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「絶対この部屋にあるはずなのに」携帯電話を20分探した私。だが、電話を鳴らした結果

  • 2026.10.5
「絶対この部屋にあるはずなのに」携帯電話を20分探した私。だが、電話を鳴らした結果

出かける直前、携帯電話が見つからない

休みの日の朝、家族3人で出かける支度をしていた。

あとは携帯電話をバッグに入れるだけ。ところが、どこを見ても見当たらなかった。

「さっきまで使ってたのに。絶対この部屋にあるはずなんだけど」

私は居間のテーブルに積んであった郵便物をどかし、ソファの背もたれと座面のすきまに左手を差しこんだ。

バッグの中身も全部テーブルに出してみたが、やっぱりない。

「ママ、あのね」

「ごめん、ちょっと待って。今それどころじゃないの」

娘に声をかけられたものの、私はそのまま台所へ向かった。

朝、牛乳を出したとき、うっかり冷蔵庫に置いたのかもしれない。

卵のあたりから野菜室まで確認したが、もちろん見つからなかった。

居間に戻ると、私はソファで新聞を読んでいた夫に訴えた。

「バッグも冷蔵庫も見たのに、携帯電話がないの」

「冷蔵庫まで見たの?」

「だって家から出てないんだから、どこかにあるはずでしょ」

20分後、夫が指さした場所

夫も新聞をたたみ、ソファのクッションを一つずつ外し始めた。

娘も部屋のすみに積んであった古新聞をめくってくれた。

私は床にひざをつき、ソファの下をのぞきこむ。奥まで目を凝らすと、なくしたと思っていた靴下の片方だけが見つかった。

「靴下はあった。でも携帯電話はない」

「こっちにもないな」

壁の時計を見ると、探し始めてからもう20分ほどたっていた。

さすがにおかしいと思ったのか、夫が自分の携帯電話をポケットから取り出した。

「一回、鳴らしてみようか」

夫が電話をかける。

その瞬間、すぐ近くから聞き慣れた着信音が鳴り始めた。

近い。というより、近すぎる。

夫は一瞬黙ったあと、何も言わずに私の右手を指さした。

「……え?」

つられて右手を見る。

そこには、ずっと探していた携帯電話がしっかり握られていた。

娘もそれを見て、目を丸くした。

「ママ、それ持ってたの?」

「うそでしょ…」

夫が吹き出し、それにつられて娘も笑い出した。私も自分の右手を見たまま、恥ずかしいやらおかしいやらで笑うしかなかった。

それ以来、私が何かを探し始めると、夫と娘はまず「手に持ってない?」と確認する。

あの日の20分間は、今でも家族の笑い話になっている。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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