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【北海道白糠町】海の変化をきっかけに開発された「白糠産天然ぶりフレーク缶」がふるさと納税返礼品に

  • 2026.10.5

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白糠町ふるさと納税寄付者からの意見を反映したパッケージデザイン[/caption]

イミューは、北海道白糠町(しらぬかちょう)で水揚げした天然ブリの身をオイル漬けにした「白糠産天然ぶりフレーク缶」を、9月4日(金)から一部テスト販売を実施。9月30日(水)より、白糠町のふるさと納税返礼品として本格的に受付を開始した。今後、道の駅しらぬか恋問館や地元スーパーでも販売される予定だ。

この商品は、イミューが北海道白糠町および白糠漁業協同組合と連携し、天然ブリの高付加価値化に取り組む「極寒ぶりプロジェクト」の一環として開発された。

「極寒ぶりプロジェクト」開始の背景

白糠町では近年、海洋環境の変化などを背景に魚種や漁獲量に変化が生じており、従来の主要魚種であった秋鮭などの漁獲環境が変化する一方、これまで北海道ではなじみの薄かったブリの水揚げが増加しているという。

白糠町におけるブリの水揚げは、2019年の0.5tから2023年には100tを超えるまでに増加。このような海の変化を地域漁業の転換点と捉え、漁獲から鮮度管理、加工、販売までを地域で行い価値を高める取り組みが「極寒ぶりプロジェクト」だ。

プロジェクトでは、船上活締め・放血の処理を施した上、北海道白糠漁業協同組合で水揚げされた魚体が5kg以上(※)のブリを「極寒ぶり」としてブランド化。商品開発や加工製造、販売先開拓やマーケティング等を民間企業であるイミューが担い、官民連携で進めている。

「缶詰」開発の理由

プロジェクトを進める過程で新たな課題として浮上したのが、魚体5kgに満たないブリの存在。白糠の冷たく厳しい海で育った天然ぶりは、身が引き締まり濃厚な旨みが特長だ。サッパリとした身質を活かし、さらに保存性を高め通年流通できる商品にするために、「缶詰」への加工を決めたという。

商品化までの道のり

商品化に際し、まず壁となったのが缶詰工場を探すこと。ブリの缶詰を製造している工場は国内に見つからず、マグロやカツオの缶詰工場に相談。その中で、静岡県焼津市にあるツナ缶専門工場が引き受けることになり、試作がスタートした。

テストで分かったことは、ブリの缶詰化はハードルが高いということ。ブリは、マグロやカツオに比べ身が柔らかくて皮がかたいため、自動で皮や骨を取るラインでは流せないことが分かった。ラインの代わりに皮や骨を手でとるとなると、人件費が高くつき高価な缶詰になってしまう。

そこで、白糠町内でフィレ(切身)にしてから缶詰工場に搬入し、加工することに。フィレにする作業は、地元の水産加工業者・釧路丸水に依頼した。

白糠漁港に水揚げされた小型のブリは、水揚げ後すぐに冷やし込みを行い、鮮度を保つ。こうして白糠産ブリのバトンリレーがつながり、今年秋漁の水揚げより本格的な製造が可能となった。

ふるさと納税寄付者の意見をデザインに反映

製品化に当たり、サンプル商品の試食と、商品名や缶のデザインへのアンケート調査を、2月、白糠町ふるさと納税寄付者約40名を対象に実施。味への評価は上々だった。また、「商品のコンセプトが伝わるデザイン」について質問し、最終的にデザインが決定した。

町内の人々を対象に試食会を実施

商品発売に先駆け、7月、白糠町内の事業者や白糠高校の生徒・教職員を対象に試食会が実施された。

白糠高校では、試食に参加した生徒17名のうち、約半数が「ブリを初めて食べる」と回答。実際に食べた生徒からは、「美味しい」「まぐろのツナ缶より自分は好き」といった声が寄せられた。教職員からも「いつから、どこで買えるのか」といった質問が寄せられ、発売前から関心を集めたという。

さらに、白糠町内の事業者14名を対象に、まぐろのツナフレーク缶とぶりフレーク缶を食べ比べも実施。どちらがぶりフレークかを当ててもらったところ、正解率は11名と約8割。約2割の人はぶりフレークをまぐろのツナフレークと回答したという。

この結果から、これまで北海道ではなじみが薄かったブリも、缶詰という身近な形にすることで、これまでとは異なる食べ方・楽しみ方を提案できる可能性が見えてきた。

「5kg未満のブリを救え!」から始まった今回の挑戦は、白糠の漁業が変化する海に適応し、新しい価値をつくっていくための力強い一歩となった。

イミューは今後も、白糠町、白糠漁業協同組合、地域の事業者、漁業者と連携しながら、変化する水産資源を地域の新たな価値へと変えていく取り組みを続けていくという。

海洋環境の変化がきっかけとなり誕生した「白糠産天然ぶりフレーク缶」を味わってみては。

楽天市場 白糠町ふるさと納税ページ:https://www.rakuten.co.jp/f016683-shiranuka 道の駅しらぬか恋問館 HP:https://michinoeki-shiranuka.jp

※今年9月より7kg以上から5kg以上にルール変更

(yukari)

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