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【芸術の秋2026】この秋京都で楽しみたい、アートイベント17選

  • 2026.10.5
撮影:柳原美咲

世界中から旅好きやアート好き、デザイン好きが集まる街・京都では、この秋も多彩なアートイベントが開催予定。そのなかから、ジブリに源氏物語、建築にジュエリー、現代アートまで、必ず行っておきたい展覧会やアートフェアを厳選してご紹介。ぜひ旅のヒントにしてみて。

※各イベントの会期や時間、休館日は変更となる可能性があります。詳細や最新情報は各公式サイトをご確認ください。※画像の無断転載を禁じます。

©ISSEY MIYAKE INC.

Mark Borthwick: Something Out of Nothing Into Everything/ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA

名フォトグラファーがいざなう、イッセイ ミヤケと光が戯れる世界

京都の町屋の一角を利用した「イッセイ ミヤケ」の旗艦店、「ISSEY MIYAKE KYOTO」。その中庭にある、古い蔵を再生させた「KURA」は、京都をはじめとする職人たちの手しごとやものづくりを紹介するギャラリーとして、多彩な試みを実践し続けている場所だ。

現在は、「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」の2026-27年秋冬シーズンのテーマ「In a New Light」に呼応する企画として、写真家マーク・ボスウィック氏が同ブランドの衣服を題材に撮り下ろした映像を展示中。光を浴びたプリーツの凹凸、風で揺れる布地のドレープや透け感など、光が生み出す光景をとらえた作品はポエティックで美しく、服、光、時間が交差する幻視的な世界へと私たちをいざなう。ボスウィック氏本人が手がける空間演出もじっくり見ておきたいところ。

会期/〜2026年10月27日(火) ※会期中無休
会場/ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA(京都府京都市中京区柳馬場通三条下る槌屋町89)
時間/11:00~20:00
料金/無料

Hearst Owned

Art Rhizome KYOTO 2026 「逆旅京都3」/京都市内各所

街歩きをしながら京都ゆかりの作家の作品を鑑賞できる、回遊型展示

『Art Rhizome KYOTO(アート・リゾーム・キョウト)』は、京都にゆかりのあるアーティストの作品をさまざまな場所に展示し、多くの人々がアートに触れる機会を創出する京都市主催のイベント。第6回となる今年は、「逆旅京都(げきりょきょうと)3」をテーマに掲げ、国内外の13名の作家の作品を、京都市役所庁舎、カリモク コモンズ キョウト、大黒湯、三井ガーデンホテル京都三条プレミアといった市内9カ所で展示・販売(一部を除きすべての作品が購入可能)する。

また、香港を代表する現代美術館、M+のキュレーターであるイザベラ・タム氏が特別ライターとして参加し、紀行文の形式で全会場と作品を記述するテキストを執筆しているので、作品とあわせて読んでおきたい。街歩きをしながら、各会場の歴史や特性をいかした回遊型の展示をじっくり鑑賞してみて。

会期/~2026年11月9日(月)
会場/京都市内9カ所
時間・休業日/各施設に準ずる
料金/無料

Hearst Owned

寛永行幸四百年祭開催記念 特別展『寛永 太平がはぐくむ美』/京都文化博物館

稀代のおもてなしイベントから400年、当時の京都に思いを馳せて

江戸初期の寛永3年(1626)、大御所・徳川秀忠と将軍・家光が後水尾天皇を二条城に招いて歓待した「寛永行幸」から今年で400年。これを記念し、当時の京都で花開いた寛永文化と寛永行幸を軸に、その魅力を紹介する特別展が京都文化博物館にて行われている。

5日間におよんだこの行幸は、豪華な座敷飾りや料理、舞楽に能楽、和歌、管弦といった最上級のもてなしが実施され、朝廷と幕府の融和、戦乱の終息による平和到来を象徴する、政治と文化が交差したビッグイベントとなった。本展の狙いは、徳川政権の成立を辿る歴史展であると同時に、さまざまな立場の人々が文化を担い、京都の美意識を育てていった過程を見つめること。

会場では、行幸の様子を描いた屛風や絵巻、障壁画、刀剣など、重要文化財を含む当時の多彩な名品が多数お披露目されるほか、書や漆芸、茶碗など、寛永期を彩った文化人の作品も紹介。『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションチケットやグッズもあり。

会期/~2026年11月15日(日) ※10月18日(日)まで前期、10月20日(火)~11月15日(日)まで後期、期間中展示替えあり
会場/京都文化博物館 4・3階展示室(京都府京都市中京区高倉通り三条上る東片町623-1)
時間/10:00~18:00 ※ただし金曜日は19:30まで、入場はそれぞれ閉室30分前まで
休館日/月曜日、10月13日(火) ※ただし10月12日は開館
料金/一般 ¥1,800、大高生 ¥1,200、中小生 ¥600

Title Written by Toshio Suzuki ⒸKanyada

『禅とジブリ』京都展/京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ

“禅”の視点からスタジオジブリのクリエイションを読み解く、体感型展示

京都のアートシーンを代表するスポット、京都市京セラ美術館 新館 東山キューブでは、スタジオジブリによる『禅とジブリ』京都展がスタートしたばかり。本展は、プロデューサーの鈴木敏夫氏と禅僧による対談をまとめた著書『禅とジブリ』を原点に、ジブリ作品を通して“禅的なまなざし”にふれる、これまでにない体感型のエキシビションだ。

展示エリアの中心を構成するのは、宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の世界観。来場者はあのアオサギに導かれるように異世界へ、そしてスタジオジブリのクリエイションの空間へと踏み込んでゆく。会場内には、ジブリ作品の名場面を彷彿させる立体物や、宮﨑監督と鈴木氏の日常を垣間見られる展示、鈴木氏直筆の禅画や書なども展示され、ジブリ作品全体に通底する禅的な“ものの見方”を感じ取ることができるようになっている。

会期/~2026年12月6日(日)
会場/京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
時間/10:00〜18:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日/月曜日 ※10月12日、11月23日は開館
料金/一般・大学生 ¥1,900、中高生 ¥1,500、小学生 ¥1,100

ジョルジュ・ルオー《聖書の風景》1956年頃 アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵

開館30周年記念 ジョルジュ・ルオー ―いつくしむまなざし、祈りの筆あと/アサヒグループ大山崎山荘美術館

独自の道を進んだ、ルオーの足跡をいま一度辿る

開館30周年を記念する企画展を複数開催中の、アサヒグループ大山崎山荘美術館。ジョルジュ・ルオーをフィーチャーする『ジョルジュ・ルオー ―いつくしむまなざし、祈りの筆あと』は、その画業を「祈り」の視点から見つめるもの。

近代化が進むフランスで、敬虔なカトリックだった彼は同時代の芸術潮流から距離を置き、独自の道を歩んだ。曲芸師など社会の片隅で生きる人々を描いた初期の暗い色調や険しさを持つ作風は、次第に穏やかで慈悲を感じさせるものに変化してゆく。

会場では、美術館所蔵のルオー作品全4点に、パナソニック汐留美術館からの約35点を加えた計41点(展示替え含む)を紹介。それらを通して、ルオーが世俗の人々の姿にキリストを重ね、苦悩や希望を慈愛の視線でとらえた表現を辿る。

会期/~2026年12月6日(日) ※会期中一部展示替えあり
会場/アサヒグループ大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3)
時間/10:00〜17:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日/月曜日 ※祝日の場合は翌日の火曜日休館、11月24日、30日は開館
料金/一般 ¥1,500、大高生 ¥700、中学生以下 無料

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愛のカタチ ―幻の春画《稚児草紙》公開―/福田美術館

“幻の春画”も全編初お披露目! 愛と欲望を切り口に見る人間の姿

福田美術館では、同館初の春画展が始まったばかり。愛と欲望、人が人を求める切実な感情を軸に、鎌倉時代から近代までの「愛のかたち」を辿る本展の見どころはやはり、「三大性愛絵巻」のひとつで、14世紀初頭に制作された幻の春画『稚児草紙』を、巻き替えを行いながら全編初公開する点。稚児と僧侶らの親密な関係を詞書とともに描いたこの絵巻は、長らく模写や書籍を通して存在だけが知られていたもので、間近で鑑賞できる非常にレアな機会となる。

さらに、江戸時代の春画の最高峰とも称される、葛飾北斎が70代で手がけた『浪千鳥』12図が一挙公開されるほか、春画だけでなく恋愛や親子の情、悲恋を描いた絵画をはじめ、上村松園や鏑木清方らの作品なども展示。“愛”にまつわる幅広い作品を通して、人間の情念と美の多様さを体感できるはず。

会期/〜2027年1月17日(日) ※11月17日(火)まで前期、11月18日(水)より後期、展示替えあり
※毎週火曜日・日曜日は「喋っていいDAY」
会場/福田美術館(京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16)
時間/10:00~17:00 ※最終入館16:30
休館日/10月20日(火)、12月15日(火)、12月30日(水)~2027年1月1日(金)
料金/一般 ¥1,500、高校生 ¥900 ※18歳未満の入場は不可

クロード・モネ《睡蓮》 1914-17年

開館30周年記念 没後100年 クロード・モネ展/アサヒグループ大山崎山荘美術館

ここにしかないスペシャルな空間で、モネの名作を心ゆくまで堪能する

アサヒグループ大山崎山荘美術館では、2027年4月まで約1年にわたり開催中のモネ展も見逃せない。同館が誇るモネコレクションに焦点を当てた企画展で、アサヒグループが所蔵する全8点のモネ作品が第1期・2期に分けて6点ずつ展示され、約10年ぶりに一挙にお披露目となるもの。

もともとモネの『睡蓮』を展示するために造られた、安藤忠雄氏設計の円形展示室「地中の宝石箱」で鑑賞できるのも大きなポイント。庭園や周囲の自然との調和が美しい静謐な空間で、ビッグサイズの『睡蓮』や『アイリス』など、モネが晩年に手がけた大作と向き合えば、より印象深い体験になること間違いなしだ。

会期/~2027年4月11日(日)
会場/アサヒグループ大山崎山荘美術館(京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3)
時間/10:00〜17:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日/月曜日、2026年12月7日~18日、2026年12月28日(月)~2027年1月4日(月)
※月曜日が祝日の場合は翌日が休館(11月24日は開館)、11月30日、2027年3月29日、4月5日は開館
料金/一般 ¥1,500、大高生 ¥700、中学生以下 無料

Hearst Owned

特別展 源氏物語 王朝のかがやき/京都国立博物館

過去最大級のボリュームで味わう、めくるめく『源氏物語』の世界

1000年以上にわたって私たちを魅了し続ける、紫式部が手がけた『源氏物語』。この“日本の古典の金字塔”にまつわる展覧会が、京都国立博物館で実に51年ぶりに開催される。2027年1月からは東京国立博物館でも開催し、あわせて約250件の文化財が展示される、過去最大規模のものとなる予定だ。

最たる見どころはやはり、現存最古の源氏絵・国宝『源氏物語絵巻』。計算された構図、繊細な色彩や線描、詞書や料紙装飾をじっくり堪能できるまたとないチャンスだ。京都会場では2週間ごとに場面を替えて展示されるほか、藤原定家が関与した写本『定家本』の現存する全5帖が史上初めて一堂に会する(11月3~15日のみ)。

会場は8つの章で構成され、この物語が古典・教養として定着し、工芸、屛風や浮世絵、香道や出版文化などへと広がっていった様子を丁寧に紹介する。ぜひ、京都と東京の両会場に足を運びたい。

会期/2026年10月6日(火)~11月29日(日)※11月1日(日)まで前期、11月3日(火・祝)より後期 ※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替えあり
会場/京都国立博物館 平成知新館(京都府京都市東山区茶屋町527)
時間/9:00〜17:30 ※金曜は20:00まで、入場は閉館30分前まで
休館日/月曜日、10月13日(火)、11月24日(火)※ただし、10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館
料金/一般 ¥2,200、大学生 ¥1,200、高校生 ¥700、中学生以下 無料

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Kyōto YouMe Triennale/京都市内各所

アート、デザイン、クラフトを結ぶ新たな国際イベントが誕生

初開催される「Kyōto YouMe Triennale(キョウト ユメ トリエンナーレ)」は、アートやデザイン、クラフトを融合・横断する3年に一度の国際イベント。東本願寺の渉成園(枳殻邸)と重信会館をメイン会場に、世界各国のアーティストやデザイナー、職人やキュレーター、さらに企業や機関が参加し、知識・アイデンティティ・革新の表現としての“つくる”の現代的価値を探求する催しだ。

初回は、世界5カ国から20組の作家が参加。彼らの展示に加え、京都・滋賀の自然や風土、職人の現場を訪ねる「YouMe Journey」、サテライト展示、交流イベントやカンファレンス、ワークショップ付きのガイドツアーなども多数実施される予定。長い歴史を誇る京都で、手仕事の価値や記憶、社会との関わりを見つめながら、「つくる」ことの未来を考えるきっかけにしてみては?

会期/2026年10月9日(金)〜10月18日(日)
会場/東本願寺 渉成園(枳殻邸)、重信会館、京都リサーチパークなど京都各所
時間/9:30~17:00 ※最終入場16:30
料金/共通チケット(渉成園+重信会館):一般 ¥3,700、学生 ¥2,700、中高生 ¥1,900、小学生以下 ¥1,400

Hearst Owned

円山応挙と伊藤若冲/相国寺承天閣美術館

重要文化財も登場! 同時代の京都に生きた、2人の巨匠の美の世界

相国寺承天閣美術館で行われる展覧会『円山応挙と伊藤若冲』は、18世紀京都の画壇をリードした対照的な2人の絵師を、Ⅰ期とⅡ期に分けて長期にわたり紹介する企画展。人間の業や自然の驚異を美しい色合いで写実的にとらえた応挙と、水墨画家として卓越した技を見せた若冲の偉業を、代表作とともに見せる。

応挙の作品は、苦難と幸福を描き分けた重要文化財『七難七福図巻』や、緻密なタッチが光る『牡丹孔雀図』(展示期間:10月17日~12月4日)、縦3.6メートルを超える重要文化財の大作『大瀑布図』(展示期間:12月5日~2027年2月14日)などが登場。若冲は、墨のにじみをいかし動物たちを生き生きと描いた、鹿苑寺の大書院を飾った重要文化財『大書院障壁画』の全50面を一挙公開。同時代の京都で活躍した2人の、静と動、写実と装飾の極致をじっくり堪能したい。

会期/Ⅰ期:2026年10月17日(土)~2027年2月14日(日)
Ⅱ期:2027年2月20日(土)~6月20日(日)
※会期中展示替えあり
会場/相国寺承天閣美術館(京都府京都市上京区今出川通烏丸東入)
時間/10:00~17:00 ※最終入館16:30
休館日/12月27日(日)~2027年1月8日(金)、2027年2月15日(月)〜2月19日(金)
料金/大人 ¥1,000、大高生 ¥800、中学生 ¥500、小学生以下 無料(要保護者同伴)

大丸ヴィラ

京都モダン建築祭/京都市内各所

京都に残るモダン建築を余すところなく知り、楽しみ尽くす

市内13エリアを舞台に開催される『京都モダン建築祭』は、京都に残るモダン建築が一斉公開される建築の祭典。第5回となる今年は、“めぐりあうモダン建築の京都”のテーマのもと、約150の建築が参加予定で、邸宅からホテル、学校、教会、銭湯に銀行まで、多彩な建物を街歩きしながら愛でることができる。

主なプログラムの柱は、通常非公開部分を含む空間を自由に巡る「パスポート公開」と、所有者や設計者、研究者らの解説を聞きながら見学する「ガイドツアー」の2つ。パスポート公開は61件の建築が実施され、建物によっては音声ガイドや建築ナビゲーターも利用可能。いっぽうガイドツアーは約120種あり、約30分のライトなコースから食事付きや宿泊付きコースまで、豊富なラインナップが揃う。

5周年記念として、安藤忠雄氏のスペシャルトークや特別な「東山大茶会」なども実施。ただ行く・入る・見るだけでなく、その背景にふれ、人や地域ともつながる体験が待ち受ける。参加費の一部が建築の維持活用に役立つ点もポイント。

会期/2026年10月31日(土)~11月8日(日)
※ガイドツアーは会期中毎日開催
パスポート公開/前期:10月31日(土)、11月1日(日)
後期:11月7日(土)・8日(日)
会場/京都市内13エリア
※公開日時は建築ごとに異なるためWEBサイトをご確認ください
料金/U29パス(通期):早割 ¥1,800、通常 ¥2,000
通期パス:早割 ¥4,800、通常 ¥5,000
前期パス・後期パス:早割 ¥2,800、通常 ¥3,000

Photo by Mikoto Yamagami

Lightseeing Kyoto South 2026/京都市内各所

バラエティ豊かな展示でふれる、新たなアートの鼓動

京都市が現在、京都駅東部・東南部エリアを“文化芸術都市・京都”の新しいシンボルゾーンにしようと取り組みを進めていることをご存じだろうか? 『Lightseeing Kyoto South』は、その一環として2025年にスタートした市主催の周遊型アートイベント。同エリアの複数の拠点を舞台に、若手アーティストたちの作品を通じてこの地域を見つめ直し、盛り上げる試みだ。

2026年は、崇仁市営住宅9棟、hatoba cafe、ギャラリー京都七条、京都駅ビル7階「東広場」の4カ所を会場に、「何を見るか」ではなく「どのように見えるのか」、「何によって見えているのか」という問いにフォーカス。彫刻や風景画、サウンドインスタレーションなど、バラエティ豊かな展示を展開する。期間中はトークイベントやライブ、連携イベントも実施されるので、リサーチしてから出かけてみて。

会期/2026年10月24日(土)〜11月23日(月・祝)
会場/崇仁市営住宅9棟(京都府京都市下京区屋形町7-1)
hatoba cafe(京都府京都市南区東九条西岩本町10 オーシャンプリントビル1階)
ギャラリー京都七条(京都府京都市下京区西木屋町通七条上る新日吉町135-16)
京都駅ビル7階「東広場」(京都府京都市下京区烏丸通り塩小路下る東塩小路町901)
時間/13:00~18:00 ※金土日祝のみ
料金/無料

Hearst Owned

ジュエリーは、誰を夢みる/京都国立近代美術館

自己表現としてのコンテンポラリージュエリーを、改めて見つめ直す

素材や価格、着用する人の年齢など、従来の価値観にとらわれず、自己表現やアイデンティティを模索するアプローチとして発展してきた「コンテンポラリージュエリー」。戦後の日本におけるジュエリー表現の黎明期から、現代の作家たちによるコンセプチュアルな試みまで、その歩みを辿り可能性を問い直す展覧会が、京都国立近代美術館で始まる。

会場には、専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジの大規模なコレクションを中心に、約50年ぶりにドイツから来日する貴重な作品や現代作家の新作まで、約350件が結集。チョコレートの紙箱で作られた金塊風ブローチや、故人の指輪をアクリルに閉じ込めたバッグ形の作品、顔を“改変”するジュエリーなど、着用者と見る者の関係性や記憶に働きかける、ユニークでインスピレーションに満ちた作品が勢揃いする。

2027年3月からは島根県立石見美術館、7月からは山梨県立美術館に巡回予定。

会期/2026年10月24日(土)~2027年1月17日(日)
会場/京都国立近代美術館 3階企画展示室(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1)
時間/10:00〜18:00 ※金曜日は20:00まで、最終入館は閉館30分前まで
休館日/月曜日 ※ただし11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館、翌火曜日は休館、年末年始(12月29日(火)〜1月3日(日))
料金/一般 ¥2,000、大学生 ¥1,300、高校生 ¥600、中学生以下 無料

撮影:柳原美咲

CURATION⇆FAIR Kyoto/大本山 妙顕寺、本山 本法寺、本山 妙覺寺

現代美術から工芸、ジュエリーまでがずらり 名刹が唯一無二のアート空間に

西陣にある3つの名刹(大本山 妙顕寺、本山 本法寺、本山 妙覺寺)を舞台に開催される『CURATION⇄FAIR Kyoto』は、古美術や工芸、近・現代美術、コンテンポラリージュエリーを扱う国内外のギャラリーが集うアートフェア。第2回となる今年は、2025年の19軒から規模を大きく拡大し、初参加の海外ギャラリーを含めた33軒が出展し、幅広く多様な分野と専門性で、新たな文化交流の場を創出する。

寺院を作品の単なる展示背景として扱わない点も、本フェアのユニークさのひとつ。歴史を重ねた建築や表情を変える庭園、そこに置かれる作品が渾然一体となった空間は、まさにここにしかない&わざわざ行きたくなる鑑賞体験を提供してくれる。

会期中何度でも入場できる3-Dayパスは、本法寺の名勝・巴の庭を望む呈茶席や、名勝・渉成園での和舟遊覧、庭園ツアーなども体験可能なので、購入して丸ごと楽しむのがおすすめだ(和舟遊覧および庭園ツアーは先着順)。妙顕寺と本法寺で同時開催される、現代工芸展『工+藝』京都2026も要チェック。

会期/2026年11月6日(金)~11月8日(日)
会場/大本山 妙顕寺(京都府京都市上京区妙顕寺前町514)、本山 本法寺(京都府京都市上京区小川通寺之内上ル本法寺前町617)、本山 妙覺寺(京都府京都市上京区下清蔵口町135)
時間/11:00〜18:00 ※ただし最終日は17:00まで
料金/3-Dayパス(体験プログラム付き、数量限定・前売のみ)¥6,000、1-Dayパス(当日)¥3,000

2025年 ACK 会場風景 Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki

Art Collaboration Kyoto/国立京都国際会館

秋の京都で出逢う、現代アートのケミストリーの多重奏

「ACK」の名で親しまれている「Art Collaboration Kyoto」は、その名のとおりコラボレーションをコンセプトに掲げる、日本最大クラスの現代アートの国際的フェア。日本のギャラリーが海外のギャラリーをゲストに迎え、ひとつのブースを共有して出展する独自のスタイルが、最大の特徴にして魅力だ。

6度目の開催となる今回は、世界の18の国と地域から総勢63ギャラリーが国立京都国際会館に大集結。著名メガギャラリーも複数参加し、世界水準の現代アートがたっぷりと展示・販売される。なお、今年から7名の専門家による共同ディレクション体制へと移行したほか、これまでのような単一のテーマを設けず各プログラムの特色をより重視した枠組みに変えるなど、新たな試みもいくつか取り入れるそう。トークセッションやキッズプログラムなども実施。

アートの玄人も初心者も楽しめる、世界的な評価も高いフェアなので、現代美術に興味がある人はぜひ足を運んでみよう。

会期/2026年11月7日(土)~9日(月)
会場/国立京都国際会館(京都府京都市左京区岩倉大鷺町422)
料金/早割券 ¥2,000、オリジナルバッグ付き早割券 ¥4,500(10月6日までの販売)
前売券 ¥3,000、オリジナルバッグ付き前売券 ¥5,500(10月7日~11月6日までの販売)
当日券 ¥3,500
通し券 ¥6,000
学割券 ¥1,000

《サマーナイト》ティーサービス マイセン 1974年頃~ 個人蔵 装飾:ハインツ・ヴェルナー 器形:ルードヴィッヒ・ツェプナー

巨匠ハインツ・ヴェルナーの描いた物語 -現代マイセンの磁器芸術-/細見美術館

ドイツが世界に誇る名窯の、繊細で可憐な世界観に心奪われて

細見美術館で11月より開催されるのは、ヨーロッパで初めて硬質磁器の焼成に成功したドイツの名窯「マイセン」で、長年デザイナーを務めたハインツ・ヴェルナー氏の偉業を振り返る展覧会だ。ヴェルナー氏といえば、マイセン磁器製作所内に設立された養成学校で絵付けを学び数々の名作を生み出し、現代の「マイセン」の新しいイメージを築き上げた人物。

会場では、『アラビアンナイト』や『サマーナイト』、『ブルーオーキッド』など、彼が手がけたブランドを代表する華やかなサービスウェアのほか、大燭台、花瓶、直筆の陶板画などを展示するほか、創業から現代マイセン誕生までの歴史、氏の初期から円熟期の表現の進化、後進に受け継がれた創作の意志までをたっぷりと紹介。器の形と絵付け、彫塑が一体となった、物語を宿す“アートとしての磁器の魅力”にふれられる。

会期/2026年11月21日(土)〜2027年1月31日(日)
会場/細見美術館(京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)
時間/10:00~17:00
休館日/月曜日(祝日の場合翌火曜日)、12月24日(木)~1月5日(火)
料金/一般 ¥2,000、学生 ¥1,500

Hearst Owned

令和6年能登半島地震復興祈念 不滅の力 永井豪 –永井豪記念館リバイバル–/京都文化博物館

震災をくぐり抜けた、レジェンドマンガ家の作品が一堂に

『マジンガーZ』や『デビルマン』、『キューティーハニー』などの名作で知られ、2027年にはデビュー60年を迎える、マンガ家の永井豪氏。その故郷である石川県・輪島市は、2024年の能登半島地震により大きな被害を受け、市内の観光名所のひとつ、永井豪記念館も被災。展示物は焼失したかと思われていたが、外壁が真っ黒に燃えた建物内から原画108点とフィギュア類が発見された。

本展では、地震発生当時に同記念館に実際に展示されていた原画やフィギュアをはじめ、開館時に展示されていた代表作の原稿、さらに永井氏が本展のために描き下ろした、輪島の思い出を綴ったマンガ作品などがずらりと並ぶ。輪島市の全面協力のもと、能登半島や輪島市の復興、その未来をも見据えるものとなる。

会期初日には、永井氏が登壇するトークショーも実施されるので、申し込みをお忘れなく。2027年10月には東京にも巡回予定。

会期/2026年11月28日(土)~2027年1月11日(月・祝)
会場/京都文化博物館 3階展示室(京都府京都市中京区三条高倉)
時間/10:00〜18:00 ※ただし金曜日は19:30まで、最終入場は閉室30分前まで
休館日/月曜日(ただし1月11日は開館)、年末年始(2026年12月28日~2027年1月4日)
料金/一般 ¥1,600、大高生 ¥1,200、中小生 ¥700

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