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「運動会の当番は、もう決めておきました」朝6時の場所取りを勝手に割り振られた私。だが、先生が真っ先に確認したこと

  • 2026.10.5
「運動会の当番は、もう決めておきました」朝6時の場所取りを勝手に割り振られた私。だが、先生が真っ先に確認したこと

知らないところで進んでいた話

子どもが幼稚園に通っていたころ、私はママ友2人と、園のことを連絡し合う3人のグループを作っていました。

ある朝、園の門で、そのうちの1人に声をかけられました。

「来週のランチ、楽しみだね」

「え、何のこと?」

私が聞き返すと、そのママは「あ…」と言ったきり、気まずそうに目をそらしました。

そこで初めて、私が入っていない別のグループでも、何人かのママたちがやり取りしていることを知りました。

それからも、保護者同士で相談していた行事の話を、私は後から知ることがありました。

遠足について尋ねたときも、ママ友は軽い調子で言いました。

「あ、それね。もうみんなで話しちゃったから」

少し引っかかりましたが、私はその場では何も言えませんでした。

「もう決めておきました」と出された表

しばらくして、運動会の保護者の打ち合わせがありました。

降園後の保育室には、保護者が8人ほど集まっていました。

担任の先生がお知らせの紙を手に、前に立っています。

先生が説明を始める前に、ママ友が立ち上がりました。

「運動会の当番は、もう決めておきました」

そう言って表を広げ、受付などの係に何人かの名前を読み上げていきます。

そして最後に、後ろに座っていた私を振り返りました。

「お弁当の場所取りはあなたね、もう話は決まってるから」

お弁当を食べる場所を確保するため、朝6時から並ぶ係でした。

私はその話を一度も聞いていません。

返事に困っていると、先生がママ友の表を見ながら尋ねました。

「すみません。その話、全員に届いていますか?」

「グループで話し合って…」

ママ友の声が少し小さくなりました。

先生は手もとのお知らせを示しました。

「園からのお知らせでは、当番は今日の打ち合わせで皆さんに確認して決めることになっています。全員に確認できていないなら、決まったことにはできません」

その言葉に、保育室が静かになりました。

すると、私の隣に座っていたママが手を挙げました。

「私も、その話は聞いていません」

反対側にいたママも、「私もです」と続きました。

全員で確認し直した当番

先生は、ママ友が作った表はいったん案として扱い、改めてその場にいる全員へ希望を確認することにしました。

場所取りの係についても、朝6時からの時間を何人かで交代する形で話し合います。

そのとき、隣のママが口を開きました。

「最初の時間は、表を作ってくれた方にお願いするのはどうでしょう」

先生はすぐに名前を書くのではなく、ママ友のほうを見ました。

「朝6時からの最初の時間、お願いできますか?」

ママ友はしばらく黙っていましたが、やがて小さくうなずきました。

「……はい」

それを確認してから、先生は朝6時の欄にママ友の名前を書きました。

私もその後の時間を担当することになり、ほかの係もその場で一つずつ決まっていきました。

自分の知らないところで話が進んでいたことには、やはり寂しさが残りました。それでも、「決まったことだから」と黙って引き受けるのではなく、全員がいる場で確認してもらえたことに、ほっとしたのを覚えています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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