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移動手段は「車か電車だけ」じゃない!バイクで行くゴルフ旅がおすすめなワケ

  • 2026.10.5

ゴルフはクルマか電車で行くもの。ほとんどのゴルファーはそう思っているだろう。

そんな常識にとらわれずにゴルフの旅へ出掛けたい!そんな想いを実現させた普段とは違う刺激的な旅のレポートです!

ふたつの趣味を同日に楽しみたい!

私のまわりにはバイクに乗るゴルファーは意外と多い。しかし、バイクでゴルフに行こうという話にはまずならない。「行きたいねぇ」ぐらいな会話にはなるが、実行されない。当然である。バイクでゴルフに行くには、それなりのハードルがあるからだ。

だが、どうしても2つの趣味をいっぺんに楽しみたい私は、カメラマン小林氏を巻き込み、バイクでのゴルフ旅を計画した。目的地はいつか行ってみたいと思っていた福島県のボナリ高原ゴルフクラブ。片道290キロの長旅だ。

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ゴルフとバイク、両方を楽しむ人は意外と多い。今回はそれをいっぺんに楽しむのが旅の目的だ!

1回で2度おいしい旅のはじまり

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出発時の1コマ。私は愛車を撮るのが精いっぱい(下)だが、小林氏はセルフタイマーを使ったカッコいい1枚(上)。さすがはカメラマンである。

まずは事前準備。キャディバッグは宅配便を利用し、シューズやプレー後に使うものはキャディバッグと一緒に送る。そうすることで当日に持っていく荷物を極力減らし、楽にバイクに跨がれるのだ。おかげで小ぶりなバックパックひとつに収まった。

当初の予定では、出発日にゴルフ、2日目にツーリングをして帰宅するという1泊2日の予定をしていたが、目的地を遠くに設定してしまったため、さすがに朝出発では厳しいと判断。前日の夕方に出発。ボナリ高原までは、常磐道を北上し、磐越道を経由するルート。その途中にある福島県いわき市で1泊することにした。

途中のサービスエリアで合流し、いわき市までのんびり走る予定だったが、あいにくの大雨。レインウエアを着込んでの走行となった。無事、宿にはついたものの、夜で雨の高速道路の運転は、非常に気を使った。まぁそれすらも滅多に味わえない非日常である。大変刺激的な旅の幕開けだ。

プレー当日はゆとりをもって走行

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汗をかいても走行風ですぐに蒸発するため、脱水症状に気づきにくい。こまめな水分補給が必須だ

翌日は、雲はあるものの晴れてくれた。まだコースまで100キロあるため、6時に宿を出発。2回ほどサービスエリアで休憩を取り、のんびりとコースへ向かった。直に浴びる早朝の風は非常に心地よく、昨日雨のなか、200キロ近く走った疲れもほとんどない。快適だ。

正直、2回も休憩はいらないかなとも思ったが、ゴルフのプレーにあまり影響が出ないようにするための処置。休憩のたびに軽い体操をし、体をほぐす。どうしても同じ姿勢でいるため、体が硬くなりがちだからだ。

磐梯熱海インターを降り、30分ほどでコースに到着。まずはバイクで来た記念に、看板の前で記念撮影。この辺はツーリングのノリ。しかし、門をくぐればそこはゴルフ場。

ゴルファーのはしくれとして、マナー違反を犯さないよう行動する。極力エンジンをふかさないように進み、クラブハウスの前を通らず、駐車場の端にバイクを停車。ほかのゴルファーに迷惑をかけない。ゴルファーの基本だ。

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コースに到着し、記念撮影。300キロ弱走行したが、途中1泊していることもあり、疲労感はほぼなし

最高の非日常を味わえる高原ゴルフ!

バイクでゴルフの最大の難関

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クラブハウス前に置かれていたドレスコードのお知らせ。バイクでゴルフ旅は、いかにこれをスマートに実践するかが大事だ。

ゴルフ場へ無事到着したが、ここで待ち受けているのが今回の旅の最大の難関である。それは〝クラブハウスに入るための服装問題〟だ。

バイク乗車時は、安全のためにプロテクターの入ったライダースジャケットを上下着用しているが、この格好では、そのままクラブハウスには入れない。クラブハウスにはドレスコードがあるからだ。

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ボナリ高原ゴルフクラブ代表取締役の大津留さん。ゴルファーとしてドレスコードはしっかりと守ってほしいとの言葉をいただいた。

そこで、出発時にジャケットの下にゴルフウエアを着て、持参したゴルフ用のジャケットを羽織る。駐車場でこっそりライダースジャケットを脱いで対応した。駐車場での着替えもあまりマナーのよい行動ではないが、バイクの陰に隠れてほかの人を不快にしないよう配慮した。

今回の試みを快く引き受けてくれたボナリ高原ゴルフクラブ代表の大津留さんも「ドレスコードはしっかり守っていただきたいですし、大人数でお越しの際は、エンジン音や排気音に気を使っていただきたいですね」とおっしゃっていた。この問題さえクリアできれば〝バイクでゴルフ〟は簡単だ!

スコア重視ではなくリフレッシュ重視!

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日本一美しいパー5と呼ばれる3番ホール。会津磐梯山に向かって打つティーショットは、感動と恐怖が入り混じる複雑な心境になる。

難関を無事に乗り越えたあとは、今回の旅のもうひとつの目的であるゴルフだ! 舞台に選んだボナリ高原ゴルフクラブは、福島県猪苗代町の磐梯朝日国立公園のなかにある大変美しいコース。

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景観はもちろん、メンテナンスも素晴らしかったボナリ高原ゴルフクラブ。フェアウェイ、グリーンともに暑さに負けることなくよいコンディションだった。

2000年にオープンし、設計はロナルド・ウォーレン・フリーム。日本百名山に数えられる山々に囲まれ、自然を生かしたコースレイアウトは、コースのどこにいても楽しめる絶景と合わせ、最高の非日常を味わわせてくれる。

ボナリ高原は秋の紅葉が見ものだと聞いていたが、夏の景色も素晴らしかった。とくに感動したのが、日本一美しいといわれる3番ホール。ティーイングエリアから見る景色は、圧巻のひと言。美しさに心を奪われつつ、いざティーアップすると、途端にビビる自分に思わず笑ってしまった。

フェアウェイは、いわゆる洋芝で、きれいに打てるとワラジが飛んでいく。グリーンもアンジュレーションが適度にあり、読むのにひと苦労。すべてのショットが記憶に残るような楽しいラウンドだった。ランチには、コース自慢のピザを注文。焼きたてのピザはとても美味しくもう1枚ぐらい食べたかった!

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私はピザ、小林氏はニラレバを注文。2人とも大満足で後半も気持ちよくプレーできた。ピザはテイクアウトも行なっているコースの自慢のメニューのひとつ。

ゴルファーは誰もがラウンドするとスコアを気にしてしまうものだが、こういったときぐらいはあまり気にせずにプレーしたい。スコアの追求は普段のゴルフでもできる。そもそもスコアを追求しにゴルフに行くなら、バイクで行くべきじゃない(笑)。あくまで楽しむ、リフレッシュが目的だ。

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ボナリ高原ゴルフクラブはレンタルクラブも充実していた。最新モデルも用意されていたので、これらを利用するのもバイクでゴルフにはいいかも!

濃い~温泉でプレー疲れをとりツーリングぶんの栄養を補充!

宝暦(1751年~)から湯治場として利用されており、明治18年に引湯され、温泉街となった中ノ沢温泉は、強酸性の硫黄泉。磐梯西村屋では源泉100%のかけ流しで浸かると、肌がピリピリするほど。

入湯後は暖かさが長く続き、ぐっすりと寝ることができた。効能は胃腸病、リウマチ、創傷、糖尿病高血圧、動脈硬化など。

プレー後の宿泊は贅沢に時間が使える

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今回宿泊した中ノ沢温泉の磐梯西村屋は、明治創業の老舗旅館。落ち着いた雰囲気が人気で、リピート客も多い。冬はスキー客にも人気だ。

プレー後は、コースから5分ほどにある本日の宿、中ノ沢温泉の磐梯西村屋へ。明治創業の歴史ある宿で酸性の強い温泉は、たまった疲れを一気に洗い流してくれる。ゆったりとした時間を過ごし、明日のツーリング&帰路に備えた。

最終日は8時に出発。達沢不動滝、磐梯吾妻スカイライン、浄土平、磐梯吾妻レークライン、布引高原風力発電所、猪苗代湖などを巡り、15時過ぎに帰路へ。2回ほど休憩を取り、20時に無事帰宅。

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館主の西村保成さんが町おこしのために生み出した「イナワシロン」などオリジナルのソフビ怪獣たち。ここでしか買えない激レアグッズ。

この日の走行距離は400キロ超。トータルで721キロの到着後は、さすがにヘトヘトではあったが、こんなに充実した疲労感は久々だ。2泊と贅沢に時間を使った旅だったが、100キロ圏内であれば、日帰りバイクでゴルフも十分できる。また近いうちに計画したい、と思えた旅であった。

各地の名所を探索しながらゆっくりと帰路へ

達沢不動滝でマイナスイオンを浴び、磐梯吾妻スカイラインを通って硫黄の黄色い煙が噴き出す浄土平へ。付近には火山性ガス注意の看板もあり、濃度によっては通行止めになることも。

浄土平をあとにし、猪苗代湖の西側をかすめ、布引高原風力発電所へ。巨大な風車が並ぶ景色は圧巻。帰路は湖の東を通った。今回の旅の最大標高は1620メートル。なかなかの高低差だ。

集え! ターフライダー!

憧れだったバイクでゴルフの旅。正直、行動に移すまでは難しいかなと考えていた。しかし、想像以上に楽しく、最高の非日常を味わえた。両方の趣味を楽しんでいる人は、ぜひ挑戦してみてほしい。それなりの配慮や準備は必要だが、たまにこんな楽しみ方があってもいいと思う。

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バイク移動中に使用したSENAのインカム。走行時の会話がスムーズに
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小林氏のパニアケース。大容量で今回の撮影機材もすっぽりと飲み込む
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小林氏が施している水弾きのいい伊伝セラミックProのコーティング
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帰路時の猪苗代湖畔でのひとコマ。ノントラブルで走ってくれた愛車たちに感謝
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私の愛車はSUZUKI SV650X。アンダーカウルがお気に入り
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小林氏の愛車は BMW R1250GS。力強い水平対向エンジンが魅力

いかがでしたか? バイク移動でのゴルフの旅をぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

構成=小倉勇人
写真=小林 司

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