したメッセージ

4回目の頼みは、いつもより長い文面でした。

「友達との予定、黙って決めてた。いちいち報告しなきゃいけないのって言っちゃった」

「明日、また誘ってくれない?」

少し考えてから、こう返しました。

「謝るのはあんたの仕事。私はごはんを作るだけ」

既読はついたまま、返事は来ないまま。

翌日、真由さんにはいつもどおり「ごはん食べにおいで」と送りました。息子に頼まれたからではなく、真由さんが食べずにいるのが気になったからです。

しばらくして、息子から「真由に聞かれた。今日はちゃんと話す」と届きました。続いて真由さんからも「お義母さん、ありがとうございます。今日はふたりで話してみます」。

「うん、またいつでもおいで」とだけ返しました。

そして...

作りかけの大根の煮物は、半分を小分けにして冷凍庫へ入れました。片付けを終えたころ、息子から届いたのは「自分で謝った」の一言。うなずく犬のスタンプを1つだけ返しました。

冷凍庫の容器には、日付だけを書いておきました。

(60代女性・パート)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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