1. トップ
  2. エピソード
  3. 「新人だからって適当なこと言わないで!」レジで怒る女性客。だが、店長が棚の前で説明した値段の違い

「新人だからって適当なこと言わないで!」レジで怒る女性客。だが、店長が棚の前で説明した値段の違い

  • 2026.10.5
「新人だからって適当なこと言わないで!」レジで怒る女性客。だが、店長が棚の前で説明した値段の違い

レシートを見た女性客が声を上げた

夕方、仕事帰りにドラッグストアへ寄ったときのことです。

レジには「研修中」の札をつけた20代くらいの女性店員が立っていました。

私の前で会計をしていたのは、50代くらいの女性客です。

支払いを終えると、女性客は受け取ったレシートをじっと見つめ、急に眉を寄せました。

「ちょっと。棚には198円って書いてあったわよ。差額を返して」

店員は戸惑いながらも、「確認してまいります。少々お待ちください」と答え、列の近くにある棚へ向かいました。

しばらくして戻ると、女性客が買った商品には298円の値札が付いていたと説明します。

しかし、女性客は納得しません。

「でも、私は198円って見たの!見間違えるわけないでしょ」

店員がもう一度説明しようとすると、女性客はレジ台を指でたたきました。

「198円って書いてあったのよ。新人だからって、適当なこと言わないで!」

何度説明しても話は平行線のまま。

私もかごを持ったまま、そのやり取りを見守っていました。

店長が指した2枚の値札

そこへ、奥から40代くらいの男性の店長が出てきました。

女性客の話を最後まで聞くと、落ち着いた声で言いました。

「お客様、一緒に棚を確認していただけますか」

「いいわよ。ちゃんと198円って書いてあったんだから」

女性客は店長と棚へ向かいました。レジからも見える場所だったため、私たちも少し離れたところから様子を見ることができました。

棚には、同じ商品の小さいボトルと大きいボトルが隣り合って並んでいます。

その下には、それぞれ別の値札が付いていました。

店長はまず、小さいボトルの下を指しました。

「198円はこちらの小さいサイズです」

続いて、その隣を示します。

「お客様がお持ちの商品はこちらの大きいサイズで、298円になります」

女性客は手元の袋からボトルをのぞき込み、棚の商品と見比べました。買ったのは、確かに大きいほうでした。

さっきまでの勢いが止まり、女性客はしばらく黙っていました。

店長は責めるような口調にはならず、「小さいサイズへの交換もできますが、どうなさいますか」と尋ねました。

すると、列の後ろにいた年配の女性が、小さな声でつぶやきました。

「読めてなかったのは、どっちかしら」

列の一部から、こらえたような笑い声が漏れます。女性客は顔を赤くしながら、「このままでいいわ」とだけ答え、袋を抱えて足早に店を出ていきました。

店長はレジへ戻った店員に、「ちゃんと確認してくれたね」と声をかけました。

店員は目を赤くしながらもうなずき、背すじを伸ばします。そして「お待たせいたしました」と、次に並んでいた私のかごを受け取りました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ