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「先輩が休んで3日、職場が静かすぎて平和です」お見舞いメールを部署全員に送った私。翌朝、復帰した先輩が放った一言

  • 2026.10.5

お見舞いのつもりで足した1行

去年の11月の昼休み、私は事務所の自分の机でパソコンに向かっていました。

60代の私より年齢は下ですが、この部署では先輩にあたる50代の男性が、体調を崩して3日ほど休んでいたのです。

先輩は普段から大きな声で冗談を言い、周囲を笑わせる人でした。

その席が空いていると、事務所がいつもより静かに感じられます。

私は先輩にお見舞いのメールを送ることにしました。

「無理せず、しっかり休んでくださいね」

そこまで書いたものの、少しかしこまりすぎた気がしました。普段の先輩とのやり取りを考えると、最後に軽い冗談を入れても笑ってくれるだろうと思ったのです。

そこで、こんな1行を足しました。

「先輩が休んで3日、職場が静かすぎて平和です」

これなら笑ってくれるだろう。そう思って送信した直後、私は送信済みの画面を見て固まりました。

宛先に入っていたのは、先輩一人ではありません。部署のメンバー全員でした。

「うそだろ…」

慌てても、もう送ってしまったメールは戻せません。

ほどなくして、先輩本人から全員あての返信が届きました。

「やっぱり俺がいるとうるさいんだね」

思わず頭を抱えました。

翌朝、先輩がまっすぐこちらへ

私が謝罪の文を打っている間にも、ほかの先輩たちから全員あての返信が届き始めました。

「今日も1日、平和を守ります」

「平和、ありがたく味わっています」

向かいの席の先輩も、画面を見ながら肩をふるわせています。

午後になると、私の机の横を通りながら、小声で「平和ですね」と言っていく人までいました。

私は恥ずかしくてたまりませんでしたが、まずは本人に謝らなければと思い、今度は宛先を何度も確認してから、先輩だけに謝罪のメールを送りました。

翌朝、出社して自分の机に着くと、戻ってきた先輩がまっすぐこちらへ歩いてきました。

私はすぐに立ち上がります。

「昨日は本当にすみませんでした。あんなことを全員に送ってしまって…」

すると先輩は怒る様子もなく、にやりと笑いました。

「おう、平和担当。今日から俺がいるから、平和は終わりだな」

いつの間にか近くに集まっていたほかの先輩たち3人も笑い出し、私もつられて笑ってしまいました。

向かいの席からは、すぐにこんな声も飛んできます。

「平和担当、今日の会議の資料もお願いしますね」

それからしばらく、私は部署で「平和担当」と呼ばれることになりました。

あの誤送信以来、メールを送るときは、本文より先に宛先を何度も確認するようになっています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた60代以上男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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