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「うちは1人で何でもできるよ」人見知りの娘を笑うママ友。直後、担任が明かした園での姿とは

  • 2026.10.6

園庭で足にしがみついた娘

年少の娘が通う幼稚園で、行事があった日のことです。

園庭には、始まるのを待つ親子が集まっていました。ふだんは見かけないお父さんや祖父母も多く、人見知りの娘は私の足に両腕を回したまま離れません。

そこへ、同じクラスのママがやってきました。その息子は少し離れた砂場で、1人でバケツに砂を入れて遊んでいます。

ママは娘の顔をのぞき込み、笑いながら言いました。

「いつもママと一緒ね。うちは1人で何でもできるよ」

私はどう返せばいいか分からず、「そうなんだ」とだけ答えて、娘の頭に手を置きました。

するとママは、近くにいたお母さんたちにも聞こえる声で続けます。

「朝も自分で着替えるの。私がいなくても平気だから、ほんと楽なのよ」

「へえ、すごいね」

そんな声が返ると、ママはもう一度こちらを見ました。

「人見知りって、ママがべったりだからじゃない?甘やかすと、なかなか離れなくなるよ」

一瞬、周囲の視線がこちらに向いたような気がしました。娘はますます私の足に顔をうずめます。

娘の性格まで私の接し方のせいだと言われたようで、胸の奥がざわつきました。それでも、その場で言い返すことはできませんでした。

娘の園での姿を知っていた先生

そのとき、ちょうど近くを通りかかった担任の先生が足を止めました。先生は娘の前にしゃがみ、目の高さを合わせます。

「今日は人がいっぱいで、びっくりしたね」

娘が私の足のかげから小さくうなずくと、先生はやさしく笑いました。

そして立ち上がり、私たちに向かって言いました。

「この子、園では自分でできることもたくさんありますよ」

先生はさらに、先週、泣いていた友だちに娘が気づき、自分からハンカチを持っていったことを話してくれました。

家では私から離れたがらない娘にも、私の知らないところでは自分で考えて動いている時間がある。そのことが分かり、張りつめていた気持ちが少しゆるみました。

その直後、砂場で遊んでいた息子が走ってきました。ママの足にしがみつくと、大きな声で泣き始めます。

「ママ、だっこ。だっこして」

ママは戸惑った様子で、一度しがみついた腕を外そうとしましたが、息子はさらに強く抱きつきました。

「どうしたの?」

さっきまで1人で遊んでいた息子の突然の涙に、ママも困った顔をしています。

結局、何も言わずに息子を抱き上げました。

私はそれを見て、子どもにはそれぞれ、平気なときと親を求めるときがあるのだと思いました。

始まりを知らせる音楽が流れると、私はしゃがんで娘を抱きしめました。娘も私の首に腕を回します。

けれど先生がクラスの子どもたちを呼ぶと、娘は自分から私の手を離し、みんなのところへ走っていきました。

その後ろ姿を見ながら、家で見せる姿だけで娘の全部を決めつけなくてもいいのだと、少しだけ肩の力が抜けました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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