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【朝井リョウ新作】読んでわかった『イン・ザ・メガチャーチ』の怖さと、言葉にできない感情

  • 2026.10.6

朝井リョウさんの新作『イン・ザ・メガチャーチ』を読みました。

読み終わって最初に感じたのは、「自分の中にも、同じような気持ちがあるかもしれない」ということでした。

私は、自分の気持ちや考えを文章でうまく説明するのが苦手です。仕事で違和感を覚えても、その理由をすぐに言葉にできないことがあります。

だから、朝井リョウさんの作品に惹かれます。

自分でも見ないふりをしていた感情や、誰かには言いにくい本音を、登場人物を通して正確に言葉にしてくれる。その言語化能力に毎回しびれます!

『イン・ザ・メガチャーチ』のテーマは、好きな対象を応援する人たちによって広がる「ファンダム経済」。

推し活をしている人の物語だと思って読み始めましたが、読後に残ったのは、「人はなぜ誰かを応援したくなるのか」という問いでした。

応援しているときは、相手のために行動しているつもりでも、実は自分自身が支えられていることがあります。仕事で疲れた日も、好きなものがあるだけで頑張れる。その気持ちは、私にも覚えがあります。


一方で、好きという気持ちが大きくなりすぎたとき、人はどこまで周りが見えなくなるのか。朝井リョウさんは、その危うさもきれいごとにせず描いています。

読んだあと、自分が何に心を動かされ、何に支えられているのかを考えたくなりました。

朝井リョウさんの言葉をもっと楽しみたい方には、加藤千恵さんとのポッドキャスト「信頼できない語り手」もおすすめです。
エピソード#29「お前が歌うんかい!」の会が一押しです笑

自分の気持ちをうまく説明できない人にこそ、読んでほしい一冊です。

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